19/08/02 22:09
白馬岳 山頂で歌う
白馬の合唱団有志の方たちが7人ほどで、毎年白馬岳の山荘で歌っている。
毎年、行ってみたいと思いながら都合がつかず。しかし今年は日程を空けられたので先生に、聴きに行きます!と告げたら、先生はじゃあ一緒に歌いましょう!
え?おれ歌下手だし声でないしパート知らないし、、、、先生は、メロディー歌ってればいいんですよ、って。
ということで7/31〜8/1にかけて久しぶりの白馬登山。自分の都合で行き帰りは単独行動にしてもらった。
大雪渓は横の雪渓から土石流が入り、工事現場のようである。
途中一度アイゼンを脱いで上陸し、しばらく岸を登ってから再び雪渓へ。
落石の可能性が非常に高く、こりゃ学校登山には使えない。
小雪渓。
ここでようやく霧が晴れて景色が見えた。やっぱり山サイコー!
稜線。
ここでいきなり現れるはずの立山剱は霧の中。
そして白馬山荘へは午後1時過ぎに到着。猿倉から4時間余り。
自分よりも3時間ほど早く出発したはずのほかのメンバーは先に着いていた。
一休みしてリハーサル。
リハといってもお客様のいる同じ場所で歌ってみるだけの公開練習。
声が出ない!ほかの皆さんは合唱団なのでさすがに上手。おらぁラッパ吹きだ!
さて午後6:30、開演。
お客様たちはみんな夕食も終わり、このレストランに集まってきた。
ピアニストを含め、8人の合唱。みんなが知っている山の歌や唱歌なので会場のお客様も一緒に歌ってくれる。
夕方まだ明るい山は依然として霧の中、しかし!歌っている最中に
突然霧が晴れ、きれいな杓子と白馬鑓が出現。
遠く剱もその鋭鋒を見せる。
そして同時に山の落日。
もはや歌どころではない。この素晴らしい景色にお客様は半分くらいの方がカメラ片手に外へ飛び出していった。
こんなきれいな落日はそうそう見られるものではない。
歌も中断してしばし山の美しき奇跡に見入った。
旭岳のシルエットを残して日は落ちた。
楽しい歌と、自然が織りなす不思議。
山の夜は更けゆく。
翌朝。
合唱団の皆さんはこれから蓮華温泉に下る。案内はベテランガイドの北村さん。
家で母と百姓が待っている自分は栂池に降りる。
頂上目指して出発!
天気はよいのだが、雲で視界は1kmくらいか。
女性登山家の間ではヘルメットがブームになっているようだ。いいことだ。
男性陣。自分以外はみんな山のベテラン。
杓子・鑓をとりまく不思議な雲。
旭岳もくっきりと。
天候がよくなくしばらく荷揚げができなかったそうで、この日は朝からヘリが何度も往復していた。
中央に大きく見える山が雪倉岳2611m。
すぐそこにありそうで、この山は乗鞍を越えるまでずっと近く見えていた。
ここで皆さんに別れをつげて単独行動に移る。目指すは栂池自然園!
後方を降りてくる合唱団パーティ。
小蓮華山2766m。
小谷村の最高峰、同時に新潟県の最高峰でもある。
白馬頂上からここまで50分弱。
遠く白馬大池が見えた。
白馬大池近く来ても雪倉はすぐそこに見えている。
白馬大池が眼下に。こういうコースは楽しい。
この岩山は白馬乗鞍岳。
向こうの山から白馬大池を見ながら降りてきた。
ここまで1時間40分。
白馬大池から乗鞍へ上る道。
道というよりも岩を伝い歩くだけ。こういうのは大好き。
乗鞍山頂。ここまで2時間余り。
短いけれど雪渓があった。
下に天狗原の木道が見える。
道はあいかわらず岩の伝い歩き。
足首のアブソーバーが岩の上で気持ちよく跳ねる。こんな時が危ないのだ。調子こいてるとケガするぞ!と自分を戒める。
天狗原。
天狗原から下る道は一変して石と泥と笹。つまりどこに足を置こうが滑る。この道は辛く、そして遠い!
自然園はまだか!
ようやく見えた自然園の施設群。
はあぁ、遠かった。白馬山頂から3時間20分。余裕で午前中に帰宅できる時間。
楽しかった。そしてケガもなく無事に帰れたことに感謝。
それにしても、下界は暑いぞ!
最期にオマケ、白馬の唄
2365503
カテゴリ[ 山・スキー] コメント[] トラックバック[0]