12/12/15 13:25
除雪機
いまや雪国にとって生活必需品である除雪機。
これが除雪以外なにも能がないくせに高い!
相場は概ね1馬力10万円。今はもう少し安いか。
わが家で使わせてもらっているのは27馬力。単純計算だと270万円ということになろうが、220〜230万円くらいだろうか。
へたなクルマよりも高いものをそうそう個人で買えるものではない。
そこで小谷村が20年以上前から補助金を導入し、各集落に何台か配置するようになった。
集落に若干の負担金を課したうえで集落全戸の要望ということで配置される。
しかし、需要に予算は追いつかず待ちくたびれている集落は多い。
わが家はその1台を使わせてもらっている。
使用料については各集落で設定することになっており、時間で取るところ、回数で取るところ、無料のところ、さまざまである。
わが集落は1時間1500円と決めてあるが、結局共同で使うことの都合悪さに個人で購入する人もいる。
この機械についてはほとんどわが家1戸で使うため、さすがに個人で所有する人たちに申し訳なく、メンテナンス、燃料などは私個人で負担するようにしている。
それでも自分で買う思いをすれば安いものである。
今日は久しぶりに昼間の時間が空いたので遅まきながら冬に向けてのメンテナンス。
オイル&オイルフィルターの交換。
これがまた除雪機ってのはオイルのドレンが手の入らない場所にある。
ベルト、冷却水等一通り点検してグリスアップ。
除雪機はへたな重機ほどの馬力がありながらグリス個所は不思議なほど少ない。
隣家との間の屋根雪を片づける。
お互いの屋根雪であり、どちらが片づけるなどの約束はなくお互いに手の空いたものが片づけるだけ。
いつも感じること。
除雪機とはすごい機械である。
これだけの雪を片づけるのに30分程度。
ブルドーザなどと違い、一瞬にしてその場から雪が無くなるのである。
除雪機は必需品ではあるが何も産まない。
ここ小谷においては何も生産しない除雪機と草刈り機が最もよく使う機械である。
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