15/06/29 21:42
常法寺総代会
小谷村北小谷の鬼来山常法寺
わが家の菩提寺である。
昨年の地震で若干の被害を被ったが大したことはなくてよかった。
立派な構えの寺院である。
昨日、檀信徒の総代会が開催された。
総代会は総代の中から選出されている護持役員が執行部として主宰する。
役員は総代からの選出、そのほかに住職が一本釣りする場合もある。自分も釣り上げられた一人である。
ただ会長だけは別格扱い、「大総代」から選出される。
大総代とはこの寺を昔から支えてきた名家、簡単にいえば庄屋様である。
小谷村には小谷五人衆と呼ばれる庄屋様がいた。名字帯刀を許された一族である。
間違っているかもしれないが、それは山田、田原、山岸、太田、横澤の各氏であり、信濃が武田氏の勢力下に入ってからはそれに別の太田氏、細野氏が入って小谷七人衆になったと聞く。
現在小谷村に在住しているのは小谷温泉の山田氏、中谷の太田氏のみである。
2年前から護寺会長に就任された山岸氏。もちろん庄屋様の末裔であり、山岸宗家でもある。
前任の太田会長は父親を早くなくしたため、かなり長期にわたって会長を務められたようである。
じじいばかりの会議にこんな若い事務局がいてくれるのはなんとも心強い。
彼もまた住職に釣り上げられた一人。
自分も事務局として会議の進行に携わる身ではあるが、20年近くもこんなことをしているとだんだん図々しくも怠慢にもなり、作った資料も穴だらけ。。。
一流会社の役員をされている会長はあきれてみていることだろう。
そうはいっても過疎地の寺院は徐々に檀家も減っていく。
じじいたちの総代会は課題山積。
なんのかんのきれいごとをいっても要は人と金である。
幼いころから信心深い祖母によく連れてきてもらった菩提寺。
ここに来るとおばあちゃんにあえるようで心が安らぐ。
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