12/07/07 19:36
バイクほしい!
こちらのブログ(http://kunoichimatagi.blogspot.jp/)を見ていたらしばらく意識になかったバイク熱が目覚めた。
私はバイクっこ。というかこの辺の私たちの年代はみんなバイクっこ。
理由は我々の父親の年代、主たる移動手段がバイクだったから。クルマはなかなか買えない代物だったし車道も整備されていなかった。
この田舎にもクルマが急速に普及しだしたのは昭和40年半ば頃からかな。
高校への通学も駅まではバイク。冬は歩きか下宿。
15歳(16歳だっけ?)の誕生日を迎えるとみんな競ってバイクの免許を取りに行った。だから我々の年代で自動二輪車の免許を持っている人は排気量の制限はない。
しかし高度成長期はもう少し後、現金収入の乏しい時代に誰でもバイクを買ってもらえるものでもなかった。
私は幸いに父が通学用ということでバイクを買ってくれた。
その初代バイクがこれ。 スズキバンバン90cc。
たぶん当時の価格で10万円くらい。吝い(しわい・ケチ)親父としては破格のサービスであったことだろう。
これを選んだ理由は、書くも恥ずかしい現実知らずだが冬も乗れるようにと。
タイヤが極端に太いのである。
で実際にはどうだったかというと、冬はむしろ細いタイヤの方がよい。
郵便屋さんの使っている、バイクにチェーンを着ける、あれが一番。
タイヤが太ければ深雪でももぐらない???
バカな考えをしたものである。
深雪では太いタイヤが抵抗となって動かなかった。
更に!太いタイヤはカーブの際に細いタイヤよりも車体を傾ける必要がある。
接地面積が広いため摩擦が少なく、傾斜角度も大きいためカーブでは滑りやすく、深雪でなくとも雪道では使い物にはならなかった。
次に買ったのは25歳頃。今度は自分の稼いだ金で。
ホンダGL400 WING。これにカウルを着けたもの。
珍しい横Vエンジンとシャフトドライブが人気があった。
ただ維持費(車検・任意保険)が高いのと重いのとで5年ほどで手放した。
そのあとにホンダのCB250ccと、カワサキの250モトクロッサーを使ったのはわずかな期間。
やがて大型スクーターブーム。
ホンダから発売されたフュージョン250cc。
他社のスクーターに比べてホイールベースの長いのが気に入って、今度はかあちゃん(妻)におねだり。
これは具合よかった。
ブレーキペダルが前の方にあるため乗れば二輪車であることを忘れるほど。
難を言えば、普通のバイクが腰の真下にステップがあるのに比べ、足を前の方に置くため長時間のツーリングでは腰が痛くなった。
フュージョンは15年ほど乗ったが、クルマ社会においてバイクはしょせん「嗜好品」。
寒くなく、天気よく、荷物はなく、人も乗せない、服や顔が汚れてもかまわない、そんな日が一年に何日あろうか。
よほど強い趣味志向や経済的余裕がなければバイクなど乗れないのである。
でも、今も本当にほしいのはこれ。
ホンダPC(パシフィックコースト)800。
かなり前に生産中止になっているためもう入手できないが、こういう機械部分をすっぽり覆ったフルカウルのヨーロピアンツアラーが好きである。
これに近いスタイルのバイクは今ある型ではBMWだけじゃないかな。
そしてたまに愛用しているスズキモレ50cc。
もらいもの。 スピードは出ないが狭い山坂では具合いい。
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