12/09/29 12:30
月見区で子どもたちが稲刈り
本日(9月29日)、月見区の育成会(柳沢会長)主催で子どもたちによる稲刈りが行われました。
本来は先週の土曜日に予定されていましたが、大雨により本日に変更されました。
明日からは台風17号による影響も考えられるところから、本日は絶好の稲刈り日和にめぐまれ、大勢の指導者の助けを借りながら子どもたちは大いに頑張りました。
若林先生から注意事項の指導
稲刈り開始
稲を束ねる
私は始めの方だけのお付き合いでしたが、子供たちは9時から11時すぎまで頑張りました。 お疲れ様でした。
坂城町長 山村ひろし
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12/09/28 15:16
第46回坂城中学校 「大峰祭」
本日(9月28日)、坂城中学校で、第46回大峰祭が開催されました。
今日、明日の二日間、生徒たちが長期間にわたり準備をしてきた各種催しが披露されます。
今年のテーマは 「Take a step forward 〜新たな未来へ〜」です。
開祭でのご挨拶
「意見文発表会」 以下の6テーマで素晴らしい発表がなされました。
「いじめのある世の中」 「助け合い」「学校生活について」「政治について考えること」「知恵袋の正しい使い方」「生きる命」
講義する山村 : テーマは「世界を変える心」
午後からは、坂城町の各分野における専門家が24の分科会に分かれて 「地域との交流 講座」 が開催されました。
その中で、私も1時間、生徒たちに講義をさせていただきました。
テーマは「世界を変える心」で、?小さな行いが世界を変える (バタフライ・エフェクトの例をとって)、?命の大切さ (命は宇宙からお借りした大切な宝物)、?「いじめ」について(元世界フライ級チャンピオン 内藤大助さん の例をとって)
1時間という短い時間ではありましたが、17名の生徒たちは熱心に話を聞いてくれました。
坂城町長 山村ひろし
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12/09/27 00:01
老子の続き(第69章)
この章も老子の兵法の続きになりますが、すごいところは 「先攻するものが勝つのではなく、襄(ゆずる)者が勝つ」 という徹底した哲学ですね。
用兵有言、吾不敢爲主而爲客、不敢進寸而退尺。 是謂行無行、攘無臂、扔無敵、執無兵。 禍莫大於輕敵。 輕敵幾喪吾寳。 故抗兵相加、襄者勝矣。
兵を用うるもの言へる有り。 吾(わ)れ敢えて主(しゅ)と爲(な)らずして客(きゃく)と爲り、敢えて寸(すん)を進まずして尺(しゃく)を退く。 是(こ)れを行くに行くところ無く、攘(はら)ふに臂(ひぢ)無く、扔(つ)くに敵無く、執(と)るに兵無くしと謂(い)ふ。 禍(わざわひ)は敵を輕んずるより大なるは莫(な)し。 敵を輕んずれば幾(ほと)んど吾が寳を喪(うしな)はん。 故に抗兵(かうへい)相い加(くは)ふるときは、襄(ゆず)る者勝つ。
用兵について次のように言われていることがあります。 みずから決して攻撃を仕掛けてはならない。 むしろ応戦者の立場をとるべきですと。 あえて、一寸を進むのではなく一尺を退くのです。 このようにしていれば向かうところに敵がいるわけではなく、袖を振り上げても肘を払うこともなく、しかける相手もなく、武器をとることもありません。 敵のことを考えず仕掛けることは大変危険なことです。 敵を軽んじて戦をすれば自ら大切なのものを失ってしまいます。 従って、敵と相まみえるときは敵のことを十分に考え謙虚に行動するものが最終的には勝利を治めることが出来るのです。
孫子の兵法の原点ですね。日常の生活、ビジネス、政治においても大いに参考にしたいものです。
坂城町長 山村ひろし
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12/09/24 19:24
羽田国土交通省大臣来訪
先週18日に予定されていた羽田国土交通大臣の国道18号バイパス関連視察が今日(9月24日)行われました。
尖閣諸島をめぐる状況はますます厳しい状況になっておりますが、限られた時間を調整いただき羽田大臣に視察にお出でいただきました。
現職の大臣が国道バイパスの視察に来られたのは初めてのことだと思います。
力強い推進をお願いいたしました。
以下、坂城町のホームページへの記載をご覧ください。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
9月24日(月)羽田国土交通大臣坂城町を視察

9月24日(月)、羽田国土交通大臣が、坂城更埴バイパスの現地視察に訪れました。
坂城更埴バイパスは、村上地区を通る約3.8kmのバイパスで、昨年事業化されました。羽田大臣は、国土交通省関東地方整備局の方の事業説明を受け、山村町長らとともに現地を視察されました。
国道18号線バイパスの確実な推進と坂城インター先線とバイパスの接続などもあわせて要望を行いました。
坂城町長 山村ひろし
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12/09/24 15:21
小松美羽さんの美術授業
本日(9月24日)、坂城中学校で同校出身の画家で 「坂城町特命大使」 の小松美羽さんの美術の授業が行われました。
小松美和さんの自作の作品3点を用いて絵画についての説明
午前、午後の2時限と給食をはさんで授業が行われました。
美術担当の柳町先生の指導もあわせ、坂城中学校の生徒たちは地元の生んだ有名な画家小松美羽先輩の授業に熱心に取り組んでおりました。
坂城町長 山村ひろし
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12/09/22 14:39
今日は保育園、幼稚園の運動会
本日(9月22日)は坂城町の3保育園(坂城保育園、南条保育園、村上保育園)と坂城幼稚園で一斉に運動会が開催されました。
私はこの中で、南条保育園の運動会に参加しました。
挨拶する山村と選手宣誓をする園児たち
整然とお座りをしている園児たち 153名
保護者の皆さんによりテントが張られました
園児達よりも多い観客の皆さん
かけっこ 「ゴールめざして」 年少・年中・年長組
年長リズム 「宙船(そらふね)」 年長組
つなひき 「力くらべ」 年中・年長組
好天のもと、午前8時半から12時過ぎまで、南条保育園の園児たちは力いっぱい「わんぱくオリンピック」を楽しみました。
坂城町長 山村ひろし
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12/09/22 13:50
老子の続き(第68章)
これからしばらく、老子の「戦争論」がいくつか続きますが、人間としての生き方についても大いに参考になりますね。
善爲士者不武。 善戰者不怒。 善勝戰者不爭。 善用人者爲下。 是謂不爭之徳、是謂用人之力、是謂配天。 古之極。
善く士たる者は武(たけだけ)しからず。 善く戰う者は怒らず。 善く戰に勝つ者は爭はず。 善く人を用ふる者は下ることを爲す。 是を不爭の徳と謂(い)ひ、是を人を用ふるの力と謂い、是を天に配(はい)すと謂ふ。 古えの極(きょく)なり。
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12/09/21 23:15
第1回トポス会議
本日(9月21日)、一橋大学の野中郁次郎名誉教授からお招きがあり、六本木ヒルズで開催された第1回トポス会議に出席しました。
トポスとはギリシャ語で「場」と言うことなのですが、いわば「知的対話の場」であります。
本会議は、近年、全く発言力を失った日本の中で、世界的な「知」のリーダーを招き未来に向けた大きなメッセージを発信しようと、野中さんを創始者として結成された W3i(ワールド・ワイズ・ウェブ・イニシャティブ)が主催して開催されたものです。(後援:?富士通総研、(社)人工知能学会)
今回を第1回として今後10回に分けて種々のテーマで討議が続けられます。
http://jp.fujitsu.com/group/fri/downloads/events/topos01.pdf
今回は第1回目として「人間の知性とコンピュータ科学の未来--2040年、コンピュータは人間を超えてしまうのか--」 と言うテーマで人工知能と人間の知性について活発な議論がなされました。 スピーカーは以下の通りです。
特別講演:
「われ敗れたり、されど」
米長邦雄 日本将棋連盟会長
今年1月に富士通研究所の開発したコンピュータと対戦し敗北 「われ敗れたり、されど」 を語る、米長邦雄日本将棋連盟会長
基調講演1:
「シンギュラリティーの挑戦」
ニール・ジェイコブスティン氏(シンギュラリティ大学人工知能・ロボット工学部門共同議長、前総長)
(「シンギュラリティー」とはコンピューターの知能が人間を超える現象、またはその瞬間を意味する言葉)
基調講演2:
「知性について問い直す」
エリザベス・チャーチル氏(ヤフーリサーチ プリンシパル・リサーチ・サイエンティスト)
パネル・ディスカッション:
ウィリアム・ダットン氏(オックスフォード大学インターネット研究所教授)
前野隆司氏(慶應義塾大学大学院教授)
飯田弘之氏(北陸先端科学技術大学院大学教授)
ニール・ジェイコブスティン氏(シングラリティ大学人工知能・ロボット工学部門共同議長、前総長)
エリザベス・チャーチル氏(ヤフーリサーチ プリンシパル・リサーチ・サイエンティスト)
紺野登氏(多摩大学教授)、その他
左から:武部恭枝氏、紺野登氏、エリザベス・チャーチル氏、ニール・ジェイコブスティン氏、飯田弘之氏、前野隆司氏、ウィリアム・ダットン氏
総括:
「東洋の知と西洋の知が生み出す弁証法的ダイナミズム」
野中郁次郎一橋大学名誉教授
野中郁次郎氏
本日の講演内容は誠に素晴らしいものでした。
これだけの世界一流の人々が一堂に会し、人類の未来に関して討議できる 「トポス:場」 作りをされた野中先生に心から敬意を表したいと思います。
参加された方々とも種々お話をしましたが、日本医療政策機構理事長で東京電力福島原子力発電所事故調査委員会委員長だった黒川清さんや元花王会長の常盤文克さんなど多彩な参加者がおられました。
坂城町では11月15日にこの野中郁次郎先生をお招きして坂城テクノセンターで 「モノづくりからコトづくりへ ? イノベーションの知恵」 というテーマで経営セミナーを開催します。 ご期待ください。
また、以前、私が本日の講演者の1人のウィリアム・ダットンさんの著作 "Information and Communication Technologies" (「情報通信テクノロジー情報ネットワーク社会の理想と現実」)の翻訳をしたこともあって、ダットンさんと懐かしい昔話をいたしました。
ウィリアム・ダットンさんと
以下が、その本です。 (1998年の出版 新品の在庫は無いようです)
坂城町長 山村ひろし
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12/09/19 15:05
平成24年 第3回議会定例会 閉会ごあいさつ
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12/09/15 18:55
ワイン用巨峰初出荷
本日(9月15日)、坂城町ワインプロジェクトの一環として、坂城町の巨峰を初出荷しました。

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12/09/15 18:24
運動会シーズン
今日(9月15日)は、坂城町の小学校の運動会です。 坂城小学校、南条小学校、村上小学校いずれも本日開催されました。
本日は午後少し雨が降りましたが、全般的に好天に恵まれました。
私は村上小学校の運動会に参加しました。
村上小学校は明治6年六郷学校として設立され、今年で138年目を迎えます。
運動会としては93回目を迎えています。
ご挨拶する山村
騎馬帽子とり!
力を合わせて(綱引き)
先日、全国小学生陸上競技交流大会で優勝した田村純菜さんも5年生短距離走で出場 (楽々1位)
来週の土曜日には坂城町の保育園、幼稚園で運動会が開催されます。
子どもの伸び伸びとした元気な活動を見ると、物凄いエネルギーをいただく感じがしますね。
坂城町長 山村ひろし
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12/09/15 12:36
老子の続き(第67章)
この章では老子の「三寳」(さんぽう 三つの宝)について述べています。
一般的には仏教での三宝(佛・法・僧)のことを言いますが、老子は「慈、儉、先とならず」の三つを言っています。
天下皆謂我道大似不肖。 夫唯大故似不肖。 若肖、久矣其細。 夫我有三寳。 持而寳之。 一曰慈、二曰儉、三曰不敢爲天下先。 慈故能勇。 儉故能廣。 不敢爲天下先、故能成器長。 今舍慈且勇、舍儉且廣、舍後且先、死矣。 夫慈以戰則勝、以守則固。 天將救之、以慈衛之。
天下皆我が道を大にして不肖(ふしょう)に似たりと謂(い)ふ。 夫れ唯(ただ)大なるが故に不肖(ふしょう)に似たり。 若(も)し肖(に)なば、久しいかな其の細(さい)たること。 夫れ我れに三寳(さんぼう)有り。 持(じ)して之を寳とす。 一に曰(いわ)く慈(じ)、二に曰く儉(けん)、三に曰く敢えて天下の先(せん)と爲(な)らず。 慈なるが故に能(よ)く勇(ゆう)なり。 儉なる故に能(よ)く廣(くわう)なり。 敢えて天下の先と爲らず、故に能く器長(きちゃう)を成す。 今慈を舎(す)てて且(まさ)に勇ならんとし、儉を舎てて且に廣くあらんとし、後(おく)るるを舎てて且に先んぜんとすれば、死せん。 夫れ慈以(も)って戰えば則(すなわ)ち勝ち、以って守れば則ち固し。 天將(まさ)に之を救はんとす。 慈を以って之れを衛(まも)らん。
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12/09/14 04:02
「若さ」 (サミュエル・ウルマン)
先週、今週の週末は各地の敬老会にお邪魔しています。
昨年の敬老会では小川マキさんの「きずな」という歌を皆さんと一緒に歌っていましたが、今年はサミュエル・ウルマンの「若さ」という詩をご紹介しています。
この「若さ」はサミュエル・ウルマンが80歳の時に作詞し、その後、マッカーサーが好んだということで日本でも有名になりました。
原題では"Youth"というタイトルですが岡田義夫さんの訳で「青春」として有名になりました。
但し、この岡田義夫さんの訳した詩は後でリーダース・ダイジェストに掲載されたもので原詩とは一部異なっています。
今回ご紹介するものは、サミュエル・ウルマンの原詩を翻訳したものです。
一部意訳をしていますが、ご覧ください。
....................................................................
『若 さ』
(サミュエル・ウルマン詩 オリジナル版より 山村弘訳)
(1920年 出版 S.ウルマン80歳)
若さとは、生きている時間の長さではありません。
若さとは、気持ちのあり方です。
バラのような真っ赤な頬、赤い唇、しなやかな膝のことを言うのではなく、意志、想像力の質、情熱の強さなのです。
若さとは、深い、命の泉の新鮮さなのです。
若さとは、ややもすると挫けそうになる気持ちを乗り越える勇気です。
時には、60歳の人の方が20歳の青年よりも若さを持つこともあります。
人は、誰も、年の数だけで老いるのではありません。
人は、理想を捨てたときに老いてしまうのです。
年月は、皮膚にシワを刻みますが、心にシワが寄ると熱情を無くしてしまいます。
悩み事、恐れ、不信が心を歪め、気持ちを埃だらけにしてしまうのです。
人は、60歳でも16歳でも、驚きへの興味、子供のような将来への探求心、生きることについての喜びを持つことができるのです。
あなたの心、私の心の真ん中には無線の受信機があります。
この受信機が、美しさや希望、喜び、勇気などの力を、他の人から、あるいは神からメッセージとして受けることができる限り、あなたに若さがあると言えます。
しかし、そのアンテナの力が衰え、あなたの気持ちが無気力な雪におおわれ、悲観的な氷に閉ざされてしまえば、たとえあなたが20歳だろうが老いてしまうのです。
でも、あなたのアンテナが働き、前向きな電波を受け取り続けば、貴方は80歳になっても100歳になっても、若いまま生を終えることができるのです。
....................................................................
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12/09/12 17:39
びんぐし湯さん館(石風呂)
坂城町 「びんぐし湯さん館」 の改修工事が終了してから約2ヶ月経ちます。
(「びんぐし湯さん館」 http://yusankan.co.jp/ )
温泉の施設が一新され大好評をいただいております。
その中で、新しい「石風呂」は良いのだが、大きくて入りづらいという声をいただいておりました。
若干の時間がかかり恐縮でしたが、本日、石風呂周りのステップ等を設置しました。
ステップ設置前
ステップ設置後
これにより、より安全にお風呂をご利用いただけると思います。
まずは、ご連絡です。
今後ともよろしくお願いいたします。
坂城町長 山村ひろし
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12/09/11 22:48
ザンビアの竹内希さんからレポート
以前ご紹介した、JAICAの理数科教師としてザンビア共和国へ派遣されている坂城町南条金井ご出身の竹内希さんから近況をご連絡いただきました。 今後、時々レポートを送っていただけることになりました。
以下、坂城町ホームページのニュースをご覧ください。
坂城町長 山村ひろし
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ザンビアだより(第1回)
青年海外協力隊員 竹内希さん
平成24年6月末に、町出身の竹内希さんが、青年海外協力隊としてアフリカ南部に位置するザンビア共和国へ派遣されました。
竹内さんは、現在、広島大学大学院に在学中ですが、理数科教師として、ザンビア共和国の生徒数600人程の中高一貫校に派遣されています。派遣期間は2年間を予定していて、その間、ザンビアの様子や体験したことを町へ定期的に報告してくださることになりました。
- 青年海外協力隊事業
昭和40年に発足して以来、アジア、アフリカ、中近東、中南米、大洋州、東欧地域などの開発途上国に派遣し、それぞれの技術・技能を活かして派遣先の国づくり、人づくりに協力をしています。平成23年12月31日時点では、74ヶ国に2,169名の方が派遣されていて、派遣国から高い評価を受けています。
以下、竹内さんからのザンビアだよりです。
ザンビアだより 平成24年9月 竹内希
▲竹内さんの授業の様子
みなさん、こんにちは。日々暑さが増しているザンビアから、8月のできごとを報告したいと思います。
こちらの学校は、4月、8月、12月は休みです。なので、8月は学校へ誰も来ていないだろうと思いながら配属校へ行ってみると、なんと補講をしていました!!私の学校は、仕事に対して熱心な教師が多いように思います。また休み中の授業では、生徒から普通の授業料とは別に、料金を徴収していました。しかし、その学校の生徒に関わらず、他校の生徒も料金さえ払えば授業に参加できるため、地域に開かれたとても良い学校だと思います。
そして、私はこの休みの時期を利用し、先輩隊員の学校へ教育実習を受けに行ってきました。実習内容は、ザンビア教師の授業見学や、先輩隊員との共同授業です。ザンビアは、小学校高学年から英語で授業が行われます。英語での授業は、1人では苦戦することも多いですが、先輩隊員と共同でやることで、授業準備の仕方、授業の雰囲気作りなど、多くのことを学べました。また、ザンビアの授業ではほとんど教材が使われないため、アクティビティを入れた授業を行うと、生徒たちは興味関心がとても高まったようでした。私自身も、楽しそうに授業を受ける生徒を見て、嬉しくなりました!!
また、私は広島大学大学院が青年海外協力隊と提携して行っている、ザンビア・プログラムというプログラムの一環でも参加しています。これは、青年海外協力隊での経験が大学院の単位として認定されると共に、日本に帰国後、協力隊の経験を修士論文に書くことができるという制度です。
そして、そのプログラムの1つの行事に、ザンビア大学との研究発表会があります。今年は、8月23日に行われました。私も、来年ここで研究発表を行う予定です。今年も広島大学院生以外にも、協力隊の方やザンビア大学の方も発表をして下さりました。来年も充実した交流会になるよう、一同励んでいきたいと思います。興味のある方は、広島大学大学院国際協力研究科のホームページをご覧ください。
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12/09/11 04:27
老子の続き(第66章)
この章にはよく、「後己」 というタイトルが付けられます。 まさに大人物であればあるほど、「己を後ろにする」 ということです。
江海所以能爲百谷王者、以其善下之。 故能爲百谷王。 是以聖人欲上民、必以言下之、欲先民、必以身後之。 是以聖人處上而民不重。 處前而民不害。 是以天下樂推而不厭。 以其不爭故天下莫能與之爭。
江海(かうかい)の能(よ)く百谷(ひゃくこく)の王たる所以(ゆえん)の者は、其の善く之に下るを以(も)ってなり。 故に能く百谷の王爲(な)る。 是(ここ)を以って聖人民に上(うへ)たらんと欲せば、必ず言(げん)を以って之に下る。 民に先(さき)んぜんと欲せば、必ず身を以ってこれに後(おく)る。 是を以って聖人上に處(お)るも民重(おも)しとせず。 前に處るも民害(がい)せず。 是を以って天下楽しみ推(お)して厭(いと)はず。 其の爭はざるを以っての故に天下能(よ)く之と爭う莫(な)し。
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12/09/10 07:33
刀剣技術研修会
現在、坂城町の「鉄の展示館」(館長:山村弘)では9月1日より 11月25日まで鉄の展示館開館10周年特別企画として 「宮入小左衛門行平?祈りのかたち」 を開催しております。
http://www.town.sakaki.nagano.jp/event/W005H0000053.html
この期間中種々の特別プログラムが予定されておりますが、9月7日から9日まで隣接の中心市街地コミュニティセンターで刀職者技術研修会が開催されました。
本研修会には、全国から33名の研修生が参加し、作刀、研磨、鞘、白銀(刀身の手元の部分に嵌める金具)、柄巻部門に分かれて熱心に講師のみなさんの技法を学んでいました。
昨日(9日)には、私が長年懇意にさせていただいている、金沢工業大学石川憲一学長、畝田道雄准教授、(公)日本工学教育協会剣持庸一専務理事がお出でになりました。
左から:宮入刀匠、金沢工大畝田准教授、石川学長、山村、日本工学教育協会剣持専務理事
金沢工業大学の石川学長、畝田准教授はお二人とも刀剣についてご造詣が深く宮下学芸員とも大変深い議論をさせていただきました。
来年あるいは再来年には「刀を科学する」というようなテーマで特別展示ができればと考えております。
技術の町坂城町の原点とも言える刀剣作りを大切に育てていきたいと考えております。
坂城町長 山村ひろし
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12/09/09 09:32
敬老の日
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12/09/06 17:41
幹部社員教育に鉤役(かんやく)
昨日(9月5日)、本日の2日にわたり、富士通さんからの依頼により、幹部社員教育のお手伝いを実施しました。 (GKI/D・・Fujitsu Global Knowledge Institute Divelopment プログラム)
富士通研修者へのお話
本研修には長野の言葉である 「鉤役あるいは官役」から 、「”KANYAKU” 体験研修」 と名づけ、下草刈りなどの森林整備、ねずみ大根の試し堀り、ならびに播種作業など、都会の大企業では体験できないようなプログラムを組み入れ、非日常的な空間からマネジメントを学んでいただきました。
「びんぐし山」での下草刈り
ねずみ大根の種まき
また、昨年から実施している坂城の若手経営者の研修プログラム「坂城町経営革新塾」の受講者の皆さんとの合同セッションも行いました。
坂城町経営革新塾のメンバーとの交換会
大変熱心なディスカッションが行われました。
坂城の若手経営者の議論にも素晴らしいものがあり、お互い大いに刺激を受けていたようです。
修了書の授与
富士通GKI/Dプログラム修了者全員と
閉塞する日本経済の中、若きエネルギーに期待したい。
また、今回の研修の中から新たなビジネスが発生することもあわせて期待しています。
*本研修の実施にあたっては、「坂城町商工会」「びんぐし湯さん館」「味ロッジわくわくさかき」「かいぜ」「鉄の展示館」「坂城町林業委員」「ねずみ大根振興協議会」(特に山?進一さんには特別にご指導いただきました)それに坂城町役場のスタッフにお世話になりました。感謝です。
坂城町長 山村ひろし
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12/09/04 10:11
十六夜観月フェスティバル
先日(9月2日)、十六夜観月殿(いざよいかんげつでん)と網掛公民館を使って 「十六夜観月フェスティバル」 が開催されました。(実行委員長:宮入宗乗網掛区長)
坂城町網掛にある、「十六夜観月殿」は月見堂ともいわれ、千曲川を眼下に望み、坂城町全域を一望におさめることのできるまさに景勝の地に建っています。
この観月殿は元中年間(1384〜1392)に村上満清が建立をしたと言われていますが、その後、戦火に会って焼失し、寛永年間(1624〜1645)、郷人によって再建されました。
貞亨5年(1688年)8月16日、芭蕉が十六夜の月を詠んでいます。
「いざよひもまだ更科の郡かな」(更科紀行)
何百年に亘って続けられている句会ですが、今年から小学生も参加し、名も新たに 「十六夜観月フェスティバル」 として開催されました。
このような形で坂城の文化・伝統を継承されておられることに敬意を表します。
観月殿を取り囲んで子供たちも参加
網掛公民館でのパーティー(私はパーティのみ参加)
今年はオリンピックが開催されたこともあり、賞は「金、銀、銅」になりました。
いずれも優秀句ばかりで感服しました。
以下、受賞句をご紹介します。
兼題:(金賞句のみ)
「秋の暮」・・・震災の 傷跡残し 秋の暮 (塚田正平)
「十六夜」・・・母の手を とり十六夜の 月を待つ (大山翠風)
「案山子」・・・案山子立て 豊穣祈り 旅に立つ (宮?郁子)
席題:(金賞句のみ)
「蜩(ひぐらし)」・・・蜩や 夕餉の支度 せかされて (藤本貞子)
「敬老の日」 ・・・・・親不孝 心に刻む 敬老日 (宮?義也)
選者吟:
十六夜や 里連綿と 詩を詠む (大井宗斉)
去り際の 言葉は温し 秋の暮 (宮入照雲)
物いわず 案山子世情の 今映す (宮入透玄)
こどもの部: 兼題・・・「流れ星」「あきまつり」
「優秀賞」
空の下 みんなでねがう 流れ星 (児玉陽菜乃)
夕暮れに 今年もいわう 秋祭り (児玉陽菜乃)
流れ星 願いを言う間に 消えていく (宮嵜春花)
流れ星 みんなつぶやく 願い事 (宮嵜優花)
子供たちの作品への講評と表彰
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
8月30日に俳人の朝吹英和さんが十六夜観月殿に来られました。
宮入宗乗ご住職にご案内いただきました。
左から:宮入宗乗さん、山村、朝吹英和さん、奥様
後日、朝吹さんから十六夜観月殿に因んだ句を送っていただきました。
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12/09/04 04:23
老子の続き(第65章)
この章は、一見、「愚民政治」を推奨しているかのようですが、そうではなく、老子が一貫して主張している 「小利口な」 「小賢しい」 人間ばっかり増やしてはいけないということです。
古之善爲道者、非以明民。將以愚之。民之難治、以其智多。故以智治國、國之賊、不以智治國、國之福。知此兩者、亦楷式。常知楷式、是謂玄徳。玄徳深矣遠矣、與物反矣。乃至於大順。
古えの善く道を爲(をさ)むる者は、以(も)って民を明らかにするに非ず。 將に以ってこれを愚(ぐ)にせんとす。 民の治め難(がた)きは、その智の多きを以ってなり。 智を以って國を治むれば、國を之れ賊(ぞく)し、智を以って國を治めざれば、國を之れ福す。 此の兩者を知るも、亦(また)楷式(かいしき)なり。 常に楷式を知る、是(これ)れを玄徳(げんとく)と謂(い)ふ。 玄徳は深く遠し。 物と反(はん)す。乃(すなわ)ち大順(たいじゅん)に至る。
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12/09/03 16:00
学校での催し(坂城中学校、坂城高校)
9月に入り、いささか過ごしやすくなってまいりました。
スポーツの秋、文化の秋でもあり、学校でもいろいろな行事が開催されています。
先日お邪魔した、坂城中学校と坂城高校の催しの一部をご紹介します。
1.坂城中学校
9月1日に「第54回更埴教育研究集会」が坂城中学校で開催されました。
更埴地区の先生方、PTAの方々を中心にして約400名の方が18の分科会、講演会などに熱心に参加されていました。
分科会は18もあり、一通り拝見しましたがいずれもチャレンジングな教育についての新しい取り組み方について活発な質疑応答がなされていました。
「動くおもちゃ」を紹介される、坂城小学校の若林学校長
小林いせ子先生の指導による「読み聞かせ」の指導
講演会では、大正大学人間関係学部の玉井邦夫教授により「通常学級における特別支援教育のあり方」についてというテーマで誠にわかりやすく具体的な事例を踏まえ「特別支援教育」の意義についてお話をしていただきました。
大正大学人間関係学部玉井邦夫教授
熱心に講演を聞かれる先生方
2.坂城高校
坂城高校では第52回葛尾祭が9月1日、2日にわたり開催されました。
種々の催し物が行われましたが、その中で、坂城高校JRC(青少年赤十字)の皆さんによる、「坂城駅前のバリアフリー観察」の掲示板がありました。
これは坂城駅前を中心としたバリアフリーマップで、ハンディキャップのある方、ご高齢の方でも安心して通行できる場所を観察していただきました。
なかなかの労作です。 坂城町としても是非参考にさせていただきます。
また、埼玉工業大学の情報工学科(井門先生)による特別展示などもありました。
左は埼玉工業大学井門俊治教授、右は 「初音ミク」の画面の前で実演に参加している上田ケーブルテレビのアナウンサー
坂城町長 山村ひろし
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12/09/03 15:50
平成24年 第3回坂城町議会定例会 招集あいさつ
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12/09/01 05:34
「スマートタウン坂城」 次のステップに進む
昨年から、坂城町全体のエネルギーの効率的利用を図る「スマートタウン坂城」の研究を進めてまいりましたが、昨日(8月31日)、信州大学ならびに坂城町の企業とともに新たな研究事業を進めることになり共同で記者会見を行いました。
「産学官連携によるグリーンイノベーション研究支援事業」です。
左から:三浦義正信州大学副学長、山村、 桜井雅史 さかき産学官連携研究会会長
詳細については、以下の坂城町公報記事をご覧下さい。
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「産学官連携によるグリーンイノベーション研究支援事業」
▲写真左から
・信州大学工学部 田中清教授
・信州大学工学部 天野良彦教授
・信州大学 三浦義正副学長
・山村町長
・さかき産学官連携研究会会長 ?桜井製作所 桜井雅史代表取締役社長
・?栗林製作所 吉満高広代表取締役社長
・宮後工業? 中村水男常務取締役
8月31日(金)、坂城町役場で「産学官連携によるグリーンイノベーション研究支援事業」の記者発表が行われました。
当町では、昨年度から坂城町スマートタウン構想を立ち上げ、エネルギーの効率的利用に向けた取り組みを始めました。その一環として、本年度、信州大学様・テクノさかき工業団地内企業様(宮後工業?様、?栗林製作所様)・町の“産学官連携”によるグリーンイノベーション研究支援事業を行います。
本事業は、工業団地内企業にスマートメータ(通信機能を持った、従来の電力計より細かいデータを収集できる次世代電気メータ)を設置して電気を『見える化』し、エネルギーをより効率的に利用することを目的としており、当初はテクノさかき工業団地での取り組みですが、将来的には町全体に波及させることを目指します。
記者会見は約1時間にもおよび、詳しく質疑応答がなされました。
坂城町長 山村ひろし
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