12/01/07 20:59
こんな詩思い出した
病院の外に、健康な日を三日下さい。一日目、私は故郷に飛んで帰りましょう。
そして、おじいちゃんの肩をたたいて、それから母と台所に立ちましょう。
おいしいサラダを作ってアツカンを一本つけて、妹たちと楽しい食卓を囲みましょう。
二日目、私は貴方の所へ飛んで行きたい。
貴方と遊びたいなんて言いません。おへやをお掃除してあげて、ワイシャツにアイロンをかけてあげて、おいしいお料理を作ってあげたいの。そのかわり、お別れの時、やさしくキスしてね。
三日目、私は一人ぽっちで思い出と遊びます。
そして静かに一日が過ぎたら、三日間の健康ありがとう、と笑って永遠の眠りにつくでしょう。
病に冒され、21歳で世を去った大島みち子さんの詩。
「愛と死を見つめて」は大ヒットになった。
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