12/09/01 23:50
花燈籠
北小谷、深原地区のめずらしいお祭り「花燈籠」。初めて見に行った。
深原公民館に集ったのは12本の花燈籠。
まずここで狂拍子が行われる。
狂拍子が子供二人で舞われるのはどこも同じようである。
それがすむと、役員から燈籠の進む順番が発表され、約300mほど向こうの深原神社まで12本の燈籠が一列になって奇声を発しながらねり歩く。
途中にはこのような燈籠が点々と灯されている。
神社まで約30分。
境内に入ってきた花燈籠。
そして境内の中を花燈籠を持った若い衆が走る!
時計回りに、何周も。これまた掛け声も勇ましく。
この燈籠、重いのである。1本10kgくらいあるように思うが。
一度持たせてもらったが、バランスが悪く、持つところがないから重く感じるのか?
しかしこうして12本が一斉に走り回る様は、それはきれいである。
燈籠には四角形のものと一本だけ五角形がある。
聞いた話によると五角形のものを「ゴヘエ」と呼び、時の権力者の家で所有していたとのこと。
そして12本は1ヶ月1本ということだそうである。
勢ぞろいした花燈籠。
昔は下の李平地区からも12本を持って上がり、合計24本の花燈籠がこの神社に集まったとのこと。
キミも燈籠を運びたいのか?コーフンしてる。
お宮の舞台では再び狂拍子。
その後は獅子舞。
ここの獅子はまた違う舞。
大変コミカルな踊りで、ん?神事?という感じではあるが、見ていて面白い。
本日のオールキャスト。
この後は大抽選会。
なかなか!の景品がそろっている。
4人の子どもたちは本日の指名ディーラー。もっともしまいにゃ舞台の上は子どもディーラーでいっぱいになったが。
「花燈籠」、この燈籠自体が大変珍しく、いわれが知りたくて古老にきいてみたが誰も明確な答えをくれない。
ある人が言った。
「これは繭玉じゃないか?」
うん、それは納得できる。だいたい秋祭りとは収穫を祝うものだから。
高齢過疎の村、いつまでも存続してもらいたいが、はたして・・・
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