18/08/23 21:38
叙勲 -祝賀会編-
平成30年度、春の叙勲において消防功労で瑞宝単光章を授与された。
本来自分ごとき何の実績も持たない人間が62歳でいただけるものではない。実に消防団の力のすごさを感じた。いずれにしても消防団員、地域や職場の方々、家族の支援があって初めていただけるものである。
今回は祝賀会の様子を書いてみる。
小谷村消防団ではすでに10人余りの方が受章されており、祝賀会もある程度形が出来上がっている。
主催者は団長OBの集まる纏会(まといかい)の内から、自分と時期の近い団長OB、それにそれよりも若い団長OBが発起人となって開催する。
娘が編んでくれたラッパたりたりと母が記した歌。
これを勲記とともに受付に飾った。
当日は見事な秋晴れ。8月だが気候は秋晴れ。これは会場ホテルの窓からのスキー場風景。
受付は現役消防団幹部があたってくれた。
出席予定者100人、1万円会費でのパーティーである。
主役の入場。さながら2回目の結婚式ともいえる贅沢な気分で先導発起人の後に続く。
自分も先導をやったことがあるが、緊張するものである。この日も前を行く先導はカチカチに緊張していた。それを見て主役はむしろ気楽に、入場の歩をゆっくりと進める。
発起人会長のあいさつ。
このあと、村長、県議というはるか雲の上の方々が自分のために祝辞を述べてくれた。
お礼の言葉を述べさせていただく。
語りたいことは概ね頭に項目別にあったが、文章に落としたのは前日。
最も話したかった、尊敬する亡き元団長の話が出来てよかった。
目の前の100人の列席者が自分に注目してくれている。そんなことがありがたく、おちついた挨拶ができたと思う。もっとも横で立っていた妻は皆様の視線にかなり緊張していたようだ。
祝賀の式典が終わり、祝宴に入った自分たちのテーブル。
いずれの方々も本当に尊敬すべき来ていただきたかった方ばかりである。
会場の様子。
さてこの祝賀会で自分的に最も楽しみにしていたのが吹奏楽のアトラクション。
白馬の吹奏楽団「山の音楽家」、小谷のおたり吹奏楽クラブ、両方に属している自分としてはぜひ合同バンドでやってほしかった。
幸いにして指揮者は両方とも長沢先生であるので、先生の指揮で合同演奏をしてもらうことができた。ドラムセットはどちらの団にも属さない有志の方。
自分のために集まってくれた30名のメンバー。出前アトラクションとしても、叙勲祝賀会のアトラクションとしても前代未聞の規模である。
息子も本日の飛び入りで仲間に入れてもらった。もちろん自分も燕尾服を脱ぎ捨てて吹いている。
息子とのアンサンブル。
これがやりたかった!これだけ大勢の祝賀会で息子とのデュエットを吹かせてもらえる!まさに至福のひととき。叙勲を受け、その席で夢のアンサンブルを演奏できる、こんな幸せな人間はほかにはいまい。
曲目はアルプスの少女ハイジのテーマ、おしえて。それとふるさと。
やっぱり相手はレプリカのせいか、実に合わせやすい。息子は遠く広島在住なので、合わせたのは夜だけ4日。さてどう聴こえたことか。
消防ラッパとのコラボはおたり吹奏楽クラブ。以前ステージでやった消防メドレーそのものである。
やっぱり消防関係の祝賀会であり、吹奏楽のアトラクションとくればこのメニューは欠かせない。
吹奏楽の皆様、消防らラッパ隊の皆様、この日のために何日も練習時間を割いていただき、会場を盛り上げてくださったことに感謝します。なにより親子アンサンブルを仲間に入れてくれてありがとうございました。
怪しげな人たちが入ってきた。
叙勲祝賀会恒例の最終アトラクション「喇叭呑み!」
見れば右手に持つのはラッパだけではなく、徳利であったりビール瓶であったり。
参加するのは主に現役消防団幹部、纏会、それに会場の有志。
開始の合図に競馬ファンファーレを高らかに鳴らす。
指揮をとっているのは前ラッパ長である現副団長。
ラッパで行進曲を一曲吹く間にラッパ飲みをする。途中で空になったとばれれば即座におかわりが来る。
今回は3回戦であった。
そして盛会のうちにお開きとなり、再び先導の千鳥足について退場。
ひととおりお客様を送り出した後、自分を待っていたものは。。。
胴上げ!
胴上げなんてしてもらうのは、それこそ結婚式以来。
現役団員の力強い手を感じながら宙に舞う私は、まさに舞い上がっていた。
本会が終わった後、発起人などご苦労いただいた人を労う会をこの辺では「しんのよび」という。
酔ってはいられない。この方々にしっかりお礼を申さねば。
発起人の皆さん、本当にありがとうございました。また、ほとんどの段取りをほぼ完ぺきにこなしてくれた消防主任さん、ありがとうございました。
皆さんのおかげで私の人生になかでも一世一代の大行事が無事終了しました。
この日は帰らず、夜は来てくれた小中時代の同級生と一献交わす。
先生も遠路お運びいただきありがとうございました。
夢のような一日は瞬く間に過ぎ、翌日になれば「兵どもが夢の跡」である。
次回はこの日以前の叙勲関係のことを書いてみよう。
ありがとうございました。
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17/06/22 20:55
愛車逝く
日産ティアナ250。
平成15年車。
平成18年に中古で購入、以来10年余り愛用してきた。
とっても具合がよく性能もよく、スタイルも乗り心地もこれ以上ないクルマだった。
特に冬は安定性がよく、電気系統も申し分なく安心して乗ることができた。
小海町へ雪上トライアスロンに出かけた零下15度の早朝。
名古屋での娘の結婚式会場にて。
今年の長野マラソンにて。
完走できず、疲れ果ててクルマの中でぐったり。
今年春、妻のエブリィがダメになり、最近スペイドの新車を購入。
この時点で実はティアナは必要なくなった。
子どもたちがいなくなって遠乗りする機会もなく、運転手もいないのに車ばかりあっても困る。
妻の足代わりのスペイドがあれば遠乗りもできる。他に軽トラがあれば十分。3ナンバーのクルマが1台あれば車税、車検、保険などの維持費だけで年間15万円程度の経費がかかる。ティアナを手放そうかとも考えていたのだが、まだまだ魅力たっぷりのこのクルマを手放す決心はなかなかつかない。
初年度登録からはすでに14年が経過しているので査定は当然鉄くず、しかし同じクルマを買おうと思えば20万くらいはかかるだろう。
ディーラーとティアナを手放そうかと相談しているときにそれは起きた。
スペイドが納車されて数日、ティアナの後ろでキュッキュッと音がする。それ以外におかしい点は感じなかったが、気になったので工場で診てもらった。
工場の答えは、こりゃダメだわ・・・
サスペンションを支えるフレームが老朽化で陥没していると。修理方法はない、とも。
はぁ〜、こんなに見かけも性能もいいのにダメなのかぁ。
去年軽トラを車検に出したら、限界だと帰ってこず、今年の春はエブリィを修理に出したらそれも返らず、そして今回はティアナが逝ってしまった。
ディーラー前で愛車との最後の撮影。
本当にいいクルマだった。
こういうものにあまり執着しないタイプなのだが、今回は心が残る。
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17/05/06 22:59
糸魚川にて
今年のゴールデンウィーク。
5月3日〜7日までの5連休。自分では世を捨てて目いっぱい百姓したい休日。しかしわがままばかり言ってるわけにもいくまい。
3日は一応勤務ということで、塩の道祭り小谷村の日に歩荷スタイルでコースを歩く。
4日、百姓。&広島から帰宅する倅を糸魚川まで迎えに行く。&夕方からは家で法事。飲みすぎでつぶれる。
5日、百姓。&地区の春作業と春祭りでまた飲む。
6日、あいにくの雨のため百姓は少々。&広島に戻る倅を糸魚川まで送る。元気でやれよ。
糸魚川駅。
中をちょっとお散歩。
糸魚川駅ジオラマ。日本海口(北口)からアルプス口(南口)と市役所を見ている。
少し離れたところにあるスーパーのテナント。糸魚川に来た時、都合が合えばここで頭を刈る。安いので(^^;)
駅で出張販売していた糸魚川のソウルフードともいえる牛乳パン。
このレトロなロゴマークがまたいい。
パンと一緒にTシャツと笹ずしも購入。今度糸魚川付近のレースにこのシャツで出てみようか♪
7日、ようやく100%百姓の予定だが畑が雨でぬれてしまった(/_;)・・・作付けできるかな。
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17/03/18 21:23
卒業式
春。
各地一斉に卒業式シーズン。
残雪深き小谷村でもこの日、好天に恵まれた中で小学校と中学校の卒業式が行われた。一応来賓として参列させてもらった。
小谷小学校の昇降口。
新しい中学の制服に身をつつんだ卒業生とその父兄がうれしそうに集う。
この小学校が開校して10年余り。
校歌は作詞作曲とも谷川俊太郎・賢作の父子という巨匠の作であり、小谷をよく表した歌詞と歌いやすく個性的なメロディが合わさってとてもよい曲である。
立派な校舎ではあるが、児童数は年々減少しており、今年の卒業生は18名。
そして午後は中学校の卒業式。
小さな村の小さな学校。小学校、中学校ともに1校ずつなので参列者の都合も考え、午前と午後に分かれて一日で式を行う。
中学の卒業式に出るのは何年ぶりだろう。おそらく次男が卒業した時以来だから10年近く前。
その前の10年近くの期間は毎年来賓として参列していた。長女の時はPTA役員で、長男の時は消防団で、そして次男のときに初めて保護者席に座った。
小谷中学校。
校庭にはまだこの雪山。
こちらも正門では卒業生とその父兄などが記念撮影でにぎわっているが、小学校と違うのは一緒に写真に入るのが先生であったり、友達の場合が多い気がする。
小谷中学校の校歌は島崎先生、飯沼先生による名曲である。
過去何年も参列させてもらったので覚えてはいるが、なにぶん三部合唱のため校歌としてのメロディがどの部分なのか分かりにくく、来賓席で歌う人はあまりいない。
子どもたちは大きな声で、それも男子の生徒の声がよく聞こえてきた。
そして全校合唱は「旅立ちの日に」
ずいぶん古い曲の気がするがとても卒業式らしい好きな曲である。
卒業証書授与式。
卒業生を送り出す厳粛な式典であるから当然であるが、言葉のすべてに「辞」がついている。
開式の辞、教育委員会告辞、学校長式辞、来賓祝辞、在校生送辞、卒業生答辞、保護者代表謝辞、閉式の辞、というところか。
会場から卒業生を送り出すときに流れたBGMが心に残った。
夢も希望もいっぱいに巣立っていく子どもたち。自分にも覚えのあること。
がんばれ!
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17/03/06 22:09
土谷分館の冬
3月初の日曜日はいつも土谷分館主催の冬の交流会。
今年は去年と違って十分な雪があり、天候にも恵まれ・・・と思ったが、そりのコースに予定していた道路に雪がない!
あまり通らないこの道路、地元にお願いして雪をためておこうと思ったのだが、その後雪が降らなかった。
ー 前日のこと ー
そこで急きょこの騒ぎ。
こんな大掛かりに、あっという間に雪を動かしてしまうのも小谷村の実力というべきか、土谷分館の実力というべきか、いやきっと雪国では日常のことだ。
そしてできたのは全長約50mのそりコース。
丁寧に塩までまいている。
そしてメイン会場では除雪機で雪を踏み固め、さらにカンジキで均している。
なんてズクのあるおじさんたち。
明日のおもちゃたちの一部。足丈(アシタケ)もいくつか準備した。
夜。
その日猟に出ていた仲間からイノシシのレバーが届いた。
これ、意外とうまい!酒が進んでしまった。
下の画像は先週行われた中土スキー大会での一コマ。
足丈を持っていってみた。
なにこれー!
どこかで売ってるの?
初めて見た!
これほしー!
ということで彼女に一足進呈。
ー 当日 −
自分は都合で出られなかったので画像だけもらった。
楽しそうでホッ。。。
今年もファットバイクの新井さんにご協力をいただいた。
なにやら人気絶頂の様子。コンディションも最高!
で君たちはなにしてるの?
本当に土谷はいいところです。
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