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五月病

「五月病」…ストレスと上手につき合うには?
産経新聞 5月8日(火)12時51分配信

◆その日のうち趣味・運動で解消

 就職や入学、転勤などで4月に環境が大きく変わった人がゴールデンウイーク後を中心に、急に元気がなくなる「五月病」。正式な病名ではないが、世間でも広く知られている。要因の一つが、環境の変化による大きなストレスだ。では、そのストレスと上手につき合うにはどうしたらいいのか。(櫛田寿宏)


 ◆なくならないと認識

 横浜労災病院勤労者メンタルヘルスセンター(横浜市港北区)は平成12年から、メールによる無料の悩み相談「勤労者こころのメール相談」(mental−tel@yokohamah.rofuku.go.jp)を行っている。山本晴義センター長が対応し、原則として受信から24時間以内に回答を返信。年間の相談件数は7千件を超えるが、月別(22年)で見ると、3月795件▽4月717件▽5月626件−と、年度末から年度初めにかけてピークとなる。

 山本センター長は「4月と5月は新しい職場が合わないという相談が多い。『昇進して管理職になったが仕事がうまくいかない』という内容も少なくない」と話す。仕事上のストレスによる心の悲鳴は春に増えているようだ。

 五月病のもとになるストレスをどう退治すればいいのか。山本センター長は「ストレスがあるということは、仕事をするうえでも勉強をするうえでも必ずしも悪いことではない。むしろ必要なもので、なくならないと認識し、上手につき合うべきだ」と説明する。

 ストレス解消について、山本センター長は「週末にまとめてではなく、毎日解消する『1日決算主義』の生活を心掛けてほしい」と指摘する。週末にまとめてではストレスを解消しきれず、月曜日がつらい「ブルーマンデー」となり、さまざまなリズムが崩れる懸念があるという。

 その日のストレスをその日のうちになくすには、解消法をたくさん持つことが大切だ。没頭・熱中できることを楽しんだり、自然と触れ合ったりすることが効果的。職場の同僚と愚痴を言い合うのもストレス解消に大いに役立つ。

 ◆1日15分体動かす

 山本センター長は、特に運動の効果を強調する。「1日15分でいいから体を動かしてほしい」。運動習慣がない人はある人に比べ、「陰口を言われているようだ」「何をするのもおっくう」「疲れやすい」「言いたいことがうまく言えない」「寝付きが悪い」といった自覚症状がある傾向が強いという。運動は体だけでなく、心にも良い影響を及ぼす。

 ただ、「営業で外回りをして3時間歩いた」というのはあくまでも「労働」であって、「運動」ではない。仕事から離れて体を動かしてこそ、「運動」だ。

 アルコールはどうか。山本センター長はその効能を評価するが、「男性の中にはストレス解消法がお酒のみという人が多いが、これは危険。酒だけに頼らず、何でもいいから意識して趣味を持つようにすべきだ」とアドバイスしている。

 ■メンタルヘルスのサイト「こころの耳」が情報提供 

 メンタルヘルス・ポータルサイト「こころの耳」(http://kokoro.mhlw.go.jp/)は、働く人の心の健康確保と自殺や過労死の予防のためのさまざまな情報を提供している。

 サイトは、厚生労働省の委託を受けた日本産業カウンセラー協会が運営。メールでの相談を行っているほか、専門の相談機関も紹介している。働く人本人だけでなく、その家族や事業者向けの情報も提供している。さまざまな事例やストレス軽減のノウハウ、関係法令などについても知ることができる。


<スタッフのひとりごと>
子育て中の保護者の皆様の中にも、心当たりのある方がいらっしゃいましたら、当会の電話相談をぜひご利用くださいね。

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