16/07/01 22:03
廃村
このブログで何度も採り上げた廃村の哀愁。
そんな村に今日久しぶりに行ってみた。
あれ?ここにあった家はどこいっただ?!
行くといつも缶コーヒーをくれたばあちゃんの家がいつの間にかなくなっていた。
近くは割ときれいになっている。
誰か管理してる人がいるのだろう。
同級生の家も、そこに住んでいた形跡だけがうかがえる。
この地区で今住んでいるのは下の銀色の屋根の家だけ。
この赤い屋根の家のようにしっかり建っている家はほとんどない。
この地区も40年以上前はおそらく10数軒の集落だったのだ。
ここから歩いて30分ほどの分校に通い、4年生からはさらにそこから30分以上かかる本校に通う。
学校から歩いて帰ればまだ若い両親や祖父母は農作業にいそしみ、子どもたちの歓声がこだました時代が絶対にあったのである。
そう思うときに、この廃村風景は何ともたまらないものがある。
ノスタルジーと笑われるかもしれないが、今一生懸命生きてる自分の家もいつかこんな日を迎えるのだろうか。
わが家で子どもの歓声が聞こえていたのはわずか10数年前。そしてお隣さんは今がまさにその時期。
かなりの奥山であり、豪雪にも地滑りの不安にも曝される小谷村らしいところであるが、晴れた日の空気や自然の恵みはそれらを払拭してくれる。
幾年故郷来てみれば・・・
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