12/05/14 23:42

戸土

仕事で戸土へ行ってきた。

戸土(とど)とは小谷村の北のはずれ、大網地区や雨飾山の北側にあり、クルマでは糸魚川市の根知から入る。

 

根知の風景。谷は平坦な盆地であり、意外と広く奥が深い。

正面の黒い山塊は駒ケ岳、右の白い山のピークが雨飾。

しばらく行くと右手にシーサイドバレースキー場があり、戸土までは国道をはなれてから約10kmの道のり。

 

途中にはまだ雪が。

ここへ来る途中、戸土への入り口にはしっかりと鍵のかかったバリケードがあり、地権者以外は入れない。

今回は地権者の案内があったので通らせてもらった。

 

豊富な清流にはワサビの花が咲いていた。

周りをキョロキョロするだけでこごみ、ぜんまい、タラの芽などの山菜が目につく。

 

目の前に迫る駒ケ岳の威容。

中腹に見える滝は雪どけの時期だけかな。

 

海が見えた!長野県で唯一海の見える村。

曇っていたので水平線はわからないが、高速インター付近の工場群が見える。

 

青海黒姫山。

 

諏訪大社で行われる御柱祭の前年、小谷で薙鎌祭(ないがまさい)なるものがあり、諏訪大社の宮司が来て戸土小倉明神社と境の宮で大木に薙鎌を打ち込む。

その神事を行わないと御柱ができない、ということのようである。

はるかな昔、出雲から糸魚川を経由して諏訪に来た建御名方命(たけみなかたのみこと)の故事にちなんでのことのようである。

 

 

 

根知駅付近から望む白馬岳。

左は小蓮華岳。右に少し見えるのは?

白馬岳、昔は北陸では「大蓮華岳」と呼ばれていたようである。

 

戸土には北小谷小学校の分校があり、約40年余り前に2人の児童を残して廃校となった。

当時、「ふたりぼっちの分校」という本が出版され、話題を呼んだ。

今日案内してくださったのはその「ふたりぼっち」のひとかた。

 

♪ 幾年ふるさと来てみれば 咲く花鳴く鳥そよぐ風

  門辺の小川のささやきも なれにし昔に変らねど

  あれたる我家に 住む人絶えてなく

 

  昔を語るかそよぐ風 昔をうつすか澄める水

  朝夕かたみに手をとりて 遊びし友人いまいずこ

  さびしき故郷や さびしき我家や。

 

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