11/12/26 00:20
雪の夜に
しんしんと雪が降っている。降る雪を見ながら想うことは人それぞれ。
スキーのことであったり、雪かきであったり、思い出であったり、また災害であったり。
幼い頃、いうことをきかないといって雪のなか母に玄関の外に出された。裸足のまま。
父が帰って来て、どうした?といいながら家の中に抱きいれてくれた。
母はそれを見て、いうこときくか?と厳しい表情で確認する。
おそらく母は、父の帰る時間を見計らって外に出したのであろう。
父は亡くなり、母も老いた。
息子は幼い頃となんら変わらず、ろくなものではない。
その家も場所も絆もここにある。
いつまでもある。
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