15/11/30 22:36
初雪とキノコ
今年は秋になってマイタケの榾木(ほだぎ)が届いた。
これを培養しているのは農協の山菜加工場。
ほどよく菌が回っている。
菌が回ると次第に白くなり、熟成すると茶色に変色していく。
それを土中に伏せる。
なるべく間隔を置かず、くっつけて伏せる。
マイタケは地中で手を組むらしく、くっつけて伏せると大きなキノコが発生する。
今年はキワダの実が豊作。
といっても特別な使い道もないので誰も採らない。唯一大町の方がこの実を採って「小谷産キワダ飴」を作っている。
27日、遅めの初雪が里にも降った。
去年は22日に地震があり、12月6日には根雪、そして大雪の年だった。
ナメコ!よくぞ!
この木は4年前に風で倒れたクヌギの根。
それを一冬寝かせ、春に菌を植えた。しかしその夏この木からなんと新芽が出てきた。
しまった!生きてたか。
ナメコは腐朽菌であり、生きている木からは発生しない。
すっかりあきらめていたら、3年たった今年の初冬にナメコが!
クヌギはナメコの適木。出るとなれば来年からはもっと元気よく出るかも♪
こうして地震のない今年は平穏に冬を迎えることができそう。
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15/11/24 23:34
先生からの葉書
今年4月、義母がなくなったので先日喪中葉書を発送した。
そしたら思いがけず先生から返信が来た。
達筆、麗筆をここで紹介しようかと思ったが、それはちょっと不謹慎。
この方がわれらが敬愛する先生。
先生が我々社会人の指導をされてから30年が経つ。
葉書には丁寧な喪中への返信と、今年の土谷祭りのことや、30年前に先生に声をかけたことの感謝の旨が記されていた。
今年の土谷祭りの画像。
ここで紹介したことがあったかどうか・・・
30年余り前、白馬小谷の中学に吹奏楽部ができ、我々社会人バンドが主催して「白馬小谷吹奏楽の集い」なるものを開催していた。
そのときの白馬中学のG先生に、へっぽこ社会人の指導に来てほしいとお願いしたことがある。
G先生は言われた。
「なにを言ってるんですか!南小谷小学校に長野県でも5本の指に入る先生がいらっしゃるじゃありませんか!」
え???
お名前を伺って早速南小谷小学校に行ってみた。
件の先生は子どもたちと一緒に竹ぼうきを持ってグランドにいた。
大胆にもその場で交渉。しかも謝礼は払えないと。
「私でいいんですか?私は指揮しかできませんよ。」
その次から小谷のバンドに指導に来てくれた先生は、わずか数人のバンドのひとりずつに丁寧な指導をしてくれた。
その1人の落伍も許さず優しく丁寧な指導は今も少しも変わっていない。
声楽家であり、作曲家である先生の弟子たちはあまりにもふがいない。何年経っても成長しない。
先生、なんと気の長いことか。
先生は指導者でありながら、自分では指導者だとは本気で思っていない。
先生のスタンスはあくまでも自分も一人の団員であり、指揮パートを受け持っている、という考え方である。
そのあまりにも謙虚な姿勢は音楽のみならず、人としての指導を受けているのも同様である。
一昨年行われたおたり吹奏楽クラブの10周年記念発表会。
当日のパンフレットで過去の歩みを記す中では、先生を下の画像のページで紹介した。
小谷から白馬へ、そして今は双方のバンドを指導し30年。
先生に30年も教えを受けながらなんと上達しないことか。
先生も、自分もトシ。まだ覇気のあるうちにもうちょっと高みに。
感謝♪
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15/11/19 22:41
アラヤシキの住人たち
今年の話題作、アラヤシキの住人たち の上映会が小谷小学校で行われた。
やっと観られる〜。当初無料の上映会があったが、都合で行かれず。
今となってはブームも去った感じだが、一度観ておきたかった。
今は廃村となってしまった真木集落。
ここで実際に暮らす人々を映したもの。
真木は山奥。南小谷の駅から歩けば2時間近く。
2年ほど前に一度だけ行ってみたことがある。その時の様子はこちら。
映画は、いや映画というべきなのか、本当に日常の生活をただカメラで追っただけ、という感じである。
効果音も作ったセットも一切ない。
見ていればこの不便な場所にすっぽりと入り込み、クルマも車道もなかった子どものころに戻れる。
終わってみれば温かい雰囲気の中に自分がいた。そんな感じ。
共働学舎はキリスト教がベースなのかな。
詳しくはこちら
上映会場には共働学舎の面々が来ていた。
そして終わって暗い中、彼らはまた1時間半歩いて真木の共働学舎に帰っていく。
この暮らしをどう感じようと、何を思おうと、ここでの暮らしを真似できる人は多くはいまい。
確かに言えるのは、近い過去みんながこういう暮らしをしていたこと、そしてもし文明から切り離されることがあってもこのように暮らせば人は生きていける。
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15/11/17 22:19
伐採
先日のよく晴れた日、庭の五葉松を伐ってもらった。
どうしても除雪のじゃまになるのである。
しかし周囲に電線が多く、自分ではできなかったのでプロに依頼。
アルミの棒一本の足場を組み立てる与作氏。
やがてその一本梯子をスルスルと登り、梯子が終われば枝に足をかけて枝を切り落としながら登っていく。
ついに五葉松は丸裸に。
今度は上から幹を切り落としながら降りてくる。
そして最後はかなり長い状態でフィニッシュ!
次はその横にある松の木の枝。
これは高い。てっぺんは7〜8mくらいあろうか。
毎年この上に雪が積もり、枝に絡んで落ちなくなる。それが凍りつき、雪が雪を呼んで頭上に何百kgもの雪のかたまりができ、いつ落ちるともわからない。
与作氏はかーなりすっきりと枝を落としてくれた。枯れないかな・・・
ともかく今年の冬はこれで一安心。
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15/11/15 17:55
第28回定期演奏会
吹奏楽団「山の音楽家」定期演奏会。
まもなく満29歳を迎える山の音楽家、28回目の定期演奏会になる。
毎年のことながら、最後の最後まで不安な状態が続き、最終的にステージはまあまあの出来にしてしまう、指揮者先生の名にちなんでいわゆる〇〇マジックが恒例の演奏会。
今回はそんな悪名をかなり払しょくできたのではないかと感じる。
ゲネプロ。実行委員から説明と注意。
出演してくれた中学生ダンサーズ、MHSヒップホップダンススクール。この子たちかっこよかった!
最近、本番には連れてく相棒(^_^;) 第2部では楽器につけて演奏♪
わずか30人。でもいい演奏だった!のかな・・・
当日は昼間から雨ザンザン。
みんなで噂していた。
「こりゃこの雨じゃ今日はお客さん来ねえぞ。」
「こんな日に来てくれるようなら本当のお客様だ。」
そして本番ステージ。
びっくり!ほぼ満員のお客様!
キャパ500人のホール、事務局発表によると子ども、招待者含めて458名の入場!
こんなに入ったことってあったっけ?ありがとうございます!
打ち上げ♪
山音美女軍団♪
慰労会で写された本番のビデオ。自分のソロを撮ってみた♪
妙にソロフレーズの多かった今回の選曲。
こんなかわいいアンケートいただきました♪
(画像は山音Fbより何枚かお借りしました)
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15/11/08 22:14
土谷分館収穫祭
小谷村公民館土谷分館。
小谷村の中でも昔からの熱心な活動をし、村内でも有数の歴史と実績と文化を誇る分館である。ちょっと言いすぎか。
その土谷分館で本日、今年の収穫祭が開催された。
まずは蕎麦打ちから。土谷では何人もの優秀な蕎麦打ち職人が育ち、そば屋でも味わえないうまい蕎麦を打つ。
今回は集落支援員もお手伝いいただいた。
土谷地区の子どもたちを集めたひなたっ子の会。その会が作ったさつまいもで蒸かしいもを作る。
会場内ではすでに子どもたちが集まって大騒ぎ。意外と好評の折り紙。
外では餅つき。杵と臼で餅をつくなんてことは大人でもかなりの高齢者でなければ経験がない。
子どもに杵を握らせて、経験と思い出を搗く。
ということで自分も経験させてもらった。幼いころから見てはいるのでその要領はわかる。
本日の子守り担当、K君。子どもあしらいがとっても上手!へたな保育士顔負け。
happyHalloween!♪
ポン菓子。これも地元職人。
蕎麦打ち職人たちが自ら蕎麦を茹でる。
こりゃうまい!やっぱり大人気。
宴たけなわ。
それぞれが持ち寄ってくれた自慢料理、会場で作った料理、いちいち紹介はできないが参集者の倍の人数がいても食べきれなかったに違いない。
しかも美味、珍味。まさに収穫祭!
デザートは近年地元に家を構えたTさんの、こーんな大きなアップルパイとチョコバナナパイ。すごいっ!
そしてレギュラーパティシエ、地元のSさん、Mさんによる創作ケーキ。
材料は自宅で採れたものばかり。さすがっ!
ポン菓子はみなさんにお土産に持って帰ってもらう。
来場総数、60人あまり。地区内しか周知してないが、やはり数十年前にくらべて少し人が少ないのは過疎高齢化。それに昨年の地震が拍車をかけた。
でも土谷地区は小谷でも人もうらやむいいところ。
本日いただいたご祝儀、持ち寄った野菜や料理、それに労苦。それらを誰も厭わない。また新たな人材や特技も発見できた。
この活気がずっと続いてほしい。
飲みながら話す中で来年のプランも少し。やらなきゃ。
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15/11/04 23:16
ほととぎす(暗路)
ウィリアム ライトン作曲 近藤朔風 訳詞
ほととぎす(暗路-やみじ-)
小学校の頃習った曲。
特に好きだった曲でもないが、妙にはっきりと、歌詞まで全部覚えている。
最近youtubeを漁っていたときに見つけた行進曲 花のほほえみ
1956年の課題曲。
何気なく聴いていたらトリオの部分、暗路じゃないか!
もちろんマーチなので曲想は違っているが、まぎれもなく子どもの頃覚えた暗路に違いない!
この曲演奏したい!でも
どこ探しても楽譜がない。
聴いて楽しむだけか〜。。。
おぐらき 夜半を 独りゆけば 雲よりしばし 月はもれて ひと声いずこ 鳴くほととぎす 見かえる 瞬間に 姿消えぬ 夢かとばかり 尚もゆけば またも 行手に 暗はおおりぬ |
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15/11/03 22:48
チョコバナナ
11月1日、わが家から見える小谷は快晴の予感。
今年の小谷村文化祭、例年の如く青少年育成会で参加。
今年の育成会企画は チョコバナナ、折り紙、ボールすくい の3本立て。
チョコバナナは育成会副会長の女性の方が放課後児童クラブで慣れているのでリーダーをお願いした。
大きなチョコレートにメスを入れる。かたいっ!
ホワイトチョコ。ホワイト大好きなのでお相伴が楽しみ♪
山のような材料。意外と変わったもの使うんだ!
バナナをチョコで覆ったものにお菓子をのせている。なにができるのかな・・・
かわいい!これは大人の作だけどなかなかの創作。
時間によってはこのにぎわい。
来た子どもたちはみんな口の周りがチョコレートだらけ。いや、顔中チョコだらけ。
こちらは折り紙コーナー。
ちょっと遊んで帰る子もいれば、真剣に1時間以上教わりながら折っていく子もいる。
子どもの個性は何に反応するか様々である。
ボールすくい。
おーい、5個までだぞ〜。金魚と違っていくらでもすくえてしまう。
曲者なのがこれ!毎年、ネタを提供してくれる人が持ってきた。
棒の先から吊るしたリングを向こう側のフックに架けるだけの単純なもの。
これがむずかしい!でも上手な人は10回くらい挑戦して入る人もいる。自分などは何十回やってもぜーんぜんダメ。
好天の小谷村文化祭、各種展示品やイベント、売り物、演芸などとっても多彩。
2階では昨年の地震写真展もやっていた。
今年は平穏に年を越せますように。
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