12/10/19 23:19

小谷の方言

この人たちは栂池で宿を営む若手Iターン組。

今日職場に仕事で来てくれたとき、小谷弁がちょっと話題に上った。

 

彼らがクルマの中で話題にしてきたのは「へえ」という小谷弁。

「へえ」をどういうニュアンスで使うのかがわからないという。

同様に「ずら」も使い方がわからないと。

 

「へえ小谷へ来てはぁるかたつでわかるずら」と思うのだが、そう思うのはインディアンの我々だけ。らしい。

直訳すると「もう小谷へ来て長い間すごしたからわかるでしょう」となる。

 

ということで、「へえ」を「もう」、「ずら」を「でしょう」、と教えたら納得した様子。

微妙にニュアンスはちがうような気もするが、方言は方言のまま使って初めて意味をなすもの。

英語をカタカナで書いて理解してもとりあえず用をなすが、それは通じるというだけで本当の意味はずれてくることだろう。

 

もうひとつ、「われ」も話題にあった。

これはほとんど日本中で通じると思われるが、小谷の「われ」は厳密には自分より同等もしくは格下の者に使う。使う対象は必ず見知った相手、それもかなり親しい仲である。

したがって単純に「われ=キミ」というものでもない。

 

「われ」はテレビなどでみるとケンカのときに使うことが多いように感じる。

「われ、なめとんのか、こら!」という感じに。

 

そこでまた話題に戻ると、「われ」を複数にしたらどうなるか。

「きみら」、「あんたら」というように「ら」がつくことは間違いない。

しかし「われら」ではない。

ここで発音は急に英語になって「wera」となる。ん?スペルがおかしいかな。

 

「うぇら」は「われ達」と同時に「われの」という意味でもある。この辺の文法?が実に英語っぽいところ。

「うぇらほう」、「うぇらうち」と言えば「キミのところ」、「キミの家」となる。

 

「われ」を略して発音する場合もある。

「わんのが」=「キミの物」

「おんのが」=「私の物」

 

こうして書いてみると、ふだん何気に使う小谷弁、なかなか奥が深い。

これは話題が続きそうだからカテゴリー分けちゃおうかな。

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