13/03/23 23:22

パッチワーク絵本

お彼岸に姉が絵本を作って持ってきた。

パッチワーク絵本。

本というよりもページのある座布団という方が合ってるかな。

大きさ比較にケータイをおいてみた。

 

表紙をめくると「迅四郎の窓」。

 

ページをめくると見事なパッチワークの絵とともに物語が始まる。

足並迅四郎は一介の中士だったが、慾望の鬼としては典型的な男で、その上実行力では一種のスーパーマンだった。

 

始めは金に憑かれて武士の誇りも何のその公金私金の別なくもりもりと蓄えて僅か数年の間に大名富商を凌ぐ程の分限者となった。

 

次は女に目をつけた。無数の美女が金力と男の魅力とに惹かれて彼の私有に帰し、唐の後宮、土耳古のハレムもかくやと思われた。

 

この上足りないものは地位だけである。彼はとうとうとっておきの奇謀をめぐらせて中小姓から徐々に四方五千石の小大名に迄のしあがった。

 

稀に見る英才の迅四郎も畢竟は凡夫に過ぎないので、もう上を向いて見ても望みは見当らず、金と女と地位との重みに喘ぐばかりだ。

 

迅四郎は窓に両肱をついた。この窓から見える世界は今も貧士の時代も全く同じだった。これだ、これをもう一度見直す事だ。彼の眼はとたんに再び輝き始めた。

 

おしまい。

 

驚いている。

創造性、技術、その他モロモロ・・・・

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