13/08/19 22:13
willie's
道具に頼ってはいけない!
そう思いながらつい道具に頼ってしまう。
YAMAHA48、DenisWick4BL、Bach5G、DenisWick4AL、Warburton4G、SM4・・・自分が通過してきた愛すべきマウスピースたち。
いずれも最初に吹いたときは、これだっ!と思った逸品。Warburtonなどは甚だしかった。これが本当に今までと同じマウスピース?とまで感じた。
そのレスポンスのよさ、高音から低音までの安定感に感動したものだが、不思議なことにそのマウスピースでできたことは今までのマウスピースでもできるものである。
そして何度変えてもしばらくすれば自分の中ではregularのDenisWick4ALに戻っていく。
道具に頼ってはいけない!
そう思いながらどうしてももう少し高い音がほしくて音楽社の門をくぐった。
ここではマウスピースの試奏をさせてくれるのでマイ楽器持参で行く。
概ねの要求を伝えて候補となるマウスピース10本ほどを吹かせてもらった。
店員さんの説明の中で、今まで自分が知らなかったマウスピースの構造やトレンドを知ることができた。
Warburtonのときのような衝撃的な出会いはなかったが、これはと思うものを数本選び、さらに自分のマウスピースとも吹き比べながら慎重に選ぶ。
そして選んだのはwillie's6halfAL。
その場で感触はよくてもしばらく吹き続けてみて長所も短所もわかってくるもの。そして大概は期待ほどでもないもの。
そしてこのマウスピースもいずれ元のDenisに帰っていくことだろう。
家で1時間以上吹いてみた。
やっぱり・・・自分の期待した効果はそれほどではない。しかし!
別の音を発見。
クラシックの響き。
ハイトーンはもちろん、低音も息さえ十分に入れてやれば問題ないレベル。やや速いパッセージのレスポンスが弱いか。
しかし、息を入れれば入れるほどに感じるクラシカルな明るい音色。オーケストラのペダルトランペットを感じさせる。
もちろん自分がそう感じるだけであって聴く人がわかることはあるまい。
そもそもサクソルン属のユーフォニアムを吹きながら、ラッパの音色に聴きほれることがおかしいといえばおかしいのだが。
またしばらく吹き続けて試してみよう。
Euphoniumでありながら明るく響くクラシカルな音色を。
息を入れる手法を感じながら。
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