17/03/23 22:05
きのこシーズン開幕!
きのこ?きのこは秋のもの。
しかし!栽培キノコであればその準備はいつからということはない。
榾木(ほだぎ)は紅葉の終り頃に伐採し、それを完全に木が死ぬまで葉枯らしし、早春から植菌、それを数か月培養してから本伏せする。
種類によってその年の秋に発生するものと、翌年まで持ち越すものがある。その繰り返し。
家の前に大きな栃の木があり、景観の妨げになっていた。
それを伐り倒してキノコの原木にしてしまおうという作戦。
切る前。
切った後。
植えたわけでもないが、いつの間にか邪魔になるほど大きくなった栃、キハダ、柿、桑など。
その栃の木を倒す。
切り口は白く、驚いたのはこの春間近の時期に水気がない。今頃は芽吹きに備えてたっぷりと水を蓄えていると思った。
したがって予定ではしばらく寝かせて水気がなくなった頃、4月上旬にキノコを植えようかと思っていた。でもこれならキノコ植えられるんじゃないか?
ということで徐々に駒菌を打ってみる。どうなることか。
もっと早く切っておけば早く植菌出来るのに。とも思うが、早いと雪の下に埋もれ、結局雪が消えるまで取り出せないのと、今なら雪の上を移動できる。
太いのが2本。1本は根元から分かれているので合計3本ってもんか。
木こりは素人。まあ、ほぼうまく倒れたということで。
さてもうひとつ、年末の12月に倒しておいたクルミの木があった。
その時は12月なのに水を上げているのにびっくりして春に持ち越しとした。
そろそろいいかな、と道具を引きずって山へ行く。
チェーンソー大小2台、ドリルと発電機、それに燃料と駒菌。
引いていくのが結構重い。
そしてまたびっくり!!
3か月前に伐り倒したクルミがたっぷりと水を蓄えている。
この木って村営水道に配管されているのか???
こうなれば新芽がが吹いてそれが枯れるまで待つしかないか。
ということで、また重い道具を引きずってすごすごと。。。
お彼岸ということでお墓の除雪をした。
雪多い!
きれいになった!
いつも一緒にお参りに来ていた母は、体調不良で去年からは来られなくなった。
次第に自分に近づいてくる入居の順番。人生は意外と短い。
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17/03/18 21:23
卒業式
春。
各地一斉に卒業式シーズン。
残雪深き小谷村でもこの日、好天に恵まれた中で小学校と中学校の卒業式が行われた。一応来賓として参列させてもらった。
小谷小学校の昇降口。
新しい中学の制服に身をつつんだ卒業生とその父兄がうれしそうに集う。
この小学校が開校して10年余り。
校歌は作詞作曲とも谷川俊太郎・賢作の父子という巨匠の作であり、小谷をよく表した歌詞と歌いやすく個性的なメロディが合わさってとてもよい曲である。
立派な校舎ではあるが、児童数は年々減少しており、今年の卒業生は18名。
そして午後は中学校の卒業式。
小さな村の小さな学校。小学校、中学校ともに1校ずつなので参列者の都合も考え、午前と午後に分かれて一日で式を行う。
中学の卒業式に出るのは何年ぶりだろう。おそらく次男が卒業した時以来だから10年近く前。
その前の10年近くの期間は毎年来賓として参列していた。長女の時はPTA役員で、長男の時は消防団で、そして次男のときに初めて保護者席に座った。
小谷中学校。
校庭にはまだこの雪山。
こちらも正門では卒業生とその父兄などが記念撮影でにぎわっているが、小学校と違うのは一緒に写真に入るのが先生であったり、友達の場合が多い気がする。
小谷中学校の校歌は島崎先生、飯沼先生による名曲である。
過去何年も参列させてもらったので覚えてはいるが、なにぶん三部合唱のため校歌としてのメロディがどの部分なのか分かりにくく、来賓席で歌う人はあまりいない。
子どもたちは大きな声で、それも男子の生徒の声がよく聞こえてきた。
そして全校合唱は「旅立ちの日に」
ずいぶん古い曲の気がするがとても卒業式らしい好きな曲である。
卒業証書授与式。
卒業生を送り出す厳粛な式典であるから当然であるが、言葉のすべてに「辞」がついている。
開式の辞、教育委員会告辞、学校長式辞、来賓祝辞、在校生送辞、卒業生答辞、保護者代表謝辞、閉式の辞、というところか。
会場から卒業生を送り出すときに流れたBGMが心に残った。
夢も希望もいっぱいに巣立っていく子どもたち。自分にも覚えのあること。
がんばれ!
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17/03/13 20:53
久比岐再び!
3月中旬、まもなくお彼岸を迎える時期ではあるが、まだこの雪。
ここしばらく好天続きで今日もアルプスはくっきりとその雄姿で空を分ける。
春になって北陸も天気がよさそうなので春の海辺を走りに出かけることにした。
姫川温泉を過ぎたあたり、谷間から雨飾が見える。
本日のメニューは以前挑戦してかなわなかった久比岐自転車道のコース制覇。糸魚川市中宿シーサイドパークから上越市虫生岩戸までの31km。
スタート地点の公園。
いざ、出発♬
一歩踏み出して、重い!なんでこんなに重たいんだ。
しかも腰痛い!左足の捻挫も応援してくれているような・・・
まあそのうちなんとかなるさ!
ということで腰痛を忘れ、捻挫も苦にならず、重さだけがいつまでも負担をかける。
道の駅 マリンドリーム能生。
ここで約10km。ようやく元気になってきた。しかし。
ずっと変わらぬ景色にだんだん嫌気がさしてきた。
そう感じることが走れない原因を作る。調子よく走れるコンディションの時は単調な景色も苦にはならないもの。
筒石漁港。今しがた入ってきた漁船に海鳥が群がる。
元軌道の面影たっぷり♪。
トンネルの中はこんな感じ。危険性も不気味さもない。
名立の公園に立ち寄ってトイレ&給水。
観光地なんだけど、浜の観光地はシーズン短くて大変だろうな。
鳥ヶ首岬を回ると正面に米山(だろうな・・・)上越市の北東に位置する標高1000mほどの山である。
烏帽子岩。
この岩には必ず鳥がいるとか。
いた!(^^;)
そしてここでダウン。
あとわずか5km。そうは思うのだがハンガーノックも手伝って体が動かん。まったく根性なしめ!
有間川駅舎。汗で濡れた服を着替えさせてもらう。天気はいいけど風は冷たい。
複線、、、えーっと。説明書きをよ〜くみて、あっちのホームか。
待っていたら反対側へ来たディーゼル車。なになに♪
おお!2輌しかない車両がみんなレストランみたいだ!
facebookで情報をいただいて調べてみたら、「越後トキめきリゾート雪月花」。
妙高〜糸魚川の間で1日1往復の運転をする景観と食事のためのリゾート車両のようである。
今日は天気が良かったのでお客様の視線は海にくぎ付け。というよりもここにきてやっとトンネルが終わり海が見えた!というのが正しいだろう。
自分の待つ電車はこれ。
ワンマンといってるが運転手と車掌の二人で運行している。
昔のバスの切符みたいなレトロな切符。
ということで本日も敗戦気分でランニング終了。
痩せなきゃ〜と何度呪文を唱えても体重が減ることはない。。。
糸魚川の海岸から見える焼山火打の山塊とは違うこの山、鉾ヶ岳というようである。
標高は1300mと決して高くはないが、黒姫山も米山もこれよりも低い。やっぱり標高0mの海辺では大きく見えるのかな。
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17/03/09 22:13
山の音楽家は30歳♪
吹奏楽団「山の音楽家」
昨年12月に創立30年を迎え、今年は第30回定期演奏会を予定している。
そして遅まきながら、今年6月には記念式典と記念冊子の刊行を予定している。
下の画像は20回記念演奏会のとき。
自分が写っているものを載せてみた。
悲しいかな、この写真に写っている人たちは今ほとんどいない。
ホール満員のお客様。
今はここまでは入らない。このころが来客数のピークだったか。というよりも団員の熱気が集客率を高めた、というのが正しいかもしれない。
さて、記念式典では何人かアトラクション演奏をする。その1名としてソロの許可をいただいた。
20周年のときもやらせていただき、このときは「翼をください」を吹いた。
さて今回はなんとしようか、現在まだ悩み中。。。少し候補曲を紹介してみよう。
まず、シューベルトの「菩提樹」。原語ではリンデンバウムというのかな。
ドイツの詩人、ミュラーの詩集「冬の旅」の中の詩にシューベルトが作曲したもののひとつ。
曲もさることながら、詩の内容をきけば近藤朔風の訳詞が見事である。
なので演奏、というよりも歌で聴かせたい気分だが自分、歌はダメ。
1.
泉にそひて、繁る菩提樹、慕ひ往きては、
美(うま)し夢みつ、幹には彫(ゑ)りぬ、ゆかし言葉、
嬉悲(うれしかなし)に、訪(と)ひしそのかげ。
2.
今日も過ぎりぬ、暗き小夜なか、眞闇に立ちて、
眼(まなこ)とづれば、枝は戦(そよ)ぎて、語るごとし、
来(こ)よいとし侶(とも)、こゝに幸あり。
3.
面をかすめて、吹く風寒く、笠は飛べども、
棄てゝ急ぎぬ、遙(はるか)離(さか)りて、佇まへば、
なほも聴こゆる、こゝに幸あり。
聴いてみよう!菩提樹
しかし、菩提樹を吹きたいと思ったのは詩からではなくきっかけはこの人。
リサ・シュトールさんのアルプホルンの演奏。
確かに菩提樹はアルプホルンでも吹くことはできる。でもアルプホルンは山で吹くものという先入観が強く、こういう風にも使えるのだというのはちょっと新鮮♬
聴いてみよう!アルプホルンの菩提樹
次の候補曲は夏川りみさんが歌って有名になった「童神」。
いろいろ聴いてみたが、城 南海(きづきみなみ)さんのがお気に入り。
聴いてみよう!童神
そしてもう一曲、いま一番候補なのがさだまさしさんの「道化師のソネット」
この曲は実話をもとにした映画「翔べ イカロスの翼」のテーマ。
サーカスを取材していたカメラマンがサーカスにあこがれ、ピエロとして人気を上げるがあるとき綱から落ちてしまう。
しかし子どもたちの笑い声をなくしたくないと願いながらも、その日のうちに亡くなってしまう。
実はこの映画見たことがない。見たい。
聴いてみよう!道化師のソネット
自分の好みなのか、それともユーフォニアムという楽器がそうさせるのか、いつも選曲はバラードっぽいゆったりとした曲が多いような気がする。
なにができるかな、お楽しみ♪
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17/03/06 22:09
土谷分館の冬
3月初の日曜日はいつも土谷分館主催の冬の交流会。
今年は去年と違って十分な雪があり、天候にも恵まれ・・・と思ったが、そりのコースに予定していた道路に雪がない!
あまり通らないこの道路、地元にお願いして雪をためておこうと思ったのだが、その後雪が降らなかった。
ー 前日のこと ー
そこで急きょこの騒ぎ。
こんな大掛かりに、あっという間に雪を動かしてしまうのも小谷村の実力というべきか、土谷分館の実力というべきか、いやきっと雪国では日常のことだ。
そしてできたのは全長約50mのそりコース。
丁寧に塩までまいている。
そしてメイン会場では除雪機で雪を踏み固め、さらにカンジキで均している。
なんてズクのあるおじさんたち。
明日のおもちゃたちの一部。足丈(アシタケ)もいくつか準備した。
夜。
その日猟に出ていた仲間からイノシシのレバーが届いた。
これ、意外とうまい!酒が進んでしまった。
下の画像は先週行われた中土スキー大会での一コマ。
足丈を持っていってみた。
なにこれー!
どこかで売ってるの?
初めて見た!
これほしー!
ということで彼女に一足進呈。
ー 当日 −
自分は都合で出られなかったので画像だけもらった。
楽しそうでホッ。。。
今年もファットバイクの新井さんにご協力をいただいた。
なにやら人気絶頂の様子。コンディションも最高!
で君たちはなにしてるの?
本当に土谷はいいところです。
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17/03/01 23:05
春の陽射し
春の安定した好天が続き雪の山は日々その高さを下げているが、それでもまだまだ白一色の世界に春の陽光が眩しい。
先週、土曜日は大町でランニング。
木崎のゆーぷる♨に車を置き、山周りで美麻へ。そこから木崎湖へ向かって下る。
途中、三日町のトンネル前から撮影。
鹿島槍ヶ岳(右)と爺ヶ岳(左)
蓮華岳(右)と北葛岳(左)
唐沢岳(右)と餓鬼岳(左) 間の凸が餓鬼のコブ。
以上、大町から見える代表的な山。近いうちに全部登っちゃる!
大町から美麻に向かう道。
そこそこ広く、車の通りは少なく、程よい上り坂が走りやすい。
ため池。大きいのがふたつ。
ここは広域の火葬場。残念ながら何度か来ている。
今は廃止された元大町スキー場。
ここだったかな・・・簗場だったかな? 20歳のころ草レースがあって優勝したことがあったっけ。
ゲレンデ中央付近に鳥居が。。。
やがて美麻の新行集落。そばで有名な地区である。
ここから左に折れて木崎湖に下る。
木崎湖へ向かう細い下り坂。少し見えている山は餓鬼岳。
国道を横切り、湖水の向こうに見えるのは有明山。
ゴールはすぐそこ。
着いた!ゆーぷる。
さあ風呂だ!
そして今夜は・・・小谷村。
サンテイン小谷に車を置き、目指すは大草連(おおぞうれ)
この地区はかつては20戸近くもあった大部落だったと思うのだが、今は1戸が住むだけ。
その理由はアクセスの悪さと自然条件の厳しさだろうか。今でも九十九折の道を行かなければならない。
ここに住んでいた同級生と小学生のころ、どっちが学校から遠いかなどというつまらない言い争いをしたことがある。
そのころはここまで来たことはなかったが、社会人になって仕事で来るようになり、ようやくその通学の大変さがわかった。
と思ったのだが、今日初めて足で来てみて距離も測り、結果としてはわが家とその大変さはそれほど変わりはないぞ!
まあ、そんなことはどうでもいいのだが、こうしてまた一つの集落が消えゆくのは寂しい限りである。
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