15/10/08 23:46

表銀座縦走〜大天井岳

大天井岳・・・おおてんじょうだけ、だと思っていた。

あるとき親しい方が教えてくれた。

それは「おてんしょ」って読むんですよ♪

 

燕岳を11時半に出発して常念岳に向かう。その間にある・・・そう、この時点で何も知らない自分は「その間にある」程度の感覚しか持たなかった大天井岳、下の画像の左寄りにある山に向かった。

 

遠くからはなだらかな稜線の道、と思うが実はこんな道も多い。

 

 

それにしても風が強い。この天候に風は画像に写らないが、本当に吹き飛ばされそうな強風が恐い。

しかし大天井は一向に近づく気配もない。

 

こんなアップダウンが頻繁にある。

 

ようやくストレートに山が見えるところまできた。

 

出た!鎖場!

 

向こう側は梯子がつけられている。

 

登って振り返ると、先ほど抜いた人たちが鎖場を降りてくるところ。

 

近づけば近づくほど、山はぞっとするほど大きくその威容を誇る。

遠くから見ればちょっと小高いように見える山も、取りついてみればこんな急斜面が迎えてくれる。

 

あと500m、あと300m、と標識があるが、その数百mの遠いこと!

 

ついさっき抜いた女性が二人、しっかり後をついてくる。

山はレースではないので自分よりも速い人にはめったにいないのだが・・・

 

1時半、到着。燕山荘からちょうど2時間。

ほどなく先ほどの女性が到着したので少し話してみた。自分よりもかなりベテランの様子。

今日は大天井に遊び、山の反対側にある大天井ヒュッテに泊まり、明日は槍を目指すとのこと。

もう一人の女性の方はトイレを我慢しながら必死で登ってきたと言ってた。

 

前に大天井の名前を教えてくれた方がもうひとつ言ってたこと。

「大天井はアルプスの展望台」っていわれてるんですよ!

 

その通り、すばらしいパノラマが目の前に広がる。

 

大天井岳をふり返る。

意外や手強い山だった。

あ、そうそう。

大天井に登り始める少し前、反対向きの登山者の方が「喜作のレリーフ」の場所を教えてくれたのだが、その頃は強風と山の大きさに疲れて、すっかり忘れて通り過ぎてしまった。

大天井岳付近から槍へと続く道は喜作新道と呼ばれているが、「槍ヶ岳の喜作」と呼ばれた猟師、小林喜作の庭だったようである。

上高地の上条嘉門次、内野常次郎、槍ヶ岳の小林喜作、黒部の遠山品右衛門、そして人格者としても知られた大町の百瀬慎太郎、北アルプスはこういった人たちによって拓かれてきた。

中でも山の獣を獲りつくしてしまったとまで云われたハンター、小林喜作は東鎌尾根にその名のついた道と殺生小屋、そしてレリーフを残すが、若くして息子と二人、雪崩に飲まれてしまう。

 

先を急ぐあまりそれらの興味津々な事項を見落としてきたことが悔やまれる。

この次行くときは自分も大天井に宿をとり、槍ヶ岳をめざしてみたいもの。

 

今回はここまで。

742010

 

 

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