12/03/31 01:19
TPP講演会
昨日(3月30日)、坂城町主催で、全国町村会経済農林部長 柴田寛先生をお招きし、「TPP(環太平洋経済連携協定)をめぐる動き」というテーマで講演会を実施いたしました。
全国町村会経済農林部長 柴田寛先生
TPPを巡っては日々交渉が続けられていますが、その実態がほとんど伝えられていないのが実情です。
坂城町を含め全国町村会はTPP参加に反対の立場を表明しておりますが、今回は、TPPの実態について最新の情報を確認するための研修会を実施しました。
TPP交渉のポイントとしては、昨年発効した米国・韓国のFTA交渉の内容がキーになりそうです。
今年の春〜夏に一つの山がくると思っておりますので、これからも適宜このような研修会、あるいはシンポジウムを開催したいと思っております。
坂城町長 山村ひろし
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12/03/30 11:32
日本刀のご寄贈(井原重之さん)
先日(3月26日)、千葉県佐倉市ご在住の井原重之さんから、坂城町鉄の展示館へ幕末の名工・細川正義作の刀一点、付属打刀拵(そろえ)一点、付属白鞘一点をご寄贈いただきました。
左から、井原重之さん、山村、宮入小左衛門行平刀匠
井原さんは永年、佐倉市役所に勤務される傍ら趣味として刀の収集・研究をされておられます。 このたび、貴重な刀等を寄付いただきましたので、鉄の展示館で大切に保管・展示を行いたいと思います。
ありがとうございました。
坂城町長 山村ひろし
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12/03/30 08:14
葛尾組合臨時会閉会挨拶
葛尾組合は千曲市と坂城町で構成される一部事務組合です。
主に千曲市、坂城町のごみの焼却、不燃ごみ・資源ごみの処理、亡くなられた方の火葬、霊園の管理を業務としております。
先日(2月29日)、千曲市議会で、東日本大震災で生じたがれき引き受けの決議がなされましたが、昨日(3月29日)私が組合長をしている、葛尾組合議会でも東日本大震災のがれきを引き受ける決議案が賛成多数で可決されました。(賛成:千曲市議7名、反対:坂城町議4名)
そもそも構成メンバーが坂城町議4名対千曲市議8名なので千曲市議の主張について議事にかければ決議されてしまうのですが、このような重要なテーマについて数の論理だけで決めてしまうことについては誠に遺憾なことだと思っております。
議会の決議についてはそれなりに尊重をしなくてはなりませんが、組合長、あるいは行政の責任者として慎重に対応しなくてはならないと考えております。
閉会のご挨拶の中で私の考えも述べましたのでご覧ください。
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12/03/30 04:21
老子の続き(第41章)
この章は「道」のあり方、あるいは「道」についていろいろな面から述べています。 また、「大器晩成」という言葉もここから出てきたものです。
上士聞道、勤而行之、中士聞道、若存若亡、下士聞道、大而笑之。 不笑不足以爲道。故建言有之。 明道若昧、進道若退、夷道若纇。 上徳若谷、大白若辱、廣徳若不足。 建徳若偸、質眞若渝。 大方無隅。 大器晩成。 大音希聲。 大象無形。 道隱無名。 夫唯道善貸且成。
上士は道を聞へば、勤めて之を行ひ、中士は道を聞けば、存(そん)するが若(ごと)く亡(な)きが若く、下士は道を聞けば、大(だい)として之を笑う。 笑わざれば以(も)って道と爲(な)すに足らず。 故に建言(けんげん)之あり。 道に明かなるものは昧(くら)きが若く、道を進むものは退くが若く、夷道(いどう)は纇(るゐ)なるが若く、上徳は俗なるが若く、大白(たいはく)は辱(じょく)せるが若く、廣徳(くわうとく)は足らざるが若く、建徳(けんとく)は偸(とう)なるが若く、質眞(しつしん)は渝(ゆ)なるが若し。 大方(たいほう)には隅(ぐう)無く、大器は晩成し、大音(だいおん)は聲希(こえな)く、大象(だいしゃう)は形無し。 道隠れて名無し。 夫(そ)れ唯道のみ善(よ)く貸し且(か)つ成す。
すぐれた人物は「道」について聞けば努めてこれを実践していると言いますが、普通の人に聞いた場合には半信半疑でよくわからない。 道について全く理解していない人に聞けば大声を出して馬鹿にして笑います。 このように笑われるくらいでなければ本物ではないのです。 格言として次のことが言われています。 「明るい道というのは照らし出されているものなのでかえって恐ろしく、暗い道ならば慎重に進むことになる」、「道を進む場合にもあたかも後ろへ戻るかのように慎重に歩を進める」、「平坦と思われる道もむしろごつごつしているものと思わなければならない」、「最高の徳を身につけた人はかえってへりくだっている」、「本当に真っ白に、潔白に見えるものはかえって汚れをよく知っている」、「広大な徳を身につけている人はむしろ、まだまだ足りないとへりくだっている」、「しっかりした徳を身につけている人はかえってだらしなく見える」、「ゆるぎない徳を身につけている人はかえって柔軟に対応し変わりやすいように見える」、「本当に大きなものにはその角などわからない」、「すぐれたものはすぐには出来ない」、「偉大なる大きな声はなかなか聞き取れない」、「大きな存在というものは、かえって、なかなか目に見えない」 道はそもそも目に見えるものでもなく、名もありません。しかしながら道のみが万物に力を貸し育て上げてくれるのです。
この章では、「道」のいろいろな側面から議論しています。 いわば「俗世間の基準から見ていてはなかなか理解できない」 ということを述べています。
坂城町長 山村ひろし
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12/03/27 14:38
新しい英語の先生
今日(3月27日)、4月から坂城中学校で英語の指導をされる、ベン・ミンコフ (Ben Minkoff) さんが役場に挨拶に来られました。
お名前はベン・ミンコフさんで、出身はニューヨーク州、ブロンクスで、大変若い元気な方です。
また、ミンコフさんはバサー・カレッジという有名な人文系の大学のご出身です。
アジア研究で学位を取られ、日本についても専門的な研究をされており、日本語もそこそこ堪能です。
少しでも早く坂城の空気に慣れていただき、ご活躍されることをお祈りします。
坂城町長 山村ひろし
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12/03/25 07:29
スター混声合唱団 チャリティー トーク&コンサート
昨日(3月24日)、 更埴文化会館 あんずホールで、タレントの山田邦子さんが団長をされておられる、「スター混声合唱団 チャリティー トーク&コンサート」が開催されました。 主催: 国際ソロプチミスト千曲(代表 中村トモエさん、実行委員長 日置妙子さん)、 共催:千曲市、 後援: 坂城町、坂城町教育委員会
本コンサートに千曲市の近藤市長ともどもお招きいただき、児童館充実のための御寄付もいただきました。 感謝感激です。
(中央、赤いカーディガンが山田邦子さん)
スター混声合唱団は、2008年にがん撲滅を目指して結成された合唱団で、団長は自ら乳がんを経験され、いまだにがんと闘っているタレントの山田邦子さん、副団長は直腸がんを経験されたジャーナリストの鳥越俊太郎さんです。 メンバーはタレント、俳優、歌手、アナウンサー、ボクサーなどなど多彩な方々です。 活動を通じてその収益を関連団体に寄付されたり、がんの早期発見の呼びかけ、がん患者や家族への勇気づけなど積極的に活動されています。
昨日のコンサートでは、山田邦子さんの縦横無尽の活躍で涙と笑い、感動の素晴らしいステージを作っていただきました。
トークショウで、上田市出身のボクサー西澤ヨシノリさんと
西澤ヨシノリさんはかつて、日本チャンピオン(ミドル級)、東洋チャンピオンなどのを経験され、現在、オーストラリアに移られ、クルーザー級の世界チャンピオンになられています。 40歳を過ぎての世界チャンピオン、西澤さんもすごい。
久々に素晴らしいコンサートに出会いました。
(出演者の方々:順不同、敬称略)
山田邦子、清水よし子、服部真湖、石原裕子、原元美紀、森川泉、河村右、鈴木直人、西澤ヨシノリ、嶋崎伸夫、進藤学、鼓太郎、八反安未果、一谷のぶえ、河相我聞、上田悟、黒田アーサー、(演奏:奥村伸樹、赤星裕子他)
坂城町長 山村ひろし
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12/03/25 06:36
老子の続き(第40章)
前章は、老子の中でも一番長い章でしたが、この章は一番短い章ですね。
しかしながら、この章も老子の本質が語られています。 この章はいわば老子の「生死論」とでも言えます。 冒頭の「反」は反対というより、「もとに戻る、立ち戻る」という意味です。
反者道之動、弱者道之用。天下萬物生於有。有生於無。
反(はん)は道の動(どう)、弱(じゃく)は道の用なり。 天下の萬物有(う)より生じ、有は無より生ず。
常に根源に立ち戻るのが道の動きなのです。 また、「道」は一見、弱々しく見えても常に柔軟に働きつづけます。 天下のすべての萬物は、「有(う)」、何かしらの存在から生まれてきますが、その「有」そのものは「無」といわれるすべての根源としての「道」から生まれてきます。
この章は私にとって大変大切にしている章です。
私たちの人生は、「道」から「出生」し、人それぞれの人生を経験し、「入寂」します。 私たちの人生はいわば「道」からお借りして、「道」にお返しするようなものです。 従って、大切に、大切に磨き上げてお返ししなくてはならないのです。
このような話をいつも学生、若者、あるいはお年寄りにも話してきました。
坂城町長 山村ひろし
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12/03/23 07:59
坂城町中小企業能力開発学院修了式
昨日(3月22日)、私が学院長をしている、坂城町中小企業能力開発学院の修了式がありました。
平成23年度のプログラムは、「新入社員研修会」「パソコン利用基礎」「初級簿記」「社会保険実務」「製造現場の基礎知識」「安全衛生セミナー」「コーチング実践セミナー」「経営革新塾」の8コースが実施され、114名の方々がコースを修了されました。
昨日はそのうち,約40名の方々が修了式並びに懇親会に出席されました。
修了者を代表して交和物産?の小林友美さんが挨拶をされました。
左から:小林友美さん、山村
平成24年度も新たなプログラムを含め各種プログラムを実施します。
お問い合わせは、坂城町中小企業能力開発学院(坂城町商工会 担当:宮坂)までご連絡下さい。(Tel:0268-82-3351)
坂城町長 山村ひろし
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12/03/22 14:45
春日てる さん
昨日(3月21日)、びんぐし湯さん館利用者の春日てるさん(北日名)が、3月20日で100歳を迎えられました。
お祝いに湯さん館から観葉植物をプレゼントさせていただきました。
左から、春日てるさん、竹内支配人
春日さんは北日名にお住まいで、平成18年からほぼ毎日、町の循環バスを利用して湯さん館に通われています。
春日さんによりますと、長寿の秘訣は 「何でも(少しずつ)食べること」 と 「湯さん館に行くこと」 だそうです。 ありがたいことです。
春日さんとお友達
いつまでも、お元気で湯さん館にお出で下さい。
(湯さん館ホームページ)
坂城町長 山村ひろし
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12/03/22 13:48
坂城ライオンズクラブから循環バスのベンチ寄贈
本日(3月22日)、坂城ライオンズクラブ(代表:大井宏子さん)から循環バスの停留所用ベンチ5脚の寄贈をうけました。
左から:大井宏子さん、山村、竹内克好さん
循環バスをご利用されておられる方々から停留所用のベンチを設置してもらえないかというお話がありました。 坂城ライオンズクラブの皆様にご相談したところ気持ちよく即決していただき、本日、ベンチ贈呈の目録をいただきました。
4月以降、ご要望の多いところから順次設置させていただきます。
ありがとうございました。
坂城町長 山村ひろし
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12/03/21 16:15
平成24年度第1回坂城町議会定例会閉会
本日(3月21日)、3月1日より開会されておりました、平成24年度第1回坂城町議会定例会が閉会しました。
閉会にあたりご挨拶を申し上げました。
いずれ、坂城町議会から議事録が出されますが、速報としてお読みください。
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閉会あいさつ (平成24年3月21日)
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12/03/20 19:13
長野盆地ができるーそのとき縄文人はー(塚原弘昭先生の講義)
本日(3月20日)お誘いがあり、さらしなの里歴史資料館講演会に出席しました。
講義をしていただいたのは、昨年、「長野県の地震入門」を出版された、信州大学名誉教授で、更級の明徳寺ご住職でもある塚原弘昭先生です。
会場の「さらしなの里歴史資料館」は満員の盛況で、私は別室のテレビモニターで講義を拝聴しました。
長野盆地の歴史について「長野盆地西縁活断層帯」の状況を詳しくご説明頂きました。
活断層の活動により降下する盆地に繰り返し新たな遺跡が形成されることを大変分かりやすくご説明いただきました。
千曲川流域に縄文人が生活をしていた5,000年前の遺跡は、現在までに5回ほどの大地震を経験し、5〜10m沈降し千曲川の砂に埋まっているそうです。
右側:塚原弘昭先生
坂城町長 山村ひろし
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12/03/20 18:50
老子の続き(第39章)
さあ、老子の中で一番長い章の一つです。 お付き合いください。
昔之得一者。天得一以清、地得一以寧、神得一以靈、谷得一以盈、萬物得一以生、侯王得一以爲天下正。其致之一也。天無以清、將恐裂。地無以寧、將恐廢。神無以靈、將恐歇。谷無以盈、將恐竭。萬物無以生、將恐滅。侯王無以貴?、將恐蹷。故貴以賤爲本、?必以下爲基。是以侯王自謂孤・寡・不轂。此非以賤爲本耶。非乎。故致數譽無譽。不欲琭琭如玉、落落如石。
昔は之(これ)一(いつ)を得る者ありき。 天は一を得て以(も)って清く、地は一を得て以って寧(やす)く、神(しん)は一を得て以って靈に、谷は一を得て以って盈(み)ち、萬物は一を得て以って生き、侯王(こうわう)は一を得て以って天下の正(せい)を為(な)せ。其れ之を致せしものは一なり。 天以って清きこと無くんば、將(まさ)に恐らくは裂けんとす。 地以って寧(やす)きこと無くんば、將に恐らくは廢(くづ)れんとす。神(しん)以って霊なること無くんば、將に恐らくは歇(や)まんとす。 谷以って盈(み)つること無くんば、將に恐らくは竭(つ)きんとす。 萬物以て生くること無くんば、將に恐らくは滅びんとす。侯王以って貴高なること無くんば、將に恐らくは蹶(たふ)れんとす。 故に貴(き)は賤(せん)をもって本(もと)と為し、高きは必ず下(ひく)きを以って基(もとゐ)と為す。是を以って侯王自ら孤(こ)・寡(か)・不轂(ふこく)と謂(い)う。 これ賤(せん)を以て本と爲すに非(あら)ずや。 非(ひ)なるか。故に數譽(すうよ)を致せば譽(ほまれ)無し。 琭琭(ろくろく)として玉の如(ごと)くならんと欲せざれ。珞珞(らくらく)として石の如くあれ。
昔から「一(いつ)」、つまり根源的な「道」を体得したもののありようは次のようなものです。 まず、天は「一」を得ているからこそ清くいられ、地は「一」を得ているからこそ安定していることができ、神は「一」を得ているから霊妙を維持でき、谷は「一」を得ているからこそ満ちることができ、万物は「一」を得ているからこそ生きながらえることができ、王侯は「一」を得ているからこそ天下を正統に治めることができるのです。 このようなことが出来るのはすべて「一」を得ているからです。 天が清らかでなければ恐らく天がさけてしまうでしょう。 地が安定していなければ崩れてしまいます。 神が霊妙さを維持できなければ神として存続はできません。 谷が満つることができなくなればやがて涸れてしまうでしょう。 万物が生まれ生成しなくなれば滅びてしまいます。 王侯がその地位を維持できなければたちまち倒れてしまいます。 貴人は「一」をわきまえ、常に低きものの立場に立たなければなりません。 高きものは必ず低きものを礎とします。 従って、王侯は自らをもって自分をみなし子と言い、寡とか、しもべと呼んでいるのです。 これは貧しいものの立場を基に考えるということなのです。 栄誉を重ねるとかえって本当の誉れを無くしてしまうものです。 そこらにある石ころのように謙虚に「一」の立場をわきまえなければならないのです。
「万法帰一」という言葉があります。 物事の根源です。 時として「一」に戻り、些事に惑わされず、本質は何かということを考えたいものです。
坂城町長 山村ひろし
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12/03/20 16:19
長野大学
長野大学とは 「長野大学と坂城町との実践モデル都市に関する協定」にもとづき、長年にわたり連携をしています。
昨日(3月19日)、平成23年度の実施状況ならびに平成24年度の事業について打ち合わせを行いました。
その中で、社会福祉学部3年生の2人により坂城小学校での学校支援ボランティアについての発表を行っていただきました。
これは1年にわたって、坂城小学校2年生の教育サポートを行っていただいたもので、きめ細かい素晴らしい発表でした。
発表する社会福祉学部3年生酒井早紀子さんと渡辺美香さん
また、本日(3月20日)、長野大学の卒業式にご招待され出席しました。
式典の最後、卒業生6人による「卒業生のことば」 は感情のこもった素晴らしいものでした。 今後の活躍に期待します。
坂城町長 山村ひろし
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12/03/18 17:28
第40回坂城町謡曲大会
本日(3月18日)、第40回坂城町謡曲大会が坂城町文化センターで開催されました。 (当番:南謡会、後援:坂城町文化協会)
坂城町は種々の伝統文化の維持発展に皆さんが努力されていますが、謡曲も実に多くの方々が永年にわたり取り組まれています。
本日の謡曲大会には何と、13もの団体が町内外から参加していただきました。
昨年は、坂城びんぐしの里公園で初めて開催された「薪能」も皆様のご協力で大成功裏に終わりました。
今後とも益々ご発展されることをお祈りします。
本日の演目は以下の通りです。
鶴亀、七騎落、胡蝶、玉鬘、吉野夫人
仕 舞・・・ 鶴亀、藤、雲林院、小鍛冶
蘆刈、千手、猩々
仕 舞・・・ 難波
賀茂、杜若、鞍馬天狗
舞囃子・・・ 七騎落
阿漕、車僧
なお、本日、出演された会は、南謡会、千謡会、嘉謡会、拍宝会、謡曲和会、柳謡会、さつき会、南謡会、煌友会、北謡会、万葉会、松謳会、南条宝生会 です。
物語性に富み、また、春にちなんだ演目も多く、大変堪能させていただきました。
ありがとうございました。
坂城町長 山村ひろし
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12/03/17 15:31
卒業式
今月は卒業式のシーズン。 3月3日の坂城高校卒業式につづき、15日には坂城中学校卒業式、16日は坂城小学校卒業式に出席しました。 各々の就業年を終了し、凛とした顔つきの子どもたちを見るのは誠に素晴らしいものです。 これからの新たなチャレンジに大いなる声援をお送りしたいと思います。
坂城中学校 卒業生の入場
坂城中学校 卒業証書授与
今後の予定として、3月20日には長野大学の卒業式、23日の坂城保育園の卒園式に出席の予定です。
坂城町長 山村ひろし
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12/03/17 14:55
老子の続き(第38章)
この章から、いよいよ老子の後半「徳経」に入ります。 ここでは、前半で述べていた「道」のあり方をどうやって実践していくかが述べられます。
冒頭、「上徳不徳」(上徳は徳とせず)。「最高の徳を備えている人はことさらに徳を意識することはありません。」と老子らしい言い方から始まります。
上徳不徳、是以有徳。下徳不失徳、是以無徳。上徳無爲、而無以爲。下徳爲之、而有以爲。上仁爲之、而無以爲。上義爲之、而有以爲。上禮爲之、而莫之應、則攘臂而扔之。故失道而後徳、失徳而後仁、失仁而後義、失義而後禮。夫禮者忠信之薄而亂之首。前識者道之華而愚之始。是以大丈夫、處其厚、不居其薄。處其實、不居其華。故去彼取此。
上徳(じょうとく)は徳とせず、ここを以(も)って徳あり。 下徳(かとく)は徳を失わざらんとす、ここを以って徳なし。 上徳は無爲にして、以て爲せりとする無し。 下徳は之を爲して、以て爲せりとする有り。 上仁(じょうじん)はこれを爲して、以って爲せりとする無し。 上義(じょうぎ)はこれを爲して、以て爲せりとする有り。 上禮(じょうれい)は之を爲して、之に應ずる莫(な)ければ、則(すなわ)ち臂(ひじ)を攘(ひ)いてこれに扔(よ)らしむ。 故に道を失いて後徳、徳を失いて後仁、仁を失いて後義、義を失いて後禮あり。 夫(そ)れ禮は忠信の薄(はく)にして、亂(らん)の首(はじめ)なり。前識(ぜんしき)者は道の華(くゎ)にして愚の始めなり。 是(ここ)を以って大丈夫(だいじょうぶ)は、其の厚きに處(お)りてその薄きに居らず。 其の實(じつ)に處りて、その華に居らず。 故に彼れを去りて此れを取(と)る。
最高の徳を備えている人はことさらに徳を意識することはありません。すでに徳が身に付いているからです。 徳が身についていない人は余計に徳を失わないように意識的に行動したくなります。徳がまだ身についていないからです。 最高の徳を備えている人は無為の状態でことさらに意識的なことは行いません。 徳が身についていない人は意識的にわざとらしい行動をとることが多くなってしまいます。「仁」を体得した人は自分の行いを自分でやったことだとは言わないが、「羲」を体得した程度の人では自分の行いをわざとらしく言ったりする。 「禮」を体得した程度の人では自分のやったことに反応しないと腕まくりをして近づいたりする。 つまり、そもそもの「道」を失ったために「徳」が説かれ、、「徳」を失ったのちに「仁」が説かれ、「仁」を失ったのちに「羲」が説かれ、「羲」を失った後に「禮」説かれたのです。「 禮」などが説かれるのは人間のまごころが薄弱になり乱世が始まってしまったからなのです。 さかしらな知識を振りまく者たちは道のあだ花であり愚劣の始まりなのです。従ってしっかりした人間は本源的な考えに立ち薄っぺらなさかしらな考えには立たないのです。 常に本質的な考え方を守り軽薄な考え方には立ちません。従って、「仁」、「羲」、「禮」をとらず「道」の考え方をとるのです。
そもそも、本当の「徳」があれば、「仁」、「羲」、「禮」などはいらないのだという個所は、儒家に対する批判的な意見と言われています。
「道」のあり様を手本とした生き方を求めています。
坂城町長 山村ひろし
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12/03/17 12:12
坂城町文化協会美術展
本日(3月17日)、明後日と坂城町文化センター体育館で坂城町文化協会の第19回美術展が開催されています。 (主催:坂城町文化協会、後援:坂城町教育員会・坂城町公民館)
絵画(油絵・水彩)、書道、華道、写真、陶芸、押し花、木彫、ステンドグラスなど9部門から選りすぐりの力作が展示されています。
坂城町文化協会(中島会長)の大変なご努力で今年も盛大に開催されました。 ご尽力に感謝申し上げます。
左から 書家の岩浅さん、山村、中島会長、稲葉副会長
画家の岡部毅さんと
坂城町では多くの方が文化芸術の振興に強い意志を持たれておられます。
また、文化芸術に対する造詣の深さは素晴らしいものです。
坂城町としても引き続きサポートを続けたいと思っております。
坂城町長 山村ひろし
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12/03/16 23:18
坂城町消防団任命式
本日(3月16日)、坂城町消防団の任命式がありました。
昨年の大きな震災を経験し、各自治体の消防団の重要性が再認識されています。
「自分達の町は自分で守る」
坂城町消防団、婦人消防隊の皆さんの活躍に心より声援を送ります。
訓示をする山村
宣誓をする新団長 手塚秀樹さん
本日は、新たに消防団長となられた手塚秀樹さん並びに深井、大井、両副団長以下の方々の任命式が行われました。
坂城町長 山村ひろし
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12/03/10 08:34
坂城町国際交流協会の研修発表
先日(3月3日)、坂城町国際交流協会の「ホノルル研修報告会&お国自慢料理会」が上平のふれあいセンターで開催されました。
国際交流協会では、今年1月11日から16日にかけ、米国ハワイ・ホノルルにある、JAIMS(日米経営科学研究所)での研修をおこないました。
(研修の様子)
http://blog.valley.ne.jp/home/yamamura/index.php?blogid=432&archive=2012-1-21
今回、この海外研修の発表会と国際交流協会メンバー各位の持ち込みによる「お国自慢料理」の披露がありました。 (料理は日本、中国、ロシア、ブラジルの代表料理)
(研修内容を報告される柳沢昌雄さん)
(お国自慢料理の披露)
(ブラジルから来られた遠藤さん。 左から二人目はサントス君。 先日の坂城高校の卒業式で卒業生代表の答辞を読まれました。 今年、群馬大学へ進学されるとのことです。)
坂城町国際交流協会の新たな試みとして、JAIMSを利用した海外研修に取り組みました。 今後とも種々のプログラムを実施されることに期待したいと思います。
素晴らしい研修報告とお国自慢料理でした。
坂城町長 山村ひろし
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12/03/10 07:10
老子の続き(第37章)
一般的に老子は前半の「道経」(第1章から37章まで)と「徳経」(第38章から第81章まで)に分かれています。 しかしながら、1973年に発見された馬王堆帛書老子道徳経二種では、「道経」と「徳経」の順序が逆になっています。 いずれにしましても、前半最後の章です。
道常無爲、而無不爲。侯王若能守、萬物將自化。化而欲作、吾將鎭之以無名之朴。無名之朴、亦將不欲。不欲以靜、天下將自定。
道は常に無為なれども、而(しか)も為さざる無し。 侯王(こうおう)若(も)し能(よ)く守らば、萬物將(まさ)に自ら化せんとす。 化して欲作(おこ)らば、吾將に之を鎮むるに無名の朴(ぼく)を以(も)ってせんとす。 無名の朴もてせば、亦(また)將に欲(ほっ)せざらん。 欲(ほっ)せず以って静かなれば、天下将に自ら定まらんとす。
道は常にさかしらな行いをさけ常に無為の状態にありますが、それでいてすべてのことを成し遂げているのです。 諸侯や王がこれを守って政治を行えばすべてのものが自然に自ら成長を遂げることができます。 もし、この状況の中で何ものかが欲を持ち始めたなら、私ならば無名の朴(あらき)のようなものを用いて対応しこれを鎮めます。 無名の朴ならば再び欲を持つことはないからです。 このように欲の無い静かな状態となれば天下は自然とおさまっていきます。
「而無不爲」、無爲にして爲さざるなし、という言葉はすごいですね。 さかしらに、人為的なことを行ってはならないということです。 「無為自然」の大切さ、じっと見守ることも大切です。 あまり「人為」を行えば、それは「偽」となります。
坂城町長 山村ひろし
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12/03/09 07:59
婦人消防隊分隊長会議
一昨日(3月7日)、平成22年度〜23年度の婦人消防隊分隊長会議が坂城町役場で開催されました。 婦人消防隊は坂城町で671名おられます。 当日は各地区の分隊長さん(27名)にお集まりいただきました。
婦人消防隊隊長の春日靖子さん(右側)へ感謝の記念品贈呈
婦人消防隊の皆様には日頃の予防消防活動にあるいは実際の火災現場での初期消火にご尽力いただいていますが、昨年の大震災を契機にその重要性はさらに増しています。
皆様には日頃、お忙しい中、活動をお願いをしておりますが、今後とも、「安全で住みよい、災害に強いまちづくり」の」中核として、ますますのご活躍をお願い致します。
坂城町長 山村」ひろし
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12/03/05 23:37
坂城の中学生ラガー
本日(3月5日)、坂城町役場で中学生ラグビープレイヤーの児玉一輝さん(佐久長聖中学校3年)と、羽毛田悟さん(坂城中学校3年)と会いました。
左から、児玉さん、山村、羽毛田さん
二人は小学生のころからお互いにラグビーで競い合ってきましたが、昨年、ラグビーの長野県スクール選抜に選ばれ、昨年末の全国大会(夢の「花園ラグビー場」で、12月29日、31日)へ出場し、見事5位入賞を果たしました。
二人は、高校へ行ってもラグビーを続けるとのことです。 今後の活躍を期待します。
詳細は、以下の坂城町のホームページをご覧ください。
http://www.town.sakaki.nagano.jp/www/contents/1001000000176/index.html
坂城町長 山村ひろし
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12/03/04 22:38
「聴覚・視覚障がい者を理解する講演会」
坂城・更埴・戸倉上山田ライオンズクラブの主催で「第26回聴覚・視覚障がい者を理解する講演会」が坂城町商工会館で開催され、私も参加しました。 この会は今年で26回目と息の長い取り組みをされていますが、本日(3月4日)、「共生のための絆」というテーマで林歯科診療所理事長林春二先生が講演をされました。 林先生は約20年前からフィリピンで医療ボランティアをされておられる方ですが、ボランティア実践を通されての貴重なお話をいただきました。
講演される 林春二先生
坂城町では、「坂城町障害福祉計画」(平成24年度〜平成26年度)を策定中です。
本日の林先生のお話も参考にさせていただき種々の施策を実施していきたいと思います。
坂城町長 山村ひろし
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12/03/02 19:12
老子の続き(第36章)
この章も面白いところですね。 いわば 「世の中のことを、逆からとらえる」 ということでしょうか。
將欲歙之、必固張之。將欲弱之、必固強之。將欲廢之、必固興之。將欲奪之、必固與之。是謂微明。柔弱勝剛強。魚不可脱於淵、國之利器、不可以示人。
之を歙(ちぢ)めんと將(しゃう)欲(よく)せば、必ず固(しばら)くこれを張る。 之を弱めんと將欲(よく)せば、必ず固(しばら)くこれを強くす。 之を廢(はい)せんと將欲せば、必ず固くこれを興す。 之を奪わんと將欲せば、必ず固くこれに與ふ。 これを微明(びめい)と謂(い)う。 柔弱(じゅうじゃく)は剛強(がうきょう)に勝つ。 魚は淵(ふち)より脱す可からず。 國の利器(りき)は、以(も)って人に示す可からず。
相手の力を縮めたいと思ったらまず逆に思いっきり大きくさせるのです。 もし、力を弱めようと思ったら、逆に精一杯強く増長させるのです。 もし、だめにしてしまおうと思ったらしばらくこれを盛んにさせるのです。 もし、略奪しようと思ったなら、まずいろいろと与えるのです。 これを微明(びめい)と言って表ではわからない裏に隠された知恵です。 表面上柔弱にみえるものが大変鋼強そうに見えるものに勝つものなのです。 内にもったものを軽々しく表に出してはいけないのです。魚も静かに深い淵に潜んでいてこそ安全なのです。不用意に表面に出てはならないのです。同じように国の持つ優れた利器(道具、仕組みなど)をたやすく外部に見せてはならないのです。
まるで孫子の兵法のようですね。
老子の戦略論でもあります。
甘い言葉には気を付けなければなりません。
坂城町長 山村ひろし
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12/03/01 13:17
平成24年 第1回坂城町議会定例会 招集あいさつ
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