18/06/04 11:10

平成30年第2回坂城町議会定例会招集あいさつ(1)

 本日ここに、平成30年 第2回 坂城町議会定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様全員のご出席をいただき開会できますことを心から御礼申し上げます。

緊迫した世界情勢の中、南北朝鮮の融和の動きが進み、4月には、南北首脳会談が実現、ついで、6月12日には、米朝首脳会談の日程も設定がなされました。この会談は、両国の思惑から一旦中止となりましたが、日々、調整が続けられ、先ごろ、当初予定どうり首脳会談が再設定されました。会談を契機に、北朝鮮の核・ミサイルの放棄に向けての関係国の協議が進展することを期待するものであります。

国内では、大学スポーツ界にて、アメリカンフットボール選手が悪質な反則により、負傷者を出した問題が生じ、運動部の指導方法や大学の危機管理体制が問われています。1日も早くスポーツ本来の姿を取り戻すことを願うところでございます。

さて、今年は暖かな陽気に恵まれ、見ごろになったバラが公園いっぱいに広がる中で、第13回「ばら祭り」が5月26日(土)から始まりました。ばら祭り実行委員会の皆さんにより、6月10日(日)までの16日間の日程で開催しており、330品種、2,300株の色とりどりのバラが、連日多くの皆さんを迎えています。

開会から1週間が過ぎましたが、昨日までで来園者が約22,500名、特に一昨日の土曜日には3,000名、昨日の日曜日には5,000名の方にご来園いただいております。

今年のばら祭りでは、野外コンサートのほか、太鼓やマリンバなどのイベントを増やしましたので、ご来場の皆さんに満足していただくとともに、「ばらのまち・坂城」を町内外に発信していきたいと考えております。

 昨年度、地方創生拠点整備交付金により、施設改修をいたしました、さかき地場産直売所「あいさい」は、3月12日のリニューアルオープンから2ヶ月半が経過しました。

 この間、農産物の品数の確保に努め、また、食堂は面積が拡張されたことにより、前年同期比、販売額は47%、来場者数では61%増加と順調に推移しております。

さて、経済情勢でありますが、日本総研によりますと、アメリカの景気は、個人消費が減速し、伸びが鈍化したものの、13月の実質GDPは前期比年率プラス2.3%と、設備投資や輸出は堅調な増加が続き、全体としては景気拡大基調が持続しております。

ヨーロッパにおいては、ドイツの輸出拡大に変調の兆しが見え、英国の13月の実質GDPも前期比年率プラス0.4%と、成長ペースが低い伸びになっており、ユーロ圏景気は、雇用環境の改善を背景とした個人消費の緩やかな回復が下支えをしているものの、先行きに不安を感じるところです。

 また、中国においては、13月期の実質GDPが前年同期比プラス6.8%と、3四半期連続で同じ伸び率となっており、内外需要が堅調を維持して、今後の展望においても、堅調な官民需要に支えられ、高めの成長が見込まれるところですが、中国をとりまく通商摩擦の動向もございますので、引き続き注視していく必要があると考えております。

次に国内の状況でありますが、内閣府による5月の「月例経済報告」では、「景気は、緩やかに回復している。」とし、先行きについては、「雇用・所得環境の改善が続く中で、各種政策の効果もあって、緩やかな回復が続くことが期待される。」とする一方、「海外経済の不確実性や金融資本市場の変動の影響に留意する必要がある。」としております。

また、日銀松本支店が5月に発表した「長野県の金融経済動向」によりますと、設備投資、住宅投資、個人消費などの個別観測から「生産の動きは増加している。雇用・所得は、着実な改善が続いている」とし、「総論として長野県経済は、緩やかに拡大している。」としております。

当町におきましては、4月に実施いたしました町内の主な製造業20社の1月〜3月期 経営状況調査の結果では、生産量が3ヶ月前のマイナス2.67%からプラス5.01%と7.68ポイント増加し、売上げについてもほぼ同様な傾向が見られます。

また、雇用については、3ヶ月の総計でプラス77人と、前回調査のプラス61人から更に増加しており、来年4月の雇用予定は、ほとんどの企業が増員又は減員分の補充を予定しており、全体では133人の増員予定となっております。

いずれにいたしましても、当町の企業や経済が順調に伸びていくことを願うところでございます。

さて、続いてでございますが、町では「子育て、福祉、ものづくりの分野に重点を置き、安心して暮らせる」ことを目指して、様々な施策の展開を図っておりますので、本年度の主な事業の進捗状況について申し上げます。

 高校生のタイ国研修につきまして、29年度は去る3月21日から25日の日程で実施し、5月16日に報告会を開催しました。

 参加した高校生8名から、タイで活躍する(株)桜井製作所、(株)都筑製作所、 日精樹脂工業(株)での現地視察や大使館での研修、あるいは、タイの学生との交流、歴史・文化などの異文化体験を通じて、彼ら自身が感じ、新たに発見した多くの思いが語られました。

「町の企業の技術力の高さと働く人たちの情熱を感じ、町を誇りに思った。」、「言葉が通じなくても身振りで通じることができた」などの報告を聞き、これからの成長と自信につながる有意義な体験であったと感じたところでございます。

 今年度も、より多くの高校生が坂城町の産業を肌で感じ、異国文化に直接触れる機会として、タイ国への研修を実施してまいりたいと考えております。

次に、新制度に基づく農業委員会については、5月18日に臨時総会を開催し、農業委員会長に入横尾の田中克人さんが、会長代理に春日忠雄さんが就任され、新体制がスタートいたしました。

農業委員の皆さんには、農地の権利移動等に関する業務のほか、新たに必須業務となりました担い手への農地利用の集積・集約化、遊休農地の発生防止・解消、新規参入の促進といった「農地利用の最適化」の取組みについて、ご期待いたすところでございます。

 4月から運用を開始しましたトータルメディアコミュニケーション施設整備事業につきましては、戸別受信機の配布を有線放送電話にご加入いただいていた世帯について ほぼ完了し、現在、未加入世帯を中心に配布を行っています。5月末現在で、全戸の80%にあたる5,250戸への配布を完了しております。

 また、4月以降は、有線放送の施設の撤去も併せて進めており、各ご家庭のスピーカーや引き込み線などについて順次お伺いしながら撤去を進めております。

 なお、千曲川への水位計、雨量計などの気象観測装置の設置工事、すぐメールや町ホームページなどとの連携につきましては、7月末までに完了させ、全てのシステムの運用を開始できるよう進めてまいります。

また、「移動系無線通信システム整備」につきましては、5月30日にプロポーザル選考会を開催し、実施設計委託業者を決定いたしました。今後、電波の受信状況調査等を実施し、平成31年度の整備に向け、事業を進めてまいります。

次に、ワインに関する事業につきましては、29年度まで 試験圃場にて品種の特性の把握などの実証試験を行い、一定の評価が得られました。また、町内の青年たちが7月にワイナリーを開業することから、試験圃場の管理やワインの醸造については、彼らに引き継ぎ、町といたしましては、ワイン文化の醸成をはじめ、坂城産ワインのブランド化などのワイン文化の推進にシフトしてまいります。

 その取組みとして、5月19日(土)と20日(日)にアリオ上田店で開催された千曲川ワインバレーフェスタに参加し、同日発売の2017年産坂城プレミアムワインをはじめとする坂城産ワインのPRを行いました。多くの方々に坂城産ワインに親しんでいただいたところでございます。

さて、信州さかきふるさと寄附金につきまして、29年度末で1,853件、45,588千円余りの寄附をいただきました。引き続き、多様な返礼品の充実を図っていくとともに、事業者の皆さんの募集に努め、地域の活性化につなげて参りたいと考えております。

なお、この夏から、返礼品に 町のマスコットキャラクター「ねずこん」をデザインした共通のシールを貼り付けることとし、ふるさと納税を活用した町のPRを強化してまいります。

 続きまして、移住・定住促進事業の新たな取組みとして、実際に町内に宿泊していただき、当町の魅力や、生活について、より具体的にイメージしていただける宿泊体験施設を整備いたしました。今後、移住相談会などを通じて希望者を募り、多くの方に当町を体験していただき、実際の移住につながるよう積極的にPRしてまいりたいと考えております。

 また、就職を契機とした移住・定住を促し、町内企業に勤めていただけるよう企業の人材確保の支援を行っております。

その一つとして、4月17日には、金沢工業大学において、2019年3月卒業予定者を対象に合同企業説明会を開催し、町内企業7社から参加をいただきました。

また、7月の開催に向け準備を進めているところでございますが、今年度から新たに長野大学での合同企業説明会の開催を計画しております。

さて、新たな工業用地の確保につきましては、現在のテクノさかき工業団地の西側に約4haを拡張する形で計画しております。現在、各種の法規制について、長野県と協議を進めており、今後、地権者の皆様や関係団体等を対象に、事業説明会の準備を進めてまいります。

「松くい虫被害 防止対策」では、空中散布につきまして、4月13日に住民説明会を行い、住民の健康に対する配慮を図る中で、6月20日に有人ヘリによる散布を予定しております。

また、有人ヘリでは散布できない急峻な箇所につきましては、6月20日と7月11日の2回、無人ヘリコプターによる薬剤散布を実施してまいります。

空中散布のほか、伐倒駆除、枯損木処理、樹幹注入、松の植樹を行うとともに、県の森林づくり県民税を活用した松くい虫被害木の搬出やバイオマス燃料化事業も加え総合的な防除対策を講じてまいります。

(あとは、招集あいさつ(2)へ)

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坂城町長 山村ひろし

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