17/06/30 21:45

芍薬(しゃくやく)

立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花

そんな風に形容されるように芍薬はとてもきれいな花。

芍薬と牡丹、なんでも芍薬は草であり、牡丹は木だとか。

 


4月末、少しずつ芍薬が芽を出し始めた。

この芍薬は2014年晩秋に入荷した根を突貫で植え、次の年に植え替え、それから3年余り培養して今年の春、初めて売りに出した。

その時の記事はこちら。それと植え替え

 


5月連休。芽が大きくなると同時に草も伸びてくる。当然草の方が成長が早い。

ここで除草剤を起用。芍薬にかからないよう傘をかぶせながら、今回はバスタを散布した。

 


5月末、つぼみが膨らんできた。

 


栄養を一つの花に集中させるために脇芽は切る。
 

 


6月初旬。大きく育った茎は風で倒れてしまうため、支柱で支える。

 


そして6月9日、初収穫!これは「春の粧」

わずか12本ではあるが直売所に並べてみた。しかし単価が高かったせいか(3本430円)、完売できず。

 


その頃家の庭の芍薬はこんな真っ盛り。陽当たり?標高?

 


6月中旬。採りごろとなった。これは「夕映え」

採るのは株の約半分程度。残りはつぼみだけを切り取り、その分の栄養を根に回し葉を多く残して光合成を促進する。

 


「夕映え」と白いのが「信濃の月」。今年の最盛70本ほど。

 


直売所に出荷した芍薬。とりあえずライバルはいない。

 


培養のために花だけ切り取ってきたつぼみは妻が平らな鉢に活け、こんなきれいな花を咲かせた。

これは「夕映え」だが、白い「信濃の月」はとてもいい匂いがした。

 

水揚げ。

切ってきた花の水揚げは、切り口を焼き(煮ても可)葉の一部を落とす、らしい。


この3枚ある葉っぱの

 


真ん中の葉を手で取ってしまう。

 

芍薬はつぼみの周りに蜜があり、それを洗い落とした方が咲き方が早いとか。

わが家のつぼみは、その蜜をアリが寄ってきてなめている。なのでアリがいっぱいいる花のアリを払い落とし、採ってくれば花はすぐに咲くのである。

 


今期最後の花「滝の粧」

 


収穫を終えたあと、しばらくして畑に行ってみたら採り残した花が一輪。けなげ♡

 

今期の出荷数。

6月9日   春の粧  3本入れ 4 430円

6月17日  夕映え  3本入れ 12

      信濃の月 3本入れ 4

      ミックス 3本入れ 6 各350円

6月23日  滝の粧  3本入れ 5 350円

合計 約100本の出荷。

今年の秋は株分けに挑戦する。

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17/06/19 21:29

長ネギ栽培

うちには良いほ場がない。

日当たりが悪く粘土質、まだ杉林がなく米を作っていたころは米に適したいいほ場だったのだろう。

しかし赤粘土は畑作物にはなんとも具合が悪い。いろいろ試してみたがうまくいかず、今年は農協の指導を得て白ネギの栽培に挑戦した。

面積は約10a(1反歩)。

 

おーい、こんなに肥料がいるのか?

 

 

まず施肥から。


秘かに中古で確保したライムソワーを使って肥料を散布する。

 


施肥が終わったら耕起。

昨年そばを作ったこの畑はそばコンバインが踏み固めて硬い硬い。

 


牛堆肥は高いので、豚堆肥を利用。堆肥の性質は違うが効果はあるだろう。

堆肥をユンボでクローラダンプに積み込むので体力的には割と楽。

 

2度耕起した畑に苗移植のための溝を作る。


ちょっと道具が違う気もするが、この畝立てアタッチメントで十分役に立つ。

 

さあ植えるぞ!

農協がもってきた苗箱は60枚。時期が遅かったので苗はチェーンポットの中で伸びすぎている。


農協から借りた名器「ひっぱりくん」

これを引くだけでチェーンポットの苗が植えられるスグレモノ。

ちなみに長ネギは株間を近づけた方が長いネギとなる。らしい。

 


苗が伸びすぎてバランスが悪いために、土に植わる前に転んでしまうのもある。

こ奴らはなるべく手で起こして植え直していたが、そのうちに面倒くさくなってこのまま土をかけてしまったのもある。

 


長いのは切ってしまえ!

 


わが家自慢の土くれ。赤粘土は細かくならず、畑作物には苦戦を強いられる。

 


うまくいけばこんな感じ。きれいに植わる。

 


どや!オワタで!

ただ、その後日照り続きでだんだん枯れた芝生みたいになってきた。

まあ、ネギは強いので枯れることはないが、時間はかかりそう。雪が降るまでに大きくなるかな。

 

5月21日 施肥〜耕起

5月28日 移植

 

ネギのいいところは他の作物と違い、収穫時期が束縛されないこと。とはいっても晩秋の収穫になるので高い相場は見込めないが、今日明日のうちに収穫しなければならないということはない。

また同様に、いつでも採れば食べられるものでもある。考えようによっては成長してなくてもその状態で高く売れればその時収穫すればよいということか。

 

タヌキが獲れたら・・・うまくいいネギになったら収穫はどうしよう。専用の掘り取り機があればいいのだが、今年もしうまくいって来年面積を拡大するようだったらそっちの機械化も考えよう。

その時はネギの皮むき器も導入して規格品を出荷しようか。

 

いいネギになりますように。

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17/05/08 21:58

作付け

この年になって自分だけでやる百姓は2年目。ようやくその楽しさがわかってきたところ。

会議や諸行事が忙しくなる春、同時に百姓も忙しくなる。

 


3月、ちょっと遅めだが、玉ねぎの追肥。といってもまだまだ雪もあるので雪の上から液肥500倍を投与。ちゃんと効いてくれますように。

 


今年は生姜をつくってみよう!ということでお試し。聞くところによれば日照はあまり必要とせず、湿地の方がよい?ならばうちのような畑は適所。なんてうまいわけにもいくまいが、やってみなきゃわからん。

 

4月。さすがに春。

今年の春は雨が少なくて助かる。


鶏小屋の掃除。1羽しかいない鶏は元気で食欲もあるくせに卵をろくに産まないゴクつぶし。1羽じゃ残飯始末してもたいした鶏糞にもなりゃしねえ。

 


昨年末のクルミと今年3月の栃。合わせて三石くらい。

 


育苗用のハウス。今まではサッシの内側で育苗をしていたが、苗が外に向かって斜めに伸びるので日照改善。
 

 


今年予定の実生。ほかのメインの野菜苗は農協に注文を出した。

 


ある日山へ山菜を探しに行ってわが家のきのこ圃場で発見!ヒラタケ!

しかもでかい!春のヒラタケ・・・食べてみたら意外とうまい!びっくり。

 

さてゴールデンウィーク。お楽しみの百姓週間。


芋を植える。粘土質なのでちょっと高めの位置。

男爵、キタアカリ、メークイン。

 


芍薬、育ちが遅い。やっぱりこの場所では標高が高すぎるのか。800m。

周囲に牛糞を追肥し除草剤散布。

 


お隣の屋根やさんから茅ゴミをたくさんもらった🎵

こんなありがたいものはない。感謝感謝謝謝謝♬

 


長ネギ。ちょっと間隔が広かったか。

 


かぼちゃ。蔓の伸びる範囲に茅をたっぷりと敷き詰める。

 


右はナス、ピーマン。左はキャベツとレタス。

ほかにもウリやらトマトやら。

 


玉ねぎ。横のポヤポヤは去年植えたキャベツ。まだ食べられそう。

 


去年の白菜も野沢菜もまだ新芽がおいしくいただける。

 


夕暮れのわが家。心休まるひと時。

晴耕雨読の暮らしがしたいと願うひと時。

 


連休最終日に作ってもらった菜の花うどん。

山の暮らしはいい。

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16/10/23 22:11

掘り取り機

あ、やられた!

何者かがうちのナメコを食った。もっとも散らかした程度で、やはりナメコじゃ腹はふくれないらしい。


現場に残された犯人の足跡。鹿か、カモシカか。周囲の状況からみてイノシシではなさそう。

 

さて最近めずらしい農機を入手した。


これがその機械。掘り取り機。

本来はサツマイモなどの掘り取りに使われるもの。

これを何に使うのかといえばイモはもちろん、そのほかにも今後の作付け如何で利用価値は膨らむが、今回最大の狙いはマルチ剥ぎ。

 

マルチといっても馬鹿にするなかれ。

ここ数年、採取を始めてからマルチの面積は10a以上になる。そしてこのあたりの赤粘土はいったん噛んだマルチを簡単には放してくれない。


張るときは条件のいい日に機械で行うのでまだいい。

 


今年はこれだけの面積だった。

秋になって収穫が終わってマルチを剝がそうとしても、粘土が固くなってからは簡単には取れず、スコップなどで土を掘りながら取るのは大変な労力である。

昨年の分はついにユンボまで持ち出し、それでも手間がかかった割に完全には除去できなかった。

 


それに懲りて、家庭用のわずかな面積はマルチ抑えを使用することにした。

しかし、産業としてのマルチはそれでは手間がかかりすぎ、何かないかと探していたところ件の機械を運よく入手することができた。

 

さてその効果は。。。


やっぱり周囲に作物の残骸が残っていると、それらが引っかかってうまくいかない。まずそれを掃除。

 


挑戦開始!後ろ(運転手側)からみた図。

 


前面側。

前輪と後輪(駆動輪)の間にある刃が地中に潜り、土をほぐしている。

機械を入れる前のマルチの上は固いが、機械が通った後はフカフカである。

 


何度かやってみて、これがベスト!と思われる調整。

 


刃はバイブレーターになって土に潜るので一番強くしておく。

 

そして結論は、見事!ほとんど無傷でマルチを回収できた。

この作業が何かを産むわけではない。しかしやらなければならない作業、手作業で時間をかけていたらマルチ剥ぎだけで人件費は数万円にもなろう。

これで心配事がひとつなくなり、来年の作付け計画がぐっと楽になる。

 


まるで大農経営(^^;)

 

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16/08/07 22:33

馬鹿の考え

長ネギ。

今年の作付けは200本。

途中何度か耕運機で畝揚げする予定で間隔を広く取った。


5月24日、農協から届いた苗を植え付ける。

 


6月21日、大きくなってきたが同時に雑草にも悩まされる。

左の通りは馬鈴薯。ネギ同様畝上げする予定。

 

ここで問題発生。畝上げ用の耕運機が動かない!


この画像は前年動いた頃のもの。

もっとも40年も前の機械である。動かなくても文句も言えん。ただ、ラセンローターがもったいなかった。

 

そこで馬鹿は考えた。一生懸命考えた。

まったく、馬鹿の考え休むに似たりとはよく言ったもの。

 

要はネギの白根の部分が長く欲しいから畝上げするのである。つまり日光から隠すことができれば土でなくとも軽いモミヌカでもよいのではないか。

事例を探してみた。

あった!美味ネギ君(うまねぎくん)

 


では早速。

7月11日、板を買ってきて柵を作り、その中へモミヌカを入れていく。深さはネギの分かれ目が隠れない程度。

 

のんきな自分が様子がおかしいのに気がついたのは8月6日。

 


ネギが腐っている!

しかもこの時点ではなにか菌が入ったか?と思っていた。

おかしいのを数本抜いてみるうちにようやく気がついた。モミヌカの当たっている部分だけが腐っている。

熱だ!

モミヌカは乾いているが生である。当然雨に濡れれば発酵し発酵熱が発生する。

こんな小学生でもわかることをどうして気がつかなかったのか。

まさに「馬鹿の考え休むに似たり」である。

美味ネギ君はハウス栽培であるから雨は降らないということを見落としていた。

 


元気そうなのも結構イカれている。持ち帰って切ってみたら内部も腐りが入ってしまっている。

 


スクランブル!で根元のモミヌカを取り除き、通路にこぼれたモミヌカも出来るだけ撤去したが、さてどのくらい助かるのか。悪くすれば全滅か、しばらく様子を見る。

ひと雨降った後、様子を見てよさそうであれば再び土で畝上げしてみよう。

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