17/02/28 20:48

本田さんの星が帰って来た☆彡

今回は文章がちょっと長くなりますが、
天文学に興味ない方は「読み物」としてサッと流していただいて良いと思います。
日本が世界に誇る偉大なアマチュア天文家、本田実氏の伝記風に書いてみました。
生前に一度でいいからお会いしたかったです・・・
私が本田実記念館(倉敷天文台)を訪問したのは、お亡くなりになった6年後でした。

最近とても充実した生活を送っています。
その理由は中央右下の青く輝く星。

よく見ると普通の星と違って少し大きい丸です。
左上方向に淡い尾があるような・・・

昭和23年に本田実氏が発見した彗星です。
本田氏が亡くなられた今も5年周期で帰って来る、本田氏を永久に記念する星、素晴らしい事ですね!
(大多数の彗星は一度きりで、宇宙の彼方へ消えてしまって帰って来ません)

本田・ムルコス・パジュサコバ彗星。
彗星の名前は、発見の早い順に3名の名前が付くことになっています。
私は今年初めて見ることができました。嬉しくて夢のようです!
上の写真は元日の撮影です。夕方の西空低くに見えました。

今迄は何度もチャンスがあったのに技術が未熟だったり、市街地に住んでいたので星が良く見えず、ダメでした。
この土地は気候が厳しくて住みにくいですが、空が澄んで星がよく見え昔からの夢が叶いました。

41歳当時の本田さんです。倉敷天文台勤務でした。
(彗星ガイドブック;関勉著より)
昭和29年ですから、こんなラフな服装で、飾らない気さくなお人柄を感じさせます。
晩年は幼稚園の園長先生をされていました。

本田さんが戦前から昭和40年頃まで使用していた望遠鏡。
木で自作された四角い筒です。
この質素な望遠鏡で多くの新彗星を発見されました。
(反射望遠鏡の作り方;木辺成麿著より)

倉敷天文台を訪問したときに、実物が展示されていました。
上に並べられたメダルはドノホーメダルです。
新彗星発見者にアメリカ太平洋天文学会から贈られる物です。

※一個の新彗星を発見するのに要する観測時間は正味500時間と言われています。1000時間でも発見できないことがあり、大変な仕事です!

ムルコス、パジュサコバ両氏はチェコスロバキアの人です。
パジュサコバさんはこの分野では珍しく女性です。
厳しい気候のタトラ山地の、この天文台で活躍されました。
(彗星ガイドブック;関勉著より)
今はチェコとスロバキアと別の国になっていますが、この天文台の場所はスロバキア国です。
※彗星ガイドブック、反射望遠鏡の作り方、どちらの本も残念ながら絶版です。

本田さんは敗戦で希望を失っていた日本国民に明るいニュースを提供し、多くの人々を勇気づけました。
そして本田さんは多くの後輩を育て、昭和40年代には世界中の彗星発見の大半を日本人が独占するようになり「彗星ニッポン」と言われるほどになりました。
本田さんが発見した新彗星は12個、新星が11個です。
これは昭和45年当時現役の観測者としては世界一でした。
これらの功績により倉敷市の名誉市民賞を受賞されました。
故郷の鳥取県八東町名誉町民賞も。

有名な逸話があります。
徴兵されてシンガポール滞在中の昭和17年にも彗星を発見し、幸運にもその電報が東京天文台に届き、新聞にも掲載されて、戦地での彼の無事を家族が知ることができたのです。

本田・ムルコス・パジュサコバ彗星は、
1月下旬には太陽に接近して見えなくなり、夕方の空から明け方の空に移動しました。
しかし地球に大接近した2月初旬には悪天候で見ることができず、
その後晴れたので何度も探しましたが、暗くなってしまっていて見つかりませんでした。しかも彗星は毎日少しずつ移動するので、予報位置が発表されていても見つけるのが大変です。

25日には空が澄んで特別に星が綺麗でした。
粘り強く探した結果、霧のように淡く拡散した彗星を、ついに見つけました! 感激です。
この写真ですが、よく見ないとわかりません。中央部に左右に広がった淡い雲のような物があります。
PCの画面を斜めから見ると良く見えます。
10等級で大きさは20分と目測しました。月が30分ですから、それに近い大きさですが、とても暗くて見つけるのは至難のワザです。
今後は地球から遠ざかって急激に暗くなる予報。これがたぶん最後のチャンスだったでしょう。
見つけることができて、本当にラッキーでした!

彗星は太陽に近づくと気化してガスになり、このように大きく広がります。完全に蒸発・消滅してしまう彗星も多いのです。
1月初旬と比べるとまったく別の星のような外観になりました。

このような天体は、天文台の大きな望遠鏡でもなかなか見えないものです。小さい望遠鏡のほうが視野が広いので、よく見えることがあります。

写真は、一番上のも同じですが、望遠鏡は通さずにカメラレンズ(135mmF2.8)のみで撮影しました。
追尾に失敗して星がダルマ型になってしまいました。iso3200で露出31秒です。

彗星は雪玉のような物だと言われています。
水があるので地球上の生命の起源だという説があります。
つまり彗星はたまに地球に衝突するのです!
それほど彗星は数が多い。例えば今年は64個の彗星が予報されています。他に新彗星も来るでしょうから100個以上になると思います。
しかし私が見ることができるのは、たぶん3〜4個でしょう。
今は、地球に衝突する心配のある彗星や小惑星をいち早く見つける目的で、巨大なロボット望遠鏡が次々と彗星を発見します。
本田さんの頃と時代は大きく変わりました。

私が彗星用に使っている望遠鏡です。
視野が広くて、オリオンの三ッ星が同一視野に入ります。
いろんなメーカーのパーツを組み合わせて自作したオリジナル品で、とても使いやすくできています。
黒いプラ板は周囲からの邪魔な光を防ぐための物です。
昭和初期に流行ったようなレトロなデザインにしました。
いわゆるイギリス式というタイプです。最近はすっかり姿を消してしまいました。
口径13cmなので普通なら重量15kgぐらいのところ、7kgに軽量化しました。片手でひょいと持ち上げて外へ持ち出すことができ、急に晴れたときにもすばやく対応できます。

本田実氏についての詳細情報は、こちらのサイトにあります。
星尋山荘
http://www8.plala.or.jp/seijin/
学歴については書かれていません。今では考えられないことですが、昔はご本人の力量が高ければ、学歴や資格に関係なく天文台の職員として採用されたのですね。
これは少年時代の本田さんが京都大学の山本一清博士のご指導を受け、熱心に観測報告をされたのが大きかったと思います。
山本博士は謙虚な方で、権威主義とは正反対の、真に偉大な先生だったという話です。多くの若者を自宅に招いて懇切丁寧にご指導され、天文台に住み込みで働く若者もいたらしい。

本田氏の後継者として、大きな功績を上げられた関勉氏も池谷薫氏も、大学は出ていません。他にも立派な方々が大勢おられます。
無給でボランティアで世界的な研究・発見をされる方が多いです。これは日本の天文学界の素晴らしい底力だと思います。

天文学の各種最新情報はこちら。
アストロアーツ
http://www.astroarts.co.jp/index-j.html

 

さて、今回はカタい話になってしまったので、トラちゃんのお尻尾とお手手をどうぞ〜♪
トラちゃん、将来は天文学者かな?(笑)
今はまだ小学校5年生で〜す(=^・^=)

先日の朝、テラスにこんな可愛い足跡が!
誰でしょうか?
本をめくって調べてみたら、どうやらリスちゃんのようです。
リスにしては足がずいぶん大きいですが、4つ同時に着くのはリスなんです。
このへんのリスは大きくて、ウサギほどもあると言ったら大げさですが、意外と大きいんですよ。
外にピーナツを置いてありますが、全然食べる気配ありません。

最後まで見てくださって、ありがとうございました。

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16/12/15 15:48

サクラちゃんの望遠鏡

初級者用天文書の著作がたくさんある、藤井旭さんの

”天文犬チロ”は有名でした。
記念のTシャツ持ってます〜^^¥
 

うちのは”天文猫”か?

12月19日はサクラちゃんの命日です。
トラちゃんのお姉ちゃん(妹?)
あれから3年になります。

その少し前に買ったレトロな天体望遠鏡。
リサイクルショップで見つけて、
そのときは店長不在で値段がわからなかったので、予約しておいて再度訪問しました。
この貴重な品、廃業したメガネ店から発掘したそうです。

このときはサクラの病状はかなり悪化していて、少しも家を空けられないような状態でした。
とても心配でしたが、急いで買いに行って来ました。
お値段は伏せておきますが、
レア物、元箱入り、程度極上の割には安かったです。
ヤフオクなら恐ろしい高値が付くかもしれません。

家に帰って来たら、サクラはまだ無事でした。
新しい物を買って来ると、いつも早速検品するのですよ。
そのときの写真を撮ってなくて残念ですが、
あのときも、ちょうど、このようにして検品しました。
(これはずっと前に買った別の望遠鏡です)
「これは上物だね。部品は全部揃っていて欠品なしだ」
「これ、サクラちゃんのオモチャにしてもいい〜?」
「転がして游ぶんだよ〜♪そしてお布団の下に隠しちゃうんだ」

 

サクラちゃんはトラちゃんにとって、本当に良いお姉ちゃんでした。
献身的にペロペロしたり、肩もみしてくれました。

野良猫生活だった頃は、たぶんゴミ袋を破って取って来たのでしょうけど、トンカツとかイカとか鯛とか、自分では食べずに持って来てくれました。
でも砂まみれになっていたので取り上げて、もっとずっと良いご馳走を食べさせてあげました。

うちの子になってからも、
トラちゃんが先に食べて、サクラちゃんは後。
後ろでじっと待っていました。
お皿が空っぽだと、トラちゃんは怒って「ガチャ〜ン!」
ひっくり返すのですが、

サクラちゃんは、空っぽのお皿をじっと念を込めて見つめていました。
念力で餌を出そうとしているみたいですよね(笑)

さらに賢いのは、餌の入った容器をコロコロ転がして、何とかして中身を出そうとしていた事です。
トラちゃんは空っぽの皿にばかり固執していて、餌の容器には気がつきませんでした。

 

昭和44年の天文雑誌の広告です。
うちにあるのは、この真ん中の機種です。
当時の33,000円というのは大金でした。
給料1ヶ月分に近いくらい。
広告の写真は通常は試作品なので、市場に出るときには若干変わっている事が多いです。
うちのも改良(実は改悪です)されて一部変更になっています。

子供の頃は、クリスマスの朝目覚めたとき、
枕元にこんな望遠鏡があったら・・・
そういうのが夢でした。
今大人になって、当時の夢が叶いました。

この望遠鏡、わずかな期間だけ世に出て、すぐにモデルチェンジしてしまったので、出回った数は少ないはず。
倉庫に眠っていた輸出の売れ残りを、国内でさばいたのではないか?と思います。

白とグレーと、三脚はこげ茶色。
美術品のような優美な姿です。
応接間に飾ればインテリアの飾り物として美しい!
当時はアポロ宇宙船の月着陸など、宇宙時代という言葉が流行った頃。
天体望遠鏡は一種のステイタスシンボルのような存在でした。

見た目はとても良いのですが、実際に使ってみるとは性能はガッカリでした。
地上の風景は見えますが、天体はほとんど見えません。
一応ピントは合いましたが、月のクレーターも土星の環もダメ。虹色にぼやけてヘロヘロでした。星は点にならず虹色の尾を引いて見えます。
横に付いているミニ望遠鏡(星に狙いを定めるためのファインダー)
のほうが、解像力が良かったです。
ファインダーが妙に大きくて立派なのが、本末転倒的で笑えます。
これが重すぎるため、カメラを付けた状態ではバランスがとれず、ひとりでに動き出してしまいます。
しかも、見た目は頑丈そうですが、手でちょっと触れると角度が狂ってしまい、ファインダーの役目を果たしません。
つまり、見たい星が見つからない (-_-;)
月を導入するのも大変でした。いくら調整してもすぐに狂う。
こんな物を当時大金を払って買った人は、ひどく落胆したでしょうね。

ファインダーは自作の小さい物に交換しました。
こっちのほうが、ずっと実用的です。

対物レンズは他のメーカーの一流品に交換しました。
他の機械部分もネジの長さが足りなかったり、寸法が違っていて固定できなかったり、クランプが反対側に付いていて手が届かなかったり、不良箇所が大変多く、
これでは素人さんには使える代物ではなかったなぁ〜
と思いました。
半年もかけてあちこち直して、ようやく実用できるようになりました。
そしたら、とても使いやすい良い器械になりました。
元々のポテンシャルは高かったのです。
筒は綺麗に塗装し直して、ピカピカにしました。
私の所に来なければ、単なる粗大ゴミとなっていたに違いありません。
これも何かの縁ですね〜

たまたまこの一台だけが不良品だったのか、当時売られていた物が全部不良だったのか?
わかりませんが、たぶん不良品が多数発生したのでしょうね。
それですぐに販売を中止して、新型にバトンタッチしたのでしょう。
私は昔この業界にいたので、裏事情はだいたい想像がつきます。
この品物は上の広告のカートン光学と同じ品物のようですが、ケプラーという別の会社の扱いになっていました。
カートンは今も健在ですが、ケプラーという会社は今は存在していません。
しかも銘板に刻まれたメーカー名は「PRINZ」とかいう聞いたことのないブランド名になっていました。
これは輸出用のブランド名だったのでしょう。
あちらで販売を担当する商社の名前かもしれません。
ケプラーが雑誌に広告を出したのはわずかな期間でした。
いろんなメーカーの製品を扱っていました。扱うメーカーが次々と変わりました。

カートンは望遠鏡は本業ではなく、本業はメガネのフレームだそうです。今はタイ国に工場があります。
(私がこの業界にいた頃カートンは商売敵で、メガネ店で売り場の争奪戦をしていました)
たぶんケプラーが売れ残りの在庫処分を引き受けて、一時的に販売したのでしょう。
住所を見ると、東京下町のご近所どうしでした。皆さんお友達だったのでしょう。
ケプラーって早い話がバッタ屋か?
寅さんのバナナの叩き売りみたいなノリです。
会社の場所がアメ横の近くだったからねぇ、ナルホド納得(笑)
俳優の渥美清も、若い頃は実際にアメ横で販売員をしていた経験があるそうです。
※バッタ屋というのは、倒産した会社の商品や、売れ残った不良在庫など、「訳あり品」を販売する店の事。
「全国バッタ屋総覧」という分厚い本を見たことがあります(汗)
質流れ品を販売する百貨ストアもバッタ屋です。
今風に言えばリサイクルショップです。
「もったいない精神」で無駄を省きゴミを減らし、資源と環境を守る、重要な業種です。

この望遠鏡を実際に作っていたのはカートンでもケプラーでもないとすると、どこで作っていたのでしょう?
当時は、零細な家内制手工業の下請けメーカーがたくさんありました。
光学産業が輸出の花型だった時代ですからね。
戦後の復興の重要な担い手だったんです。
アパートの一室で作っていた「四畳半メーカー」夫婦2人だけの「父ちゃん母ちゃん」の工場も多くあったそうです。
実は私も、もっと昔に生まれていたなら、そういう仕事をしたかったんです。

今は東京下町の玩具的な光学産業は衰退してしまいましたが、
昭和30〜40年代は古き良き夢のある時代でした。
当時にタイムスリップできたら、東京の下町を探検してみたいです。
面白そうなのは台東区・足立区です。
この地域には今も玩具メーカーやオモチャ問屋が多い。葛飾区も。
一方、本格的な光学メーカーは板橋区に多かったのでした。

 

サクラちゃん、もし人間に生まれていたら、
大学教授・天文学者になっていたに違いありません(笑)
本が大好き。

向学心に燃えて勉強机に向かうのですが、
背が低いので机に届かず(笑)
でも向学心に満ちた目の輝きは本物ですね〜
 

望遠鏡の番をするサクラちゃん。

 

トラちゃんも望遠鏡が好きで、
このように取っ手をつかんで一生懸命回転させようとしています。
つまり、猫の天文台勤務の天体望遠鏡オペレーター。

 

私が望遠鏡の工作をしていると、サクラちゃんは監督さん。
工具や部品の管理をしています (^_^;)
そしていつの間にかネジとか部品とか工具など、
お布団の下に隠してしまうのでした(~_~;)

この望遠鏡、一生の宝物です。
サクラちゃんからのクリスマスプレゼントだったのでしょう。
この季節になると毎年箱から出して組み立てて、部屋に飾ります。
とてもHappyで華やか、クリスマス気分になります。
サクラちゃん、ありがとう!

時々月や星を見て楽しみます。
先日はアンドロメダ座ガンマ星が、とても綺麗に見えました。
金色の明るい星のすぐそばに、小さい青い星がくっついているんです。これがまるで宝石サファイアのような色!
この星、今の季節は夕方の西の空高くに見えます。
今お見せできる写真がなくて残念です。
今度写真を撮ってみますね〜

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16/10/10 10:51

星の世界

この写真は一夜だけ晴れた9月24日に撮影しました。
このときは台風一過の晴れ間だったのかな。でも星が見えたのはわずか1時間ぐらいで、すぐに曇ってしまいました。
この続きを撮ろうと思っていますが、その後全然晴れません。

これは北アメリカ星雲。
中央部の星雲が北アメリカの地図のように見えませんか?
右側の明るい星ははくちょう座の1等星デネブです。

はくちょう座はとても星数の多い場所なんです。北アメリカ星雲は肉眼でもうっすら見えました。秋の宵には西の空に見えます。
星の数は肉眼ではとてもこんなには見えません。カメラの感度が良いおかげです。

 

このカメラで撮りました。
普通のカメラレンズで、105ミリですから肉眼よりちょっと大きく見える程度。
今年の春リサイクルショップで2300円で買った物ですが、最高の性能!これは掘り出し物でした
星を撮るにはオートフォーカスもズームも必要ないので、大昔の安いレンズのほうが良いかもしれません。

ブレ防止のため、上に自作の金具を付けて昔の機械式のレリーズを取り付けてあります。天体写真の場合、直接シャッターを押すとブレて失敗します。
普通は電気式のリモコンを買うのですが、お金の節約です。

 

右上に赤い星雲が写っていますが、ここがはくちょう座の中心部です。
下のほうに面白い形の星雲があるのですが、残念ながら外に外れてしまいました。ということで、失敗作。
ですが、この場所は星数がすごく多いので面白い写真になりました。
肉眼で見えない星雲を撮る場合には、事前によく調べておいて慎重に狙いを定めて撮らないと・・・これは難しいです。

天体写真は長年やってますが、こんなに撮れたのは初めてです^^¥ カメラの性能が良くなったおかげです。
この夜はたまたま空の透明度が良かったのと、カメラや追尾装置など機材の状態が良かったのでした。
今度は何を撮ろうか? 楽しみになってきました。

 

庭に咲いているリンドウの花です。
天気の良い昼間に開花し、夜や曇りの日には閉じます。
散ることなく、開いたり閉じたりを何度も繰り返して長い期間楽しめる花です。
元々生えていた自然の物を保護して増やしました。
長野県の県花で、標高1000mぐらいの高原に咲く花です。
花屋さんに売られている物とは別物だと思います。

 

野菜直売所で買った大根の間引き菜です。
100円で大量に入っていました。今が旬です。
これが旨い旨い\(^o^)/
味噌汁・うどんなど和食全般に利用できます。
買って来てすぐにサッと茹でて冷蔵庫に保存すれば、数日間利用できます。

 

サクラちゃん、若い頃は喜んでお散歩に行って木登りをしました(*^o^*)/ 

もちろんトラちゃんも一緒です。この頃は丸々太っていて健康でした。
この松の木は途中にちょうど良い見張り台がありました^^¥

 

ところが3年前の秋、台風が来たときこの木は途中からボッキリ折れて倒れてしまいました。
その2ヵ月後、サクラちゃんもお星様になってしまったのです。

今は片付けられてこんな状態です。

 

秋も深まり太陽が低くなったので、夕方にはベッドの上まで日が当たるようになりました。
トラちゃん、おはよう! 夕方なのに、まだ眠ってる(^_^;)
西から昇ったお日様が〜♪ 天才バカボンですねぇ(≧m≦)ぷぷ

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16/09/02 04:36

台風一過の星空

これはアンドロメダ大星雲です。
こんなに撮れたのは初めてです!
月の6倍以上の大きさがあるので拡大する必要はありませんが、淡いので撮影はなかなか大変。

昨日は何ヵ月ぶりかで星が綺麗に見えました。
アンドロメダ大星雲が肉眼でも良く見えました。
この土地は晴天率が低いので、こんな夜は年に数回だけです。
だいたい、そういうときに限って酒を飲んで寝てるんですよね(苦笑)
またこの次のチャンスに・・・
そう思っているとチャンスは来なかったりします(~_~;)

夕方は疲れていて眠くて、空の状態もあまり良くなかったので一旦寝てしまいましたが、明け方に目覚めたら綺麗な星空でした。
元気を出して機材の準備をして、撮影しました。
星の写真は準備と後片付けに大変な手間がかかって、疲れます。2〜3枚撮影するだけでも1時間、いや2時間はかかります。
これがその機材です。

拡大する必要はないので、天体望遠鏡は使いません。
カメラのレンズで撮影します。
このカメラはニコンD40。10年前のモデルですが、安上がりに星の写真を撮るには一番良いというので中古で買いました。星を撮るときには、とても感度が良いです。同じニコンでも他のモデルじゃダメだったりします。カメラ選びは難しいです。
モーターで星の動きを追尾する仕掛けになっています。これの調整がかなり面倒。上のミニ望遠鏡で動きに狂いがないか星を見ながら監視します。
ブレがこわいので三脚は頑丈にしてあります。
iso感度1600で露出時間は6分です。露出時間8秒以内なら普通の三脚でも撮れますが、星の動きは意外に速いのでそれ以上になると追尾が必要になります。

こちらはさんかく座のM33。
これも大きくて月の2倍ありますが、大変淡くて天体望遠鏡でも見つからないことがあります。
視力の良い人は肉眼でも見えると言いますが、私には無理。
260万光年ですから、銀河としては一番近いほうです。ちなみにアンドロメダ大星雲は230万光年で、お隣の銀河といったところ。
他の多くの銀河は4000万光年とかで、小さな米粒のようにしか見えません。

撮影中に夜が明けてきてしまい、撮影を中止。
露出時間4分です。もう少し時間をかければ良く写るはず。
天体写真は疲れます(^_^;)
怠慢な私には向いてないと思います(-_-;)

 

明け方にはストーブが必要な気候になりました。
上でお湯を沸かしたり、一石二鳥とても便利で安上がり。ガス代がいりません。お湯はとても早く沸きます^^¥
おまけに部屋の空気が乾燥するので除湿機もいらなくなり、電気代も節約できます。

 

可愛いチビガエルが少しづつ陸に上がって来ます。
発育にかなりバラツキがあります。
早くしないと!冬眠の季節まであとわずか。カエルは10度以下になると動けなくなってしまうそうです。
こんなチビでまだ尻尾もあるのにジャンプ力はすごくて、敏捷にピョンと逃げてしまいます。

 

栗が実ってきました。

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16/07/31 07:44

もったいない精神で

6月の話になりますが、恒例のリサイクルショップめぐりで珍しい物を見つけました。

昭和46年の天体望遠鏡です。
当時の安物しかもすごく汚いジャンク品で、980円の値札でしたが、当日は特売日だったので3割引きで741円でした^^¥
捨て猫を保護したような気分でした(=^・^=)

しかしまあ、一般のお客はこんなゲテモノは買わないでしょうね(笑)
700円も出せば美味しい定食が食べられますから。

家に帰って昔の雑誌を調べてみました。
そしたら、当時の広告がありました!
12,000円です。
当時の貨幣価値としてはかなりの金額ですが、それでも同クラスの製品と比較すると安物です。(普通は2万円ぐらい)
各部がプラスチック製で玩具のような品物です。
ですが、このメーカーは高性能だと知っていたので、期待して買ったのでした。
珍品という意味では価値があるレア物です。
ここだけの話。マニアが集まるサイトには秘密にしてあります(笑)

全体を雑巾で拭いて汚れを落としました。キズだらけでした。
レンズは綺麗でした。レンズ枠はプラ製でした(^_^;)
筒の内部も黒く塗ってありませんでした。

安物なのでレンズはコーティングしてなくて白く光っています。
高級品は反射防止コーティングされているので、カメラレンズのように青や緑色の反射光です。
※コーティングは見た目が良く素人受けしますが、性能にはあまり関係ありません。むしろ天体用の本当に高精度のレンズは、コーティングしないほうが良いとの事です。これは昔の話なので、今はどうか知りませんが。

目標物を導入するためのファインダー。
見え味最悪で視野が狭く使い物にならなかったので、自作の高性能ミニ望遠鏡に交換しました。
車磨き用のコンパウンドで磨いたらこんなに綺麗になりました。

プラ製で強度不足、ガタガタだったので、廃物利用で金属製の部品を自作して交換しました。
設計ミスでバランスが悪く、上に向けると止まらないので、
重心を回転軸にできるだけ近づけるように改良しました。
上に向けても三脚にぶつかりにくいように、横にオフセットしました。
どうして最初からこういう設計にしないのでしょう?コスト的には変わらないのに。頭の悪い設計者ですねぇ(笑)

回転する滑り面もちゃんと平面になっていなかったので、滑らかに回転して安定するようにヤスリがけしました。
やっぱり安物はダメですねぇ。
クランプ(固定ネジ)をしっかり締めるために、鉄板を手作業でヤスリで加工して六角形の穴を作り、ピッタリはまるようにしました。
恐ろしく手間と根気が必要(^_^;) ですが、大量生産品にはできないワザです。
江戸の伝統工芸のようなものですね(笑)
大改造で、ようやく実用できる物になりました。

安物なので設計者も玩具のつもりで作ったらしく、欠点だらけでした。
だいたいにおいて天体望遠鏡ほど不完全な商品はありません。買って来てそのままの状態では実用にならない物が多いです。だから、すぐに飽きて捨てられてしまうのです。

 

道端でこんなのも見かけました。
外で雨ざらし。ミジメですねぇ。
これは私が勤務していた会社の製品で、ちょうど私がいた頃の物です。悲しくなってしまいました。当時43,500円でした。
これは救出できませんでした。

 

月を見ました。
想像していたよりはるかに素晴らしい見え味です!
これまで高級品多数見て来ましたが、それらと比較してもこれは最高!!
こんな小さな望遠鏡で(望遠鏡の性能はレンズ口径で決まります)こんな鮮明な写真が撮れたのは初めてです。
まさにお宝発掘でした〜(*^^)v

同じコマから部分拡大です。
土星を見ると、上の雑誌の写真と同じぐらいに環の細部まで鮮明に見えました。

美しい星々でも、ただ見て楽しむだけでは、すぐに飽きてしまいます。
より鮮明な写真を撮るように頑張ったり、木星や火星の表面模様の変化を記録したり、変光星の明るさの変化を追跡したり、新彗星が出現したら追跡したり・・・楽しいです。
自分の名の付く新彗星を発見するのは、今の時代不可能に近いと思いますが。

いったん捨てられた物ですが、私の所に来て復活させられて良かったです。
重量たったの3.5キロしかしすごく頑丈。シンプルisベスト。気が向いたときにすぐ使えて便利です。末長く大切に使いたいと思います。
物にも命があるって、本当にそう思いました。
だからリサイクルショップめぐり、やめられません(汗)

 

番外編。
自動車屋のネコちゃん。
名前はフクちゃん、男の子。捨て猫を保護して、もう9歳になったそうです。みんなに可愛がられて幸せいっぱいです (*^o^*)/

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