17/09/25 11:00

第11回TOPOS(トポス)会議

 先週(9月22日)東京六本木ヒルズで、第11回TOPOS(トポス)会議が開催されました。

 今まで10回まで毎回参加していましたが、今回は坂城町議会の最終日と重なり残念ながら出席出来ませんでした。 私に代わり、坂城町企画政策課の田子謙介さんに参加してもらいました。

 今回のテーマは 「21世紀にふさわしい日本的経営を構想する」 です。

 また、議論の前提として、「日本企業にはイノベーションが求められる」 とし、その論点として 「イノベーションに適した経営システムは」 とです。

 多くのパネラーが種々メッセージを発していますが、その中で、評論家中野剛志氏の講演内容のエッセンスを田子さんからお聞きしましたので、その内容を、以下、ご紹介します。

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 「イノベーションとは未来という不確実性に向けて資源を動員することである」

 言い換えると・・・・・

 

 → リスクが大きい(成功確立が低い)

 → 長い年月を要する(簡単には達成できない)

 → 大規模な資源を要する(ヒト・モノ・カネ)

    ⇒ 上記3点をクリアーしないとイノベーションは起きない。

 

 一方で日本企業の考え方は・・・

 

 → 何かあたらしいものに着手しようとする場合、「期待される利益」 を定量的指標に基づいて示す必要がある

     ⇒ 最初の段階で定量的指標を示すことは不可(cf:未来という不確実性に向けて・・・)

 

 → 短期的な利益を追求し評価する傾向にある(ex:株式市場)

     ⇒ 長期的な取り組みが困難

 

 つまり、日本企業はイノベーションを起こしにくい条件が整っている

 

 イノベーションによりもたらされる効果は、スタートの段階では図れないものであるから、イノベーションを起こそうとするならば、その試みを正当化するために 「壮大な夢」 として利益以外の価値で図り(ex:難病治療)、それが社内で共感され(ex:価値観・信頼関係≒閉鎖的・硬直的な組織)、長期的な取組(長期雇用)として行うことが必要

 また、会場内のアンケートで以下のような意見がまとめられた

 

 「自分が経営者ならば、ROEよりもイノベーションを推進するように伝えられるか?」

 回答は、

 ⇒ YES:約60%、 NO:約40%

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 以下、主催者ホームページの案内文を掲載します。

 

21世紀にふさわしい日本的経営を構想する

第11回トポス会議

半世紀前の1968年、日本は敗戦直後の8倍強という経済成長を実現し、アメリカに次ぐ世界第2位の経済大国になった。ここまで劇的な発展を遂げた国はいまだ世界的に例がなく、当時は「東洋の奇跡」(Japanese miracle)といわれた。 

この歴史的成功は、初期こそ景気や為替などマクロ経済的要因の影響が大きかったが、中期以降は、いわゆる「日本的経営」という、日本独自のマネジメント・システムの賜物にほかならない。

しかしその後、それこそ日本的経営が得意とする継続的改善は、生産現場のレベルで留まり、マネジメントの改善・進化には至らなかった。むしろ、成功の罠とバブル崩壊後の自信喪失から日本的経営を否定し、アングロサクソン流の経営手法を安易に導入してしまった(一方、欧米企業は日本企業を虚心に研究し、その長所や強みを取り込み、マネジメントの幅と深さを増していった)。

21世紀にふさわしい日本的経営を構想する――。

第2ステージを迎えたトポス会議では、この挑戦をテーマに掲げ、戦後の成長とバブル後の停滞について、一貫した論理に基づいて再検証するとともに、新しい着想や萌芽的事例を紹介しながら、日本企業らしいマネジメント・イノベーションの姿について議論する。

日本企業の中に理想形を見出したピーター・ドラッカー、『ジャパン・アズ・ナンバーワン』の著者エズラ・ヴォーゲル、『ジャパニーズ・マネジメント』の著者リチャード・パスカルなど、アメリカの経営研究家たちはなぜ日本的経営を高く評価したのか。日本的経営のエートスは改善が主であり、イノベーションや変革は例外的だったのか(もちろんその限りではない)。日本的経営を進化させることで、日本企業はその可能性を覚醒させられるのではないか――。 

世界的マネジメント・グールーの一人であるヘンリー・ミンツバーグ、『新・日本の時代』(Japan Remodeled)で日本の変化のパターンを示したスティーブン・ヴォーゲル、そしてヨーロッパ・ドラッカー・ソサイエティ理事長リチャード・ストラウブ、野中郁次郎とともに日本的経営の実際を観察・研究してきた加護野忠男などのフロニモス(賢人)たち、そしていままさに新しい日本的経営を創造しつつあるビジネス・エグゼクティブたちとの討議を通じて、目指すべき針路について考える。

13時20分〜13時30分 プロローグ
13時30分〜15時 セッション1: イノベーション経営の時代の日本的経営
15時〜16時20分 セッション2: 日本的経営の根幹的価値観とシステム
16時20分〜16時35分 休憩
16時35分〜18時 セッション3:日本の社会の潜在力と企業
18時〜18時30分 総括: 野中 郁次郎(一橋大学 名誉教授)
18時30分〜20時30分 ネットワーキング・セッション

 

ジェローム・シュシャン
ジェローム・シュシャン氏-w3i-Chouchan
ゴディバ ジャパン株式会社
代表取締役社長
濱松 誠
濱松誠氏-w3i-hamamatsu
One JAPAN
共同発起人・代表
鎌田 由美子
鎌田由美子氏-w3i-kamata
カルビー株式会社
上級執行役員
工藤 禎子
工藤禎子氏-w3i-kudo
株式会社三井住友銀行
常務執行役員
中野 剛志
中野剛志氏-w3i-nakano
評論家
リチャード・ストラウブ
リチャード・ストラウブ氏-w3i-straub
ヨーロッパ・ピーター・ドラッカー・ソサイエティ
創設者兼理事長

グローバル・ピーター・ドラッカー・フォーラム
理事長
玉川 憲
玉川憲氏-w3i-tamagwa
株式会社ソラコム
代表取締役社長
スティーブン・K・ヴォーゲル
スティーブン・K・ヴォーゲル氏-w3i-vogel
カルフォルニア大学バークレー校
教授
藤野 道格
【ビデオ・メッセージ】
藤野道格氏-w3i-Fujino
ホンダ エアクラフト カンパニー
社長兼CEO
加護野 忠男
【ビデオ・メッセージ】
加護野忠男氏
神戸大学
名誉教授
ヘンリー・ミンツバーグ
【ビデオ・メッセージ】
ヘンリー・ミンツバーグ氏
カナダ マギル大学
教授

コーディネーター/総括

羽田 未蘭野
羽田未蘭野氏
キャスター
紺野 登
紺野登氏
多摩大学大学院教授
(トポス会議発起人)
野中 郁次郎
野中 郁次郎
一橋大学名誉教授
(トポス会議発起人

 

 坂城町長 山村ひろし

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