16/08/07 22:33
馬鹿の考え
長ネギ。
今年の作付けは200本。
途中何度か耕運機で畝揚げする予定で間隔を広く取った。
5月24日、農協から届いた苗を植え付ける。
6月21日、大きくなってきたが同時に雑草にも悩まされる。
左の通りは馬鈴薯。ネギ同様畝上げする予定。
ここで問題発生。畝上げ用の耕運機が動かない!
この画像は前年動いた頃のもの。
もっとも40年も前の機械である。動かなくても文句も言えん。ただ、ラセンローターがもったいなかった。
そこで馬鹿は考えた。一生懸命考えた。
まったく、馬鹿の考え休むに似たりとはよく言ったもの。
要はネギの白根の部分が長く欲しいから畝上げするのである。つまり日光から隠すことができれば土でなくとも軽いモミヌカでもよいのではないか。
事例を探してみた。
あった!美味ネギ君(うまねぎくん)
では早速。
7月11日、板を買ってきて柵を作り、その中へモミヌカを入れていく。深さはネギの分かれ目が隠れない程度。
のんきな自分が様子がおかしいのに気がついたのは8月6日。
ネギが腐っている!
しかもこの時点ではなにか菌が入ったか?と思っていた。
おかしいのを数本抜いてみるうちにようやく気がついた。モミヌカの当たっている部分だけが腐っている。
熱だ!
モミヌカは乾いているが生である。当然雨に濡れれば発酵し発酵熱が発生する。
こんな小学生でもわかることをどうして気がつかなかったのか。
まさに「馬鹿の考え休むに似たり」である。
美味ネギ君はハウス栽培であるから雨は降らないということを見落としていた。
元気そうなのも結構イカれている。持ち帰って切ってみたら内部も腐りが入ってしまっている。
スクランブル!で根元のモミヌカを取り除き、通路にこぼれたモミヌカも出来るだけ撤去したが、さてどのくらい助かるのか。悪くすれば全滅か、しばらく様子を見る。
ひと雨降った後、様子を見てよさそうであれば再び土で畝上げしてみよう。
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