12/08/13 21:09

お盆

迎え盆。

8月13日、毎年お隣さんと呼び合ってお墓の見えるところで迎え火を焚く。

小さいころ、こうして火を焚きながら隣のじいちゃんが話してくれた。

「今日は年に一回、ご先祖様の帰ってくる日だ。お墓から家まで迷わず来れるように、火を焚いてご先祖様を案内するのだ」。

幼子は無邪気にきき返す。

「ほしゃ、火ぃ焚いてる間にご先祖様そこ通ってくるが?」

「おお、ほれ、そこに見えるずら。ご先祖様えんでくるが。われ、家行きゃあご先祖様が来てるでな、お参りしねえじゃだめだぞ」。

 

そしてお盆の仏壇にはきゅうりで作った馬、ナスで作った牛(精霊馬・しょうろううまというらしい)を備える。

馬は足が速いから、それに乗ってお墓から早く帰ってくるように、牛は頑丈だから帰りに背中に供物を載せていくようにというような意味らしい。

そして今わがやにおいでになってるご先祖様は3日間ほどゆっくりと過ごし、16日にお帰りになる。

その時はまた、道に迷わぬよう送り火を焚いてお送りする。

 

昔から営々と受け継がれてきた行事、信仰があるかないかは別としても心の拠り所であり、自分を省みるきっかけであり、田舎の生活が息づいている。

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