11/09/09 23:43
お化けのハナシ
先日放送されたほん怖(ホンコワ)。稲垣吾郎案内。
その、本当にあった怖い話の録画を見ていた。
おれ、いつからこんな鈍感になったんだろ?
子供の頃はお化け怖くて、夜は自分の家の座敷に行くのにも家中の電気を点けて行ったように思う。
大人になっても怖がりはなかなか治らず、それが恥ずかしくて強がっていた頃もあった。
ある晩、夜更けに近所の人が亡くなったばかりのお墓のそばを歩いて通らなくてはならないことがあった。
そりゃあもう怖い怖い、でもここを通過すれば家までは数10m。
がまんして歩いてまさにお墓の真下に来たとき。
思い切って足を止め、お墓の方に向き直って手を合わせてみた。すると・・・
不思議不思議!
あれほど怖かった気持ちが、恐怖心がスーッと消えていった。
飲み過ぎて気持ちが悪いときに、吐いてしまえば一気に楽になるような。たとえが悪いな。
ランニングはほとんど夜。
暗い中、結構山の中も走っている。
走っているときは不思議とお化けの恐怖は感じない。たぶん歩いていればもっと怖いんだろうと思う。
安全のためにヘッドライトも反射材も鈴もつけて気合い入れて走っているとき、いくら暗くても、いくら人家がなくても怖いと感じるのは動物の気配ぐらいである。
以前、そのコーナーを曲がったときにクマ以外の何が見えたら怖いだろう?と想像しながら走ったことがある。
知る限り、思い出せる限りのお化けや幽霊を想像してみたが、どうもピンとこない。
いや、あった。たったひとつ怖いもの。
それは、自分。
ドッペルゲンガーというべきか。
コーナーを曲がってそこに自分がこっちを見て立っていたら・・・・
向こうから走ってくるランナーが自分だったら・・・・
これはこええ!
これは走りながらもちょっと鳥肌!!
以後はつまらんこと考えないようにした。
空想の世界だ! ほら、向こうからクルマのライトが照らしてくれる・・・・
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