13/04/09 23:17

火災発生!

昼休み、閑静な谷間にサイレンの音がけたたましく鳴り響いた。

「火災発生!火災発生! 中通で原野火災が発生しました。消防団の方は出動をお願いします!」

各家庭にこの同報端末が設置されてから初めての火災じゃないかな。

 

かなりの広範囲に亘った野火は私が現地についた頃は概ね消火されていた。

今の時期の原野火災は恐ろしい。

水分を含んだ若草がなく、荒地が増えた野山にはよく乾いた茅がびっしりと敷き詰められている。

木々はようやく水を吸い上げ始めたばかり、青葉も見えない。

すなわち燃料は十分、火を遮るものは何もない。

火の点いたタバコを1本捨てるだけで一山が、一集落が丸焼けになるということがありうる。

 

ずらりと並んだ消防署や消防団の消防車。

 

これは最近北部署で更新したばかりの水搭載車。

今日が初陣となった。

 

法被(はっぴ)を着て活動しているのは地元消防団員。

ひとたびサイレンが鳴れば就寝中であろうが、仕事中であろうが駆けつけるのが消防団。

非常時に活動する部隊としての規律は厳しい。

ふだん地域住民として普通に暮らしているが、ひとたび出動となれば指揮者の命令は絶対。それが組織として活動する条件である。

 

北部署は22名ほどの隊員がいるが、7名が3交代で24時間の任務をこなしている。

救急車が出動する場合は3名が乗り組む。

北部署に配備されている救急車は2台。

では救急車2台が出払うと残りの人間は? 一人である。

そんなとき火災が発生したら!

 

地域に住む若い人が組織する消防団の任務は極めて重い。

災害時の生命、身体、財産を守る。彼らはそのプレッシャーを背負って地域を守るために法被を預かっている。

 

みなさん、ご苦労様でした!

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