19/11/25 09:18
樹液
メイプルシロップ。
メイプルとは言わずと知れたカエデのことである。そのカエデから樹液を採り濃縮したものがメイプルシロップ。
それを数年前から小谷で挑戦していたのは元長野県職員の山口氏。
彼は何年も前から地主の許可を得て奥山に入り、カエデの樹液を採取してそれを生かす道を探っていた。
樹液は採れる。しかしそれをシロップに濃縮するのは相当の手間暇がかかる。
山口氏はカエデ樹液の甘さをそのままに、営業努力の末に原液で販売するルートを作り上げた。
中谷開発委員会で試作したメープルシロップ。
販売品としてマーケットに載せるには生産が追い付かず、試作品のみ。でもとても美味しい。
この大きなカエデは幹線道路から雪道を2km。多くの太いカエデの森がある。
山口氏はその急坂を何日も登り、背負って下り、すぐに捌けない分については冷凍保存していた。
考えてもみよう!
大きな木にトゲが刺さった程度の小さな穴を開けてわずかな樹液をいただけば、仕事のない冬場の貴重な収入源となり、特産品としても地域に貢献ができる。
自然を壊すことなく、栽培するわけではなく、天候にも左右されず、時間に縛られることもなく、農機具などの大きな出費があるわけではない。
今季は自分もやってみよう!
しかしわが家の山にはカエデがないためクルミでやってみる。
準備したものは穴を開けるためのインパクトドライバー、採った樹液を保存するためのストッカー、それに糖度計、ポリタンクなど。全部合わせても耕運機一台程度の費用か。
これから自分なりにつかんでいかなくてはいけないノウハウはあるが、まずはやってみるべし!
2493516
カテゴリ[ 産業・特産] コメント[] トラックバック[0]