15/08/31 22:09
解体作業進む
昨年11月の神城断層地震で被災し、住めなくなった家の解体が小谷各地で進んでいるが、やはり多いのは中谷地区。
今年の中谷祭りの奴唄で、長崎は全滅と唄われた。
これが長崎地区。家はほとんど残っていない。
昨日(日曜日)までお祭りだった中谷宗社の幟がたなびいている。
雨降り祭りだったのでそのまま乾かしているのかな。
しかし、その周囲の家は何軒も解体された。
少し上にあるこの家は小谷で最も被害が大きかった。
今は土蔵が残るだけ。
画像中央の黒白はアスファルトとそこに敷かれた白線。地震前はかなり上にあったはず。
稲葉地区。
3軒が消えた。右の地すべり跡は自分が小学生の頃のスキー大会のコース。
岩明(いわき)川原。
この不作付地に村営住宅が建設されるようである。
神久地区でも大きな屋根がなくなっている。
千沢地区。
ここも最も被害の大きかった地区のひとつ。
大好きだったこの風景ももうじき違う景色になる。
真木地区。
長崎同様、壊滅とまでいわれるほど被害の大きかった地区。
営業施設に生まれ変わった分校の廃校舎もなくなってしまった。
解体中の廃屋。
大きなユンボがその長い腕を伸ばして家に噛みつく様は、さながら餌を捕食してすみから喰いつくすカマキリに似ている。
人は減り、景色が変わり、里も野山も自分たちが育った頃とはまるで違ったものになっていく。
それはそれで仕方ない。ノスタルジーにひたりっぱなしだと老いていくのみ。
幸いにして、都会から村に入り一生懸命に生活基盤を作ろうとする若い衆がいる!頼もしいじゃないか!
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15/08/30 09:57
収穫と衰え
しばらく更新をさぼっていたらカウントばかりが上がっていくm(__)m
夏が過ぎ・・・
その頃ようやく夏野菜の最盛期となる畑。
母が植えたマリーゴールドとひまわり。
最初はなんだこれとか思っていたが、こうなってみるとなかなかにぎやか。
少し前の畑の状況。
暑かった今年の夏、作物はどんどん大きくなりモロコシやらカボチャやらマメやらヒエやら入り乱れて陣地争いをしている。
カボチャは勝手に生えてきたもの。
今年の稗は強烈!ほっときゃ畑中ヒエだらけ。
作付けのときは元気よく毎日早起きして汗を流すのだが、今の時期はそんな気にならん。
その頃ほど手入れも必要ないが、収穫時期は遠慮なく襲いかかる。それが百姓というもの。
4月、元気よく畑の準備をする。
5月、さらに元気よく作付けをする。
6月、梅雨は元気よく畑を湿らす・・・今年は空梅雨だったな。
7月、作物は元気よく最盛期を迎える。
8月、元気よく収穫期を迎える、が人間はその頃から次第に畑から意識が遠ざかる。
9月、意識のの衰えとともに畑の役割も夏の陣は終わる。
ところでこのスイカ、どうしよう・・・
作るだけ作り、収穫しても行くあてもないスイカの山。今の時期はどこの農家でもスイカなど蹴飛ばして歩いてる。
スイカは大好物だけど、涼しくなって朝夕スイカが食卓に並べばもはや食傷気味。
そう思いながら毎年同じことを繰り返すのが田舎のじじばば。
スイカの前はキュウリ、ナス、トマトが同じ運命をたどる。
久しぶりに野豚放牧地に行ってみた。
小谷の野豚はうまい!これは間違いない。
ただいまお昼寝中。
人の気配を察した豚は泥の中から身を起こし、わらわらとこちらへ向かってくる。
というところでこちらも退散。
すまんな、君たちの餌の時間ではないのだよ。
これなんだろ???
途中で見た畑に栽培されていたもの。。。
おまけ✫
ヤマカジ(ヤマカガシ)が無謀にもガマガエルを捕食中!
いくらなんでもこんなでかいの飲めるのか?
それにしてもでかいヤマカジだ!
と周りでギャラリーが騒いだらかわいそうに、せっかくの食事を放り出してどこかへいってしまった。
ガマさんはまだ息はあったものの動かず。
後足から飲まれていたが、ヤマカジの毒で麻酔をされていたか。足の方はすでに少し消化されているようだった。
こうして山の夏は過ぎ、秋に入りゆく。
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15/08/17 17:07
お盆の墓参ラン
毎年8月15日は菩提寺への参詣行事がある。
この年、新盆を迎えた家の人たちは故人の塔婆をいただきにお寺に来る。
ここまでの画像は山岸会長様のFBより拝借しました。
さて、この後の時間は・・・どこ走ろうか♪
山中ランを思っていたのだが、クマ鈴を忘れてきてしまった。
そこで急遽国道ランに切り替え。
小谷の駅から国道を約8km南下したところに妻の実家の墓地がある。
炎天下、速くは走れない。km6分台でゆっくりと走る。いや、これでも必死。
お墓にお参りし、しかし仏様は盆で帰省中。
無礼にも汗だくのまま家の仏壇にも手を合わせる。
同じ道を走り帰り、腰いてぇ!
今年に入って持病の腰痛がいっそうひどくなってきた。今度ちゃんと受診してみよう。
この靴もそろそろ終わりか・・・小指に穴が空いている。
踵着地ばっかりなので踵もこのとおりすり減っている。
もともとアシックス派なのだが、ナイキのエアズームも軽くてクッション性がよくて練習不足の身にはよくあう。
実は初めてフルマラソンを歩かず走りきれたのがこのナイキの千代のエアズームだった。それ以来ナイキはアシックス以外では唯一選択肢に入れてる靴である。
さて今度はどれにしようか・・・今あるアシックスも大分へたっているからやっぱりアシックスかな♪
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15/08/16 19:39
蜂に刺された!
本日、送り盆。
昼間は育成会のサカナ取りの行事があり、夕方の墓参。
画像は昨年のもの。
こちらは聖徳太子像。
墓参と同時にこちらもいつもお詣りする。
今年もいつもどおりお詣りしようと近くに行ったら、なにやらブンブンと虫が飛び回る。
虻かと思って苦にもしないでいたら突然激痛!
蜂か!とりあえず逃げる。この時点で3ヶ所刺された。
遠くからよく見ると、この太子像土台の隙間から蜂が出入りしている。何という蜂かは不明。
仕方無く今回は太子様の参詣はあきらめて、その上にある近所のお墓に参る。
そこでお参りをしていたら、太子像から1匹ブ〜ンと飛んできた。
ヤベッ!と思って振り払っていたらまた刺された。合計4ヶ所。(泣)
だいたい蜂や蛇はこちらから手を出さなきゃ攻撃してこないものと思っていたが、蜂は違うようだ。
蜂に刺されたなんて何十年ぶりだろ。痛みはしばらく残るか・・・
でも4ヶ所刺されて痛み以外にたいしたダメージも今のところないということは、蜂の毒に強い体質なのかな。
ありがたや。
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15/08/15 21:04
盆踊り
意外と集まった!
正直、5〜6人かと思っていたが・・・30人くらいになったか。
もともとは観音様の境内でやる予定だったが、天候不順で急遽室内で開催することに。
かつては土谷地区で旧分校の校庭で盛大に開催された土谷地区盆踊り。
やがて少子高齢化に伴い消えていった。
それが3年ほど前から一部有志が曽田地区で少人数から始め、今年は分館の後押しもあって大勢が参加。
移住してきた人たちの、夏休みで遊びに来ていた家族も来てくれた。
盆踊りは通常地元の民謡に合わせて踊る。
小谷村は観光用ではない古くからの生活に根差した民謡が多い。
そして盆踊りでは即興で歌うことも多かった。当然生活苦も下ネタも歌いこまれる。
地元民謡を研究中??
盆踊りといえば酒!地元蔵人が美味しい酒を提供してくれた♪
盆踊りはやっぱり浴衣だ!
踊りを見ていると、それぞれの個性が現れておもしろい。
昔からその独特の世界で盆踊りをしてきた人は巧拙はともかく、サマになる。
逆に覚えたての人は踊りは正確であってもロボットのようなもの。
赤い提灯に群がった人たちは夜が更けても飲み、踊り、話に花を咲かせる。
来年は少しカンパを募らないといかんな・・・
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15/08/13 22:30
喇叭とルッフェル
最近このような喇叭を譲っていただいた。
消防などで使う2巻喇叭よりも一回り大きく、アルトかと思ったらバリトンの音。
チューナーを見ながら吹いてみるとB♭管。
ということは簡単にいえばスライドのないトロンボーンである。
ユーフォ吹きの自分にはかなり吹きやすい楽器。
陸軍戸山学校と刻印がある。
調べてみると、東京にあった陸軍戸山学校軍楽隊とは日本陸軍の軍楽の大元であり、海軍の場合は横須賀海兵団軍楽隊なるものがそれにあたるらしい。
ごく単純な3巻喇叭。
今度ゲシュトップで音程を作ってみよう♪
さて先日のスイスアンサンブルのコンサートで「ルッフェル」なる打楽器を見せてもらい、探してみたら道の駅に木のオタマがあった。
う〜ん、ちょっとでかいかな??
こんなふうに足の上で、足と上に構えた右手に当ててカスタネットのように音を出す、らしい。
今度単純な曲のときに試してみよう♪
というか少人数アンサンブルには有効かな。
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15/08/08 22:15
山へのあこがれ
今日、明日と白馬のウイング21ではマウントフェスタ2015が開催されている・・・らしい。
主催は好日山荘。
おもしろそう、でも行かないかも。
ここ数年の間に白馬には三つの大型スポーツ店が(山岳)出店した。
実はどの店舗もまだ行ったことがない。
山に興味はあるのだが。。。
むしろ最近ずっと山に惹かれている。今年はどこかで2・3回登りたいもの。
ただ、普通の登山者のようにゆっくりじっくり行くのは気が進まない。ハアハアと登って眺望を楽しんだらダーッと下る、トレイルランに近い日帰り登山をしたい。
ゆっくり登って山に泊まり、ご来光を楽しむのはもう少し老いてからでいいや。
ある程度目標が絞れてはいるが、なにぶん山の経験が少なすぎ。
下見に行って来た。
目指すは常念登山口の三股。
途中あった池。
猿がそこらじゅうにいる。人を見て逃げる気配もない。
三股駐車場。
ここまで安曇野国営公園からちょうど10km。道は狭く、山道運転に慣れないクルマが多い。
正面に見えた尖ったピーク。
下山してきた登山者が何人かいたので何という山かきいてみた。
驚いたことにみんなさあなんでしょうね?と首を傾げる。
ひとつのパーティが地図で確認してくれた。
「え〜と、この位置ですから多分蝶槍でしょう」
蝶槍。蝶ヶ岳と常念の間にある山である。
次に中房温泉に行ってみた。
ここも遠い。穂高温泉郷から15km。
途中有明山の威容が覆いかぶさってくる谷間を道路は上がっていく。
有明山。
今年の狙いは比較的優しいといわれる燕、できればそこから常念へ縦走したいのだが、下界の状況がよくない。
バスが行くのは中房温泉。
では常念から降りて三股からどうするか。そのあと10km走って下る体力が残っているのか。
思案のしどころ。。。
こんな景色に身を置いてみたい。
後ろを振り返って、よくきたな〜と感じてみたい。
もちろん最大の目標は遭難せず、怪我もなく無事に戻ること!
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15/08/05 23:53
爆水run
前日は軽井沢でコンサート。
次の日は上田でレース。ならば帰るよりも泊まった方が費用も時間も助かる。
なかなか見つからない夏休み週末の宿。
やっと見つけたこのホテル、やすかった〜4100円!でも4100円、これだけのホテルに泊まったのは初めてかも。
爆水Run!
大人の川遊び。こんな楽しいレースも滅多にはあるまい。
川の中をひたすら、石につまずき、川原の茅で肌は擦れ、水流に耐え、泳ぎ、ゴールを目指す。
朝、準備されたヘルメットを選ぶ。
ゴール付近でヘルメットをかぶって自己撮り。
スタート!と同時に一斉にダッシュ!
速い!と周囲で声がする。
それもそのはず、スタートして200m程で川原に突入する。その時点である程度コースが限られるので、前に出られるうちに出ておこうとみんなスタートは100mダッシュさながら。
画像は大会HPからお借りしたが、これはトップレベルの走り。水を蹴立てて走る。もちろん水の下は苔の生えた石コロ、平らではない。
川原に1000人近いカッパたちが遊ぶ光景は壮観である。
今回は石にコケが多く生えていて安心して石にのぼれない。もちろん浮石もある。
折り返しからは下流に向かう。
流れが膝くらいの深さになると泳いだ方が速い。しかし泳げない自分、手押し車のように体を浮かせて手で川底を歩く。
ときに深みもある。
泳げない者にとって足がつかない恐怖は計り知れぬもの。すぐ前に歩く人がいるのでそこは足が立つとわかってはいるのだが、必死で平泳ぎの真似をする。
溺れれば藁でもなんでもつかむ。すぐ横に泳いでる人がいて、むやみに泳げばその人を蹴るとは思うのだがカルネアデスの板を放り出す勇気はない。
そんなことが2回。
陸に上がればまた走り出す。その力が残っている。
様々な方法で前進することが足を温存している。
2本の足だけに頼って走り続ける、という体力がすばらしいものであることが実感できる。
結果はこのとおり。
まあこんなもんだろう。
このレース、遊びであるのと怪我のリスクが高いことから本物のアスリートはあまり出ていないと思われる。
ゴール地点。
みんな晴れ晴れとした顔で次々と入ってくる。
もてなしは地元の人たちの手作り。オヤジも一生懸命。
向こうの長蛇の列は?かき氷だな、きっと。
ホント、日本人は並ぶのが好き。
コンサート、レースと、遊んだ週末。
愛用しているスポルティバのトレランシューズ、砂だらけ。
なんか体調がよくなったような気分。
明日からまた走るか♪
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15/08/03 21:31
スイス・アンサンブル エンツィアン
軽井沢大賀ホール。
初めて来てみた。初めて見る形のホール。
ずっと前から楽しみにしていたステージ。
スイスアンサンブル エンツィアンのコンサート。
小さい頃テレビで中学生くらいの女の子が「ひとりぼっちの羊飼い」を日本語で歌うのを聴いた。
それ以来ヨーデルファン。きれいな声とリズミカルな響きとアルプスの背景がたまらなくいい。
大好きなヨーデルとこの聴きやすいプログラム。
登場してすぐに歌い始めた「おお!ブレネリ」のきれいな声、アコーディオンとクラリネット、チューバの演奏にたちまち陶酔した。
ここへ来てよかった。
ステージは歌、楽器演奏と様々な展開を見せる。
カウベルを音階ごとに集めて演奏するクーグロッケン、木のスプーンを叩くルッフェル、そしてアルプホルン。
なにより伊藤さんのヨーデル。ほんとにきれいな歌声。ファルセットを交えて何気なく聴かせる超絶技巧。
ステージの中央に配置した高さ30cmほどもあろうかという大きなカウベル。
さすがに演奏には使用しなかった。
伊藤さんが演奏の間にスイスヨーデルについてわかりやすく解説してくれた。
細かいことは忘れたが、チーム名「エンツィアン」とは?
花の名前だという。
アルプスの三大名花と言われるのが
白いエーデルワイス
紅いアルペンローゼ(しゃくなげ)
そして紫のエンツィアン(りんどう)
(画像はいずれもインターネットで見つけたものを借用しました)
スイスヨーデルでは歌う時、女性は手をエプロンの下に、男声はポケットに手を入れて歌うそうである。
身振り手振りに頼らず、純粋に歌を聴いてもらうためだとか。
このステージで楽しむヨーデルがスイスヨーデルとすれば、オクトーバーフェストなどで賑やかにビールで乾杯するのはドイツということか。
人と付き合うのが苦手な自分には、じっくりと聴ける気がするスイスヨーデルはうれしい。
おそらく日本にこんなチームはいくつかあるはず。機会があればいろいろな演奏が聴いてみたいものである。
終わってお客様を見送っていたメンバー。
チューバの石川さんが「お久しぶりです!」と握手してくれたのはうれしかった。
お久しぶり・・・ってFB以外では一度しか会ったことないんだけど。。。
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