08/04/12 01:36

後期高齢者医療制度、もとい長寿医療制度の混乱 医療現場はいま!

年金から保険料が天引きになる15日を前にして、マスコミなどもいろいろと報道しはじめました。
それに呼応するように厚生労働省なども対応策をだしてきていますが。。。

保険証が届かなかった人に対する対応が「今月中は古い保険証でも1割とする」ですか。。。。。
これを私は高速で運転中にラジオのニュースで聞いたのですが、一瞬たちくらみましたよ

理由のひとつは、古い保険証番号でほんとに診療報酬が提出できるのか
これは厚生労働省が全国の病院に出したという「通知」とやらをみないとよくわかりません。
(11日現在で、私の勤めている病院の医事部局には届きませんでした)

病院は別にいいんですよ。古い保険証でも1割でも。
問題は来月10日締め切りで古い保険証番号で国保連合会とか社会保険支払基金とかに請求をだしても受け付けてくれるのかどうか。

75歳以上の人は、いままで社会保険の扶養だった人も、国民健康保険だった人も、すべて後期高齢者広域連合の保険になったわけで、古い保険証とはそもそも加入している保険が違うようになりました。

いわば、自動車保険が期限がきれて別の年金天引きの保険会社に契約し直ししたようなもんです。

契約直後に事故起こして、契約前の保険会社に「国がいいと言っている」というだけで保険請求できるもんなんでしょうか

「こんなのうけつけられません」
「だって厚生労働省から通知でてるじゃないですか」
「そんなのそちらの勝手ですよ。うちは関係ありません」
なんていう問答になったりして(笑

いや、病院はいいんですよ、まだ来月までに対応考えればいいのだから。

かわいそうだなと思うのは、病院関係に医事システムを提供しているベンダーさんやIT土方の皆さん。。。
なにしろ、3月からの診療報酬改定が終わって、なんだかよくわからない後期高齢者制度の対応がやっと終わったとおもったら、今度は古い保険証も一ヶ月だけ有効にするシステム改修とレセプトシステム対応、、、
5月になったらまた元に戻して。。。。なんていうシステムの構築や改修はとてもじゃないけどやってられないでしょう。


ああですまーち、ですまーち、ですまーち

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08/04/09 00:18

後期高齢者・・・・名前が変わって長寿医療制度

突然名前が変わりました・・・・ってどうなんでしょうね

確かに「後期高齢者」って「もうすぐですよね」って感じではありますが
新しい名前でもなく、以前から国民健康保険では前期、後期という区分けを
つかってきました。
まぁ政治的判断なので、なにも言えませんが・・・混乱するのは医療機関もさりとて
対象となる75歳以上のご高齢の皆様ではないでしょうか。

「保険証ってなんだね」
「まだ届いていなんだけど」
「この前みせたばっかりだけど」
「難しいことはよくわからなくてねぇ・・・・」

窓口ではこういうお話ばかりなのですが、その上長寿だの、半年据え置きだの、1年凍結だのと政治の都合をいわれても困っちゃいませんか?

と、考えていたら、私の住んでいる近くの自治体では十数人に市町村番号を間違った保険証を配布したとかいうニュースが新聞にでてました。

この制度のために、市町村は1年近く前から広域連合という組織も含めて準備をすすめてきました。
・・・・なのに、間違えるんです。
「お役所仕事」とばっさりきってもいいのですが、そこはお役所、準備だけはしてきています。行き当たりばったりではないのです。
なのに間違える・・・・それを75歳以上のご高齢の皆様に間違えないでとはちょっと言えないです。はい・・・

今月より(市町村によって違いますが)、保険料は年金より天引きとなります。
うちの祖父のところには3ヶ月まとめて引きますという通知がきました。
祖父は「これなんだい?(笑)」と言ってましたが
(笑)が(怒)に変わる人も少なからずいらっしゃると思います。
特に、いままで扶養家族として支払ってこなかった人などは負担増を感じることでしょう。

広域連合も準備してきたなら、もっとわかりやすく説明してくればいいのにと思うのですが
ホームページみても今ひとつわからないんですよねぇ・・・私がみても。
当然のように3月31日以降、新しい情報はないし。
そもそも広域連合ホームページのトップにある下記の図をみて、なにかわかりますか?

「なにか申請しなくちゃいかんみたいだぞ」
「市町村から情報提供されているなら、間違いはないな」
・・・・すでに間違っているのですけど・・・・・・



さて、次回は健康保険と情報化のお話でも少ししてみたいと思います。

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08/04/09 00:17

4月なので医療保険の話

なぜ4月に保険の話なのか。。。
4月といえば、新入学、就職など生活環境が変わる人が多くいます。
生活環境がかわると、医療保険も変わる人も多いものです。
ご存知のとおり、日本人は誰もが公的医療保険にはいらなくてはなりません。
市町村が事務取扱いしている「国民健康保険」
働く人が入ることになる「社会保険」や「組合保険」
保険に入っている人の家族は、保険の扶養者として登録されますし
遠隔地に住むことになった学生さんなどは「遠隔地」と印がつかれた保険証をもらったり。
この保険証は、所属する保険別にふられた「保険者番号」と
それぞれの人にふられる「記号/番号」があります。
医療機関で保険を使うには基本的にはこれらの番号を医療機関に知らせなければなりません。
これが「保険証をみせる」ということなわけです。
生活環境が変わると、この保険者番号や記号番号がかわる場合が多いです。
番号が変われば、当然いままでかかっていた同じ医療機関でも、新しい保険証をみせて
新しい番号を通知しなければ、保険をつかった受診ができません。
ということで、気をつけましょうという政府公報みたいな話でした。。。。
・・・・とここまで至極一般的なのですが、今年4月からは「後期高齢者保険制度」という聞き慣れないシステムがスタートしたので、対象者も医療機関も今、大慌てです。
そんな話から次回していきましょう。

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08/03/08 03:37

伊那市美和診療所岡部先生の話をきく

伊那市役所で開催された「地域の医療資源とセルフケアについて考える」研修会に参加
冒頭の岡部先生の話より
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アメリカオレゴンヘルスプランでは「医療の質」「費用」「アクセス」のうち
2つを選択する考え方がある。
日本では3つをある水準で維持している。
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(私感)
これはすばらしいことですよね。
とはいえ、アメリカ型の医療に向かいつつあるわけですけど。。。
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医療崩壊について市民として何ができるか
「患者中心の医療」から「人間中心の医療」へシフトすることを提案する
医療者と患者が考えながら向上していく医療
小児医療の無料化が自治体で進んでいるが、果たしていいことなのだろうか
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(私感)
最後の無料化の話は常々思っていたこと。
確かに国民皆保険制度も含めて、フリーアクセスの制度はいいことだけど
その行き過ぎは総体的に医療費の向上と医療現場の疲弊につながるのではないだろうか
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健康への医療の関与によって、7〜8%は不幸な結果になることが世界的にも傾向
また成人1000人に対して、専門医が必要とされるような対象者は9人以下。
しかし大学や大きな病院はこの9人のための養成を国の方針によって行ってきている
地域ではより広範囲をみる総合医の養成が必要
またそれ以前で自分で対処できるセルフケアを普及させるべき。
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(私感)
このセルフケアに遠隔医療が生かされるのではないかというのが、昨今の動向。
インターネットなどでは対面診療を基本とする日本の医療制度では対応に限界があるが
予防やセルフケアといった分野ではやり方があると思う。
ポイントはバイタルサインなどの動向や簡易的なスクリーニング検査といった、数値上に表すことができるツールとしてのネット利用以外に、どこまでメンタル面も含めた人を感じさせる部分をシステム的に構築できるかといったところではないかと思う。
機械相手に「あなたは健康です」と言われて、「はいそうですか」と納得できる人はそう多くはないだろうし。
それと、今まで予防事業は市町村が保健婦さん(今は保健師さんですが)を中心に地域で活動してきているもの。
こういう人たちがもっとITツールを使って、より広範囲に、より緊密に、地域と病院などを巻き込んでいけるような政策を地方自治体はとっていくべきじゃないでしょうか。
医療費の補助などといった「金を出して解決」よりも、よっぽど効果的で低コストな事業になると思います。
もっとも人が関わることなので一筋縄ではいきませんが、今までそれを病院などにお任せしてきた結果が、今の医療崩壊の原因のひとつとも言えなくもないのです。

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08/03/04 01:20

救急、どうしましょう

ほんと困ってます。 4月から救急やるドクターいません。  
 
 確かにたいへんなんですよ。救急のドクター。
 ほとんど肉体労働ですし、得意不得意もなく毎日いろんな患者さんがくる
それに似合ったリターンが、物質的でも精神的でもあれば救われるのだろうけど それを見つけられない、フォローされない、それが現状。
 
少しでもなにか軽減して、思う存分、働く職員が能力を発揮できる環境を全員が力を出し合ってつくりあげて、はじめて地域の救急体制は成り立つと思う。

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