14/04/06 20:22
三十三回忌
昭和57年に亡くなった祖母。
昨日三十三回忌の祀りを行った。
祖母は機織りでは名の知られた人。自ら蚕を飼い、糸を紡ぎ、紬を織った。
おばあちゃん子の自分はいつも機織り部屋に出入りし、はたご(機織り機)に登ろうとしては叱られていた。
掃除したお墓にうっすらと雪化粧。
ごく近い身内が20人ほど集まり、自宅で法要。
しかし時代は過ぎ、祖母の薫陶を受けた人も少なくなってきた。
法要後の御斎(おとき)は祖母ゆかりの小谷温泉。祖母が最も大事にしていた山田旅館である。
こんな機会に久しぶりに顔を合わせる人たちが旧交を温める。
三十三回忌は「おめでたい」行事だそうである。
でも自分たち、知っている者たちの記憶から祖母の姿が消えることはない。
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